マルディーニ氏、伊代表の問題点を指摘「チーム作りを待っている時間はない」

2018.04.11 00:00 Wed
元イタリア代表のパオロ・マルディーニ氏が9日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、イタリア代表や古巣のミランについて自身の見解を述べた。

マルディーニ氏は、イタリアサッカー連盟(FIGC)の副コミッショナーを務める元同僚のアレッサンドロ・コスタクルタ氏と面会したことを明かし、かねてから囁かれている代表スタッフ入りについて前向きな姿勢を見せた。

「コスタクルタと話をした。特に彼のような友人との話し合いを断ることは難しいよ。いつでも話には応じる。一緒に協力できる場がないか探っているところだ。もし実現しなければ、フォルツァ(頑張れ)、イタリア」

また次期イタリア代表監督について話題が及ぶと、問題点を指摘した。

「理想の代表監督? 問題はまさにそこだと思う。イタリアでは、将来を見据えたチームづくりをする監督は受け入れられないのだと思う。ユーロが控えており、予選を通過できるよう良いパフォーマンスを見せなければならない。イタリアに待っている時間などないんだ。若手選手やプロジェクトについては、もう少し将来を見据えた長期的な計画ができるだろう」

■ミランの元同僚ガットゥーゾの手腕を称賛続いてミランのレジェンドは、元同僚でもある指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾを称賛した。

「リーノ(ジェンナーロの愛称)は、チームを統率し、戦術面でも多くの人々を驚かせた。このチームの転換点になったと言わざるを得ない。現段階で他の指揮官に例えるつもりはないが、今後、結果が出れば明らかになるだろう。彼のこれまでの功績や、今後の貢献を考えれば、ミランの指揮官として相応しい契約を提示したのは正しかったと思う」

一方、昨シーズン同様の好パフォーマンスが見せられていないミランの守護神GKジャンルイジ・ドンナルンマについては、19歳という年齢を考慮し、理解を求めた。

「昨シーズン、彼が冷静さを保ち続けていたことに非常に驚いた。今は少しプレッシャーを感じているのかもしれない。彼の価値を考える場合、彼の年齢を確認してほしい。そうすれば彼が真のフェノーメノ(怪物)であることが理解できるだろう」


提供:goal.com

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