「成長するきっかけをくれたのは、自分にNOと言ってくれる人だった」GK川島永嗣、ハリル解任を受けて胸中を明かす2018.04.10 09:50 Tue

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Getty Images
▽ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任を受けて、メスに所属する日本代表GK川島永嗣が心境を明かした。

▽日本サッカー協会(JFA)は9日、JFAハウスで緊急会見を開き、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督(65)の解任を発表した。ハリルホジッチ監督は、2015年3月にハビエル・アギーレ監督の後任として日本代表の監督に就任。ロシア・ワールドカップ アジア最終予選では、初戦のUAE代表戦で敗れながらも、その後は順調に結果を残し、グループ首位で6大会連続6度目のワールドカップ出場に導いた。

▽しかし、その後のヨーロッパ遠征やEAFF E-1サッカー選手権では成績が振るわず。3月下旬のマリ代表、ウクライナ代表といったロシアW杯グループリーグの相手を見据えた試合でも1分け1敗。そこから約10日後、「コミュニケーションと信頼関係に問題があった」との理由でハリルホジッチ監督への解任が告げられた。

▽これを受けて川島は自身のオフィシャルブログを更新。「久々に書く内容がこんな内容になるとは思っていなかった」という書き出しから胸中を明かしている。

「久々に書く内容がこんな内容になるとは思っていなかったけど、今日ハリルさんが解任になったことを聞いて正直驚かされました」

「サッカーの世界では一日ですべてが変わるのは日常」

「昨日いた選手が挨拶もなく今日はもういなくなっている、監督が解任になって、次の日には違う監督が突然チームを指揮する」

「大きく批判された選手が次の試合ではヒーローになれば逆も然り。僕たちはとても変化のスピードが早い世界で生きている。それが日常だ」

「それでも、監督も同じように4年に一回だけの、国の威信をかけた、すべてのサッカー選手にとっての夢の舞台、W杯という舞台に、すべての情熱とエネルギーを費やしてきたはず」

「その1人の人間の夢が奪われてしまったことは、同じ夢を目指している選手として心から残念に思う」

「チームで一番の責任を背負わされるのは監督かもしれない。でも、ピッチの上で勝利のために足を動かせるのは選手でしかない」

「今回の出来事を受けて、自分にもっとできることがあったのではないかと、後悔の念で頭が一杯だ」

「フランス語で彼が放つ言葉とその裏にどんな意図があるのか、それが分かっていたからなおさらだ」

「フランスでもヴァイッドは厳しい監督で有名だ。クレイジーだと言っても誰も驚かないだろう。でも、彼自身の選手時代にも自分自身にも厳しかったこともとても有名だ」

「だからいつだってヴァイッドの要求は僕にも厳しかった。褒められたことは一度もない。代表も外された。お前は代表に呼ばれる立ち場にないとも言われた」

「でも、キャリアの中で、成長するきっかけをくれたのは、いつだって自分にNOと言ってくれる人だった」

「ある監督が言ったことが僕の心にいつも残っている」

『真実というのは心が傷つくものだ、でも、それから耳をそむけてはいけない』

「ヴァイッドはとても厳しかった。でもいつだって選手が成長する事を考えている監督だった。その裏にはいつも選手を想う愛があったし、ピッチの外ではお茶目なおじいちゃんのようだった」

「僕らの日常は変わらない。変化の真っ只中で生き続けなければいけない」

「でも振り返らずに、前を向く事も出来なければ、責任を感じずに、次へ進む事も出来ないだろう」

「感謝の気持ちは伝えたくても伝えきれない。それは彼が残したW杯出場という功績に対してだけでなく、本気で自分を成長しようとぶつかってきてくれた情熱に対してもだ」

「2カ月後に迫っているW杯を、3年間共に目指してきた監督と一緒に戦えなくて心から残念に思う」

「ヴァイッドがかけた3年間。そして応援し続けてくれている日本中の皆さんのためにも、日本代表は成長した姿で本大会を戦いにいかなければいけない」

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