【J1ピックアッププレビュー】通算成績互角の両者による攻撃vs攻撃の神奈川ダービー!《横浜FMvs川崎F》
2018.04.07 23:00 Sat
▽明治安田生命J1リーグ第6節が7日から8日にかけて行われる。今節はダービーマッチが3試合開催。その一つが8日に10位・横浜F・マリノス(勝ち点7)が、3位・川崎フロンターレ(勝ち点10)を本拠地・日産スタジアムに迎える“神奈川ダービー”だ。
◆攻撃vs攻撃…次の1勝はどちらに
▽これまでの神奈川ダービーは守備の横浜FMと、攻撃の川崎Fという構図だった。しかし、横浜FMは今シーズンに就任したアンジェ・ポステコグルー監督によってスタイルを一新。GKを含めた最終ラインからのビルドアップやハイライン・ハイプレッシャーをベースとするアタッキングフットボールに転換した。
▽新生横浜FMが、攻撃的サッカーを伝統としてきた川崎Fに立ち向かう例年とは異なる攻撃vs攻撃の神奈川ダービー。ちなみに両者の通算成績は12勝4分け12敗と互角だ。次の勝利を手にするのは、新スタイルに手ごたえを掴みつつある横浜FMか、攻撃サッカーで近年Jの強豪クラブとして君臨する昨季王者・川崎Fか。白熱した一戦になること間違いない。
◆ダービー勝利を新戦術への自信に〜横浜F・マリノス〜
▽リーグ戦初白星を手にするまで4試合を要したものの、続く前節には開幕から好調だった清水エスパルスを1-0で下して連勝。ポステコグルー監督は「もっと2点目、3点目を取れるチームにしていきたい」とコメントしつつも、徐々に連携は深まりつつある。また、ミッドウィークに行われたYBCルヴァンカップ第3節のアルビレックス新潟戦でも勝利したことでチーム全体の雰囲気も良好だ。
▽2019年のラグビーW杯開催に伴う改修工事により、今節が日産スタジアムでの初のホーム試合。さらに相手は同じ神奈川県にホームタウンとする川崎Fだ。今シーズンから掲げる攻撃的スタイルが、昨シーズンのJ1王者相手にどこまで通用するか。日産での初勝利、ダービーでの勝利を手にすることで新戦術への自信を深めたい。
▽リーグ戦では好調を維持してきた川崎Fだが、天王山となった前節のサンフレッチェ戦では試合終了間際に不可解な判定でゴールを取り消される不運もあり、0-1で敗戦。今シーズン初黒星と共に首位から陥落、さらに昨シーズンから続いていたリーグ戦連続無敗記録も19試合でストップした。
▽また、ミッドウィークにはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ敗退が決定。さらに、その中で迎えた上海上港戦では、善戦するも1-1で引き分けてまたもACL初勝利を手にすることができず。前節の無得点、ACL敗退を払しょくする内容でダービーを制し、嫌な流れを断ち切りたいところだ。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆横浜F・マリノス[4-3-3]
DF:松原健、中澤佑二、ミロシュ・デゲネク、山中亮輔
MF:扇原貴宏、天野純、大津祐樹
FW:オリヴィエ・ブマル、ウーゴ・ヴィエイラ、ユン・イルロク
監督:アンジェ・ポステコグルー
▽アクシデントが起こらなければ、前節同様の先発メンバーを送り出すことになり、前節新天地デビューを飾ったMF大津祐樹、リーグ戦初先発を飾ったFWオリヴィエ・ブマルが引き続き先発に名を連ねそうだ。先月に右足首を負傷したMF喜田拓也は、6日の練習に部分合流したものが欠場を予想する。
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
DF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:森谷賢太郎、エドゥアルド・ネット
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
▽ミッドウィークのACL・上海上港戦ではメンバーを入れ替えて戦ったこともあり、多少疲労は緩和されたか。しかし、広島戦でDF登里享平が負傷交代したことでここ数試合でセンターバックを務めていたDF車屋紳太郎が左サイドバックへずれ、DF奈良竜樹がMF谷口彰悟とセンターバックでコンビを組むことになりそうだ。また、代表戦で左ふくらはぎを痛めたMF大島僚太は、6日の練習でフルメニューを消化したが、ベンチスタートを予想する。さらにここに来て、今シーズンに横浜FMから加入したMF齋藤学が今週試合形式の練習で主力組に入るなど、ベンチ入りの可能性も浮上。古巣戦での新天地デビューもあるかもしれない。
【注目選手】
◆FWウーゴ・ヴィエイラ(横浜F・マリノス)
◆DF奈良竜樹(川崎フロンターレ)
◆攻撃vs攻撃…次の1勝はどちらに
▽これまでの神奈川ダービーは守備の横浜FMと、攻撃の川崎Fという構図だった。しかし、横浜FMは今シーズンに就任したアンジェ・ポステコグルー監督によってスタイルを一新。GKを含めた最終ラインからのビルドアップやハイライン・ハイプレッシャーをベースとするアタッキングフットボールに転換した。
◆ダービー勝利を新戦術への自信に〜横浜F・マリノス〜
▽リーグ戦初白星を手にするまで4試合を要したものの、続く前節には開幕から好調だった清水エスパルスを1-0で下して連勝。ポステコグルー監督は「もっと2点目、3点目を取れるチームにしていきたい」とコメントしつつも、徐々に連携は深まりつつある。また、ミッドウィークに行われたYBCルヴァンカップ第3節のアルビレックス新潟戦でも勝利したことでチーム全体の雰囲気も良好だ。
▽2019年のラグビーW杯開催に伴う改修工事により、今節が日産スタジアムでの初のホーム試合。さらに相手は同じ神奈川県にホームタウンとする川崎Fだ。今シーズンから掲げる攻撃的スタイルが、昨シーズンのJ1王者相手にどこまで通用するか。日産での初勝利、ダービーでの勝利を手にすることで新戦術への自信を深めたい。
◆ダービー勝利を復調のきっかけに〜川崎フロンターレ〜
▽リーグ戦では好調を維持してきた川崎Fだが、天王山となった前節のサンフレッチェ戦では試合終了間際に不可解な判定でゴールを取り消される不運もあり、0-1で敗戦。今シーズン初黒星と共に首位から陥落、さらに昨シーズンから続いていたリーグ戦連続無敗記録も19試合でストップした。
▽また、ミッドウィークにはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ敗退が決定。さらに、その中で迎えた上海上港戦では、善戦するも1-1で引き分けてまたもACL初勝利を手にすることができず。前節の無得点、ACL敗退を払しょくする内容でダービーを制し、嫌な流れを断ち切りたいところだ。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆横浜F・マリノス[4-3-3]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:飯倉大樹DF:松原健、中澤佑二、ミロシュ・デゲネク、山中亮輔
MF:扇原貴宏、天野純、大津祐樹
FW:オリヴィエ・ブマル、ウーゴ・ヴィエイラ、ユン・イルロク
監督:アンジェ・ポステコグルー
▽アクシデントが起こらなければ、前節同様の先発メンバーを送り出すことになり、前節新天地デビューを飾ったMF大津祐樹、リーグ戦初先発を飾ったFWオリヴィエ・ブマルが引き続き先発に名を連ねそうだ。先月に右足首を負傷したMF喜田拓也は、6日の練習に部分合流したものが欠場を予想する。
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:チョン・ソンリョンDF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:森谷賢太郎、エドゥアルド・ネット
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
▽ミッドウィークのACL・上海上港戦ではメンバーを入れ替えて戦ったこともあり、多少疲労は緩和されたか。しかし、広島戦でDF登里享平が負傷交代したことでここ数試合でセンターバックを務めていたDF車屋紳太郎が左サイドバックへずれ、DF奈良竜樹がMF谷口彰悟とセンターバックでコンビを組むことになりそうだ。また、代表戦で左ふくらはぎを痛めたMF大島僚太は、6日の練習でフルメニューを消化したが、ベンチスタートを予想する。さらにここに来て、今シーズンに横浜FMから加入したMF齋藤学が今週試合形式の練習で主力組に入るなど、ベンチ入りの可能性も浮上。古巣戦での新天地デビューもあるかもしれない。
【注目選手】
◆FWウーゴ・ヴィエイラ(横浜F・マリノス)
J.LEAGUE PHOTOS
▽横浜FMのダービー勝利のカギを握るのはFWウーゴ・ヴィエイラだ。Jリーグ2年目を迎え、ここまでリーグ戦3試合連続ゴール中。前節の清水戦では「よく練習している形」と口にするDF山中亮輔のクロスから決勝点を記録し、選手間での連携に手ごたえを示した。チームとしては発展途上の段階なだけに、ここまでの好調を維持して勝利に導きたいところ。昨シーズンにも得点を記録した川崎Fからの4試合連続ゴールに期待がかかる。◆DF奈良竜樹(川崎フロンターレ)
(C)CWS Brains,LTD.
▽川崎Fのキープレイヤーは、奈良だ。昨シーズン相棒の谷口と共にJ1初優勝を成し遂げたチームを後方から支え続けた奈良だが、今シーズンは軽率なミスや持ち前のガッツが裏目に出てしまうことが続き、最近では左サイドバックを本職とする車屋にポジションを譲る形となっていた。そんな中、広島戦で登里が負傷したことで先発濃厚。暗雲立ち込めるチームを引き締め、独特な攻撃スタイルを展開する横浜FMを封じることで挽回したい。
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