【日本代表プレビュー】仮想セネガル相手にどこまで“トライ”できるか
2018.03.23 12:30 Fri
▽日本代表は23日、国際親善試合でマリ代表と対戦する。昨年12月に行われたEAFF E-1サッカー選手権以来となる日本代表の活動。約3カ月ぶりとなる代表活動は、ロシア・ワールドカップに向けた最後のサバイバルとなる。
◆23人に生き残るためのサバイバル
▽W杯までは残り3カ月弱となった。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「おそらく(5月30日の)ガーナ代表戦が終わって、5月31日になると思う」と本大会に向けたメンバー決定の時期を明かした。
▽それまでの代表活動はこのベルギー遠征の2試合が最後。あとは選手個人が各クラブで活躍を見せるしかない。ハリルホジッチ監督が直に選手の状態を確認できるこのチャンスは、選手たちにとっては非常に重要な期間となるだろう。
▽当落線上にいる選手にとっては特に重要なアピールの場となる。試合だけでなく、トレーニングからもアピールは必要となり、チームに何をもたらせられるかが重要となるだろう。
◆初めてのマリ
◆確認とトライ
▽一方で、FW中島翔哉(ポルティモネンセ)が初招集。また、E-1サッカー選手権で招集されたMF大島僚太(川崎フロンターレ)も復帰。クラブで調子を上げているFW宇佐美貴史(デュッセルドルフ)、FW本田圭佑(パチューカ)も招集を受けた。クラブで調子を上げている選手の状態確認、日本代表のチーム、スタイルにどれだけフィットさせられるかは、短い時間ながら確認する必要がある。選手としては、しっかりとピッチ上で結果を残したいところだ。
★予想フォーメーション[4-3-2-1]
DF:酒井高徳、昌子源、槙野智章、長友佑都
MF:森岡亮太、長谷部誠、山口蛍
MF:久保裕也、宇佐美貴史
FW:大迫勇也
▽予想をするのが難しいメンバーとなっているが、GK川島永嗣、センターバックコンビのDF昌子源、DF槙野智章、ボランチのDF長谷部誠は固いと見る。1トップもFW大迫勇也かFW杉本健勇が予想されるが、杉本の状態を考えると大迫をチョイスするだろう。
▽難しいのはサイドの人選だ。まず、右サイドバックは前述のとおり酒井宏が負傷離脱。招集されているメンバーでも、DF遠藤航は負傷しており、酒井高徳もケガを抱えている。E-1サッカー選手権でも試したDF植田直通という手もありそうだが、ここは酒井高と予想。左はDF長友佑都で間違いないと言いたいところだが、右サイドバックに長友を回し、DF車屋紳太郎を起用する可能性もある。
▽また、前線も難しいところだ。FW本田圭佑、FW久保裕也、FW小林悠が候補の右サイドは久保、左はより難しく、FW中島翔哉、FW原口元気、FW宇佐美貴史が候補に挙がる中、宇佐美と予想する。クラブでの好調ぶりはスターティングメンバーで見たいところ。守備面を考慮すれば原口を選ぶことになるだろう。中島は後半からと予想する。
▽インサイドハーフは、これまでのレギュラーであるMF山口蛍を起用すると予想。残りの1枠はMF森岡亮太、MF柴崎岳が候補となるだろう。ここは、チームでも結果を残している森岡が先発すると予想する。MF大島僚太が起用される場合は、長谷部とのダブルボランチになり、森岡はトップ下と予想する。
◆トライし、何を掴みとるか
▽メンバー争いという重要な時期でありながらも、「今良いかどうか」を選手の選考基準に掲げているハリルホジッチ監督。誰がケガで離脱するのか、誰が調子を上げているのかは、その時にならなければ分からない。しかし、呼ばれているからには選手たちが、自分の能力を最大限に発揮し、チームが目指すサッカーを体現することが重要だ。
▽日本代表として久々に呼ばれた選手、出場機会が多くない選手が多数いる状況を考えれば、その選手たちがピッチ上で何を表現するかが重要となる。ミスを恐れずに“トライ”することができれば、試合の結果が伴わなくとも課題がハッキリする。選手選考をする意味でも、選手たちにどこまで“トライ”させられるか。ハリルホジッチ監督の采配にも注目だ。マリ戦は23日、21時20分にキックオフを迎える。
◆23人に生き残るためのサバイバル
▽W杯までは残り3カ月弱となった。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「おそらく(5月30日の)ガーナ代表戦が終わって、5月31日になると思う」と本大会に向けたメンバー決定の時期を明かした。
▽当落線上にいる選手にとっては特に重要なアピールの場となる。試合だけでなく、トレーニングからもアピールは必要となり、チームに何をもたらせられるかが重要となるだろう。
◆初めてのマリ
Getty Images
▽日本代表としては、これまでマリとの対戦経験がない。マリは、日本戦に若手を中心としたメンバーで臨むこととなり、主力であったMFアダマ・トラオレ(モナコ)、MFヤクバ・シラ(メヘレン)が招集外となっている。▽しかし、アダマ・トラオレが活躍したアンダー世代の代表では結果を残しており、経験値の差はあれども侮ってはいけない相手だ。ザルツブルクでMF南野拓実と同僚のMFディアディエ・サマッセコウ、MFアマドゥ・ハイダラ、ワトフォードのDFモジャ・ワゲなど欧州でプレーしている選手は多く、個の能力は高いと言えるだろう。
◆確認とトライ
Getty Images
▽日本もベストメンバーとは言えない状況だ。DF吉田麻也(サウサンプトン)、MF香川真司(ドルトムント)がケガで招集が見送られ、DF酒井宏樹(マルセイユ)もケガのため招集が見送られることになった。▽一方で、FW中島翔哉(ポルティモネンセ)が初招集。また、E-1サッカー選手権で招集されたMF大島僚太(川崎フロンターレ)も復帰。クラブで調子を上げているFW宇佐美貴史(デュッセルドルフ)、FW本田圭佑(パチューカ)も招集を受けた。クラブで調子を上げている選手の状態確認、日本代表のチーム、スタイルにどれだけフィットさせられるかは、短い時間ながら確認する必要がある。選手としては、しっかりとピッチ上で結果を残したいところだ。
★予想フォーメーション[4-3-2-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:川島永嗣DF:酒井高徳、昌子源、槙野智章、長友佑都
MF:森岡亮太、長谷部誠、山口蛍
MF:久保裕也、宇佐美貴史
FW:大迫勇也
▽予想をするのが難しいメンバーとなっているが、GK川島永嗣、センターバックコンビのDF昌子源、DF槙野智章、ボランチのDF長谷部誠は固いと見る。1トップもFW大迫勇也かFW杉本健勇が予想されるが、杉本の状態を考えると大迫をチョイスするだろう。
▽難しいのはサイドの人選だ。まず、右サイドバックは前述のとおり酒井宏が負傷離脱。招集されているメンバーでも、DF遠藤航は負傷しており、酒井高徳もケガを抱えている。E-1サッカー選手権でも試したDF植田直通という手もありそうだが、ここは酒井高と予想。左はDF長友佑都で間違いないと言いたいところだが、右サイドバックに長友を回し、DF車屋紳太郎を起用する可能性もある。
▽また、前線も難しいところだ。FW本田圭佑、FW久保裕也、FW小林悠が候補の右サイドは久保、左はより難しく、FW中島翔哉、FW原口元気、FW宇佐美貴史が候補に挙がる中、宇佐美と予想する。クラブでの好調ぶりはスターティングメンバーで見たいところ。守備面を考慮すれば原口を選ぶことになるだろう。中島は後半からと予想する。
▽インサイドハーフは、これまでのレギュラーであるMF山口蛍を起用すると予想。残りの1枠はMF森岡亮太、MF柴崎岳が候補となるだろう。ここは、チームでも結果を残している森岡が先発すると予想する。MF大島僚太が起用される場合は、長谷部とのダブルボランチになり、森岡はトップ下と予想する。
◆トライし、何を掴みとるか
(C)CWS Brains,LTD.
▽「目的はこの2つの試合を勝ちに行くこと」と前日会見で語ったヴァイッド・ハリルホジッチ監督だが、会見中に何度もつかった“トライ”が本来の目的となるだろう。▽メンバー争いという重要な時期でありながらも、「今良いかどうか」を選手の選考基準に掲げているハリルホジッチ監督。誰がケガで離脱するのか、誰が調子を上げているのかは、その時にならなければ分からない。しかし、呼ばれているからには選手たちが、自分の能力を最大限に発揮し、チームが目指すサッカーを体現することが重要だ。
▽日本代表として久々に呼ばれた選手、出場機会が多くない選手が多数いる状況を考えれば、その選手たちがピッチ上で何を表現するかが重要となる。ミスを恐れずに“トライ”することができれば、試合の結果が伴わなくとも課題がハッキリする。選手選考をする意味でも、選手たちにどこまで“トライ”させられるか。ハリルホジッチ監督の采配にも注目だ。マリ戦は23日、21時20分にキックオフを迎える。
|
関連ニュース