マルセイユがCL出場権を争うリヨンにホームで痛恨の逆転負け…酒井は35分に負傷交代《リーグ・アン》

2018.03.19 07:08 Mon
Getty Images
▽リーグ・アン第30節のマルセイユvsリヨンが18日に行われ、2-3でリヨンが勝利した。マルセイユの日本代表DF酒井宏樹は35分に負傷交代した。
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▽来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う3位マルセイユ(勝ち点59)と、4位リヨン(勝ち点54)の直接対決。ミッドウィークにヨーロッパリーグ(EL)ベスト16・2ndレグのビルバオ戦を戦ったマルセイユは、その試合から先発の変更は1人。ミトログルに代えてジェルマンを起用した。
▽立ち上がりからボールを保持して攻め手を窺うホームのマルセイユは、20分に決定機。ドリブルで持ち上がったパイエが、ジェルマンとのパス交換でボックス右まで侵攻しシュートを放つも、これはわずかにゴール右外へと外れた。

▽ポゼッションでリヨンを圧倒するマルセイユは32分、バイタルエリア左でオカンポスが倒されFKを獲得。パイエのFKをファーサイドのラミが頭で折り返すと、ゴール前のロランドが押し込み、マルセイユが先制に成功した。

▽先制をしたマルセイユだが、36分にアクシデント。臀部付近を痛めた酒井がピッチに倒れ込むと、プレー続行不可能となり、メディカルスタッフの肩を借りてピッチを後にした。これを受けてB・サールが緊急投入された。
▽先制を許したリヨンは、42分に反撃。右サイドを強引に突破したエンドンベレがクロスを供給。ゴール前に走り込んだM・コルネが合わせると、ミートのズレたシュートがラミに当たり、そのままゴールに吸い込まれた。

▽1-1で迎えた後半、先にチャンスを迎えたのはリヨン。52分、右サイドからカットインしたトラオレの横パスをペナルティアーク左に走り込んだアワールが右足で合わせると、これがゴール右隅に突き刺さった。

▽勝ち越しを許したマルセイユは、64分にジェルマンを下げてミトログルを投入。さらに74分にオカンポスを下げてサンソンをピッチに送り出した。すると84分、パイエの縦パスがモレルにディフレクトすると、ゴール前に浮いたボールをミトログルが頭で押し込み、再び試合を振り出しに戻した。

▽試合も終盤に差し掛かり、このまま終了かと思われた90分にスコアが動く。自陣でのFKをGKアントニー・ロペスがロングフィード。これをボックス手前のマリアーノ・ディアスが頭でつなぐと、ゴール前に走り込んだ途中出場のデパイがヘディングで流し込んだ。

▽結局、これが決勝点となり、試合は2-3で終了。マルセイユは公式戦5試合ぶりの黒星を喫した。一方、難所ベロドロームで逆転勝利を飾ったリヨンは、CL出場権を争うマルセイユから貴重な勝ち点3を獲得した。

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