ニース健闘もD・アウベス弾で逆転のPSGがリーグ9連勝!《リーグ・アン》

2018.03.18 22:59 Sun
Getty Images
▽リーグ・アン第30節、ニースvsパリ・サンジェルマン(PSG)が18日にアリアンツ・リヴィエラで行われ、アウェイのPSGが2-1で逆転勝利した。

▽前節、モッタの愚行退場で10人の戦いを強いられながらもムバッペの2ゴールで8連勝を達成した首位のPSGは7位のニースとのアウェイゲームに臨んだ。そのアンジェ戦からは出場停止のモッタを含め先発3人を変更。GKアレオラ、ユーリ、ラビオが先発に入り、3トップはディ・マリア、カバーニ、ムバッペの並びとなった。
▽雨が振りしきる中でスタートした一戦は立ち上がりからオープンな展開に。ホームのニースが右サイドのサン=マクシマンの圧倒的な突破力と前線で収まりの良いバロテッリを起点に幾つかチャンスを創出。対するPSGも14分にゴール前でルーズボールに反応したカバーニが続けざまのシュートで右ポスト直撃の決定機を作り出す。

▽その後も同様の展開が続く中、17分にニースのロングカウンターが発動。自陣ゴールライン付近からのクリアをバロテッリが収めて落とすと、プレアのスルーパスに完璧なタイミングで抜け出したサン=マクシマンがGKとの一対一を制した。

▽しかし、先制点を与えても慌てないPSGは22分、左サイドでユーリからパスを受けたディ・マリアが得意の左足での細かいタッチのドリブルでDFを抜き去ってボックス左に進入し、左足のシュートをゴール右隅に流し込んだ。
▽1-1のイーブンに戻った試合はその後も行ったり来たりの場面が目立つ。立ち上がり同様にPSGのポゼッションに対して、サン=マクシマン、バロテッリの個人技でカウンターを狙うニースという構図の下、白熱の攻防が続いたものの、前半に勝ち越しゴールは生まれず。

▽迎えた後半、前半立ち上がりに足を痛めたユーリに代えてクルザワをハーフタイム明けに投入したPSGはボールポゼッションを高めて相手を押し込む。しかし、主砲カバーニを筆頭に最後の場面でフィーリングが合わず、なかなかゴールをこじ開けられない。

▽これに対して、ニースはサン=マクシマンがユーリに代わってクルザワが入った相手の左サイドを相変わらず鋭い仕掛けで崩しきり、再三の決定機を創出。63分にはサン=マクシマンの折り返しを中央で待ち構えたバロテッリが右足ダイレクトシュートで枠に飛ばすが、ここはGKアレオラのビッグセーブに遭う。

▽一進一退の攻防が続く中、流れを変えたいエメリ監督は76分、カバーニとドラクスラーを下げてロ・セルソとムニエを同時投入。この交代でムバッペが最前線、ダニエウ・アウベスが右ウイングにポジションを変える。

▽すると、この選手交代が逆転ゴールをもたらす。82分、ボックス手前でボールを受けたラビオが意表を突いたタイミングで振り抜きの速い左足の浮き球パスをゴール前に供給。これに完璧なタイミングで飛び出したダニエウ・アウベスのヘディングシュートがゴール左隅に吸い込まれた。

▽苦しみながらもようやく試合を引っくり返したPSGは追いすがるニースの反撃を危なげなく撥ね返し続け、敵地で2-1の逆転勝利。リーグ9連勝で首位を独走している。
関連ニュース

ムバッペがマドリー行き巡るチュアメニの発言に補足 「それだけだ」

パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)が同僚の発言に反応した。 今季限りでのPSG退団を決意したとされ、長らく紐ずくレアル・マドリー行きが有力視されるムバッペ。PSGを率いるルイス・エンリケ監督からも「キリアン抜きの戦いに慣れないと」などの発言が飛び出したりと移籍を連想させる事柄が多々あるなか、この3月も代表活動に参加している。 そのなか、先んじてレアル・マドリーでプレーし、代表で共闘するMFオーレリアン・チュアメニは先日、「スペイン人はもうキリアンという選手を知っているけど、毎日ように彼を見たら、より偉大さを感じるだろうね」とコメントした。 ムバッペも先のフランス『Telefoot』で「クラブ(PSG)ではもう話題にもなっていない」と“決着済み”をほのめかし、話題を呼ぶなか、フランス『Le Parisien』によると、26日に行われる国際親善試合のチリ代表戦に向けた会見でチュアメニの発言に対するリアクションを求められ、こう返した。 「僕のことを話していたね。僕は(チャンピオンズリーグのラウンド16で)レアル・ソシエダと対戦し、今度は(準々決勝で)バルサと対戦する。さらに突破すれば、アトレティコ・マドリーと対戦しうるんだ」 「だから、彼ら(スペイン人)はもう少し僕のことを見ることになる。僕という選手をかいま見ることになる。(チュアメニが言いたかったのは)それだけだよ」 2024.03.26 12:25 Tue

「下さなければいけない決断」今季でレアルとの契約が終わるクロースが去就に言及、「最高の選手を」と補強を語る中、ムバッペは「間違いなくその1人」

ドイツ代表MFトニ・クロースが、自身の去就とクラブの補強について語った。スペイン『アス』が伝えた。 去就が騒がれた中、レアル・マドリーとの契約を1年延長してチームに留まったクロース。今シーズンもラ・リーガで28試合に出場し1ゴール7アシストを記録。すると、ユーロ2020を最後に離れていたドイツ代表としても復帰を果たした。 23日に行われたフランス代表との国際親善試合ではフル出場を果たしたクロース。キックオフ直後にアシストを記録するなど、0-2での勝利に貢献。健在ぶりを発揮している。 そのクロースは試合後、スペインのテレビ局の取材に応じ、対戦し来シーズンはマドリーに加入する可能性があるフランス代表FWキリアン・ムバッペについて言及した。 「僕たちはマドリーに最高の選手を望んでいる。彼は間違いなくその1人だ」 「大切なのは勝利していくこと。マドリーにとっては良いことだと思うけど、僕たちはすでに良いチームを持っていると思う」 良い選手はチームに加わってもらいたいという意思を示したクロース。一方で、自身の契約は今シーズンをもって満了に。ただ、多くの人が残留を求めている状況だ。 クロースは自身の去就についても「それは僕がマドリーでの今後1、2カ月の間に下さなければならない決断だ。それから分かるだろう」とコメント。退団を否定はしなかったが、シーズン終了までにはしっかりと考えると含みを持たせた。 <span class="paragraph-title">【動画】これは衝撃的! 代表復帰のクロースがキックオフゴールならぬ、キックオフアシストを決める</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="BMxhkxX-Cno";var video_start = 33;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.25 12:50 Mon

ムバッペの去就は決着済みか…「クラブではもう話題にもなっていない」

パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)が去就に言及した。 先月2月に今季限りでの退団意思をPSGに通達したとされ、長らく紐ずくレアル・マドリー行きが有力視されるムバッペ。その去就も影響してか、直近のモンペリエ戦こそフル出場したが、リーグ・アンでは明らかにプレータイムを減らすなど、不穏な空気が漂う。 PSGを率いるルイス・エンリケ監督からも「キリアン抜きの戦いに慣れないと」などの発言が飛び出したりと移籍を連想させる事柄が多々あるなか、この3月も代表活動に参加するムバッペが改めて将来を語った。 国際親善試合のドイツ代表後では自身の去就に口を閉ざした25歳ストライカーだが、フランス『Le Parisien』によると、同『Telefoot』で「安心してユーロを迎えられると思う。僕はもう落ち着いているし、人々の心もそうなるだろう」と“決着済み”を示唆した。 「クラブ(PSG)ではもう話題にもなっていない。誰もその件を話してもいない。だから、何も心配いらないと言っておく。安心して、偉大なことを成し遂げるという確信を抱き、ユーロに挑む」 2024.03.25 11:40 Mon

ミラン、高年俸要求のメニャンとの契約延長交渉進まず…今夏売却の可能性も

ミランとフランス代表GKマイク・メニャン(28)の契約延長交渉が難航しているようだ。イタリア『TuttoMercatoWeb』が報じている。 2021年夏に加入して以降、スクデット獲得を始め、印象的な活躍を披露し続けているメニャン。現行契約は2026年6月までで、年俸は280万ユーロ(約4億5000万円)にボーナス40万ユーロ(約6400万円)とミランからすると破格の契約となっている。 バイエルンやパリ・サンジェルマンから関心を示されるメニャンに対し、契約延長について話し合いを重ねているミランだが、伝えられるところでは両者の間に大きな溝があるという。 新たに500万ユーロ(約8億2000万円)契約を提示するミランに対して、メニャン側は800万ユーロ(約13億円)を要求しており、交渉は暗礁に乗り上げているようだ。 もし合意点が見つからなかった場合、ミランは4000~5000万ユーロ(約65億8000万~82億円)での売却を考えているとのこと。 また同紙は、すでにミランがフランス代表GKの後釜探しを始めており、モンツァのGKミケーレ・ディ・グレゴリオ(26)に関心を示していると報じている。 2024.03.25 00:30 Mon

PSGのFWバルコラがハムストリング負傷で数週間離脱、CLバルセロナ戦出場が微妙に

パリ・サンジェルマンのU-23フランス代表FWブラッドリー・バルコラがハムストリングの負傷により数週間離脱するようだ。フランス『レキップ』が報じている。 バルコラは22日に行われたU-23コートジボワール代表との国際親善試合で先発するも左ハムストリングを負傷し、25分に交代していた。 バルコラは今季リーグ・アン24試合の出場で2ゴール5アシストを記録。チャンピオンズリーグでは6試合に出場して先のレアル・ソシエダとのラウンド16・1stレグではCL初ゴールをマークしていた。 PSGは代表ウィーク明け、マルセイユとのリーグ戦(3/31)、レンヌとのクープ・ドゥ・フランス準決勝(4/3)、そしてCL準々決勝バルセロナとの1stレグ(4/10)を控えている。 2024.03.23 22:30 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly