酒井フル出場のマルセイユがビルバオを退けベスト8進出!《EL》

2018.03.16 05:00 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・2ndレグ、ビルバオvsマルセイユが15日に行われ、2-1でマルセイユが勝利した。この結果、2戦合計5-2でマルセイユがベスト8進出を決めている。マルセイユのDF酒井宏樹はフル出場した。

▽1stレグを1-3で落としているビルバオ。リーガエスパニョーラのレガネス戦での勝利を挟んで行われたこの一戦に向けてはレガネス戦から大きく先発を変更。GKエレリン、守備ラインにはレクエやエチェイタ、中盤はベニャト、イトゥラスペ、コルドバらが固め、2トップにイニャキ・ウィリアムズとアドゥリスが起用された。
▽一方のマルセイユは大きなアドバンテージをもってこの試合に臨む。11日のリーグ・アンのトゥールーズ戦でも2-1で競り勝ち公式戦3試合負けなし。トゥールーズ戦からは4選手を変更し、右サイドバックに酒井、左サイドバックにアマヴィ、中盤にはグスタボやパイエ、トップにトゥバンやオカンポス、ミトログルが並んだ。

▽まずチャンスを作ったのはアウェイのマルセイユ。7分にトヴァンのパスからマキシム・ロペスがシュートを放つが、GKイアゴ・エレリンがファインセーブを見せる。

▽互角の戦いを見せる中、23分にミケル・リコが負傷しスサエタと交代。ビルバオは早くも交代枠をひとつ使ってしまった。それでも26分にはコルドバのクロスにアドゥリスが頭で合わせてビルバオもゴールに迫る。
▽試合が動いたのは38分。股抜きでひとりかわしたパイエは味方とのパス交換でボックス右に侵入。するとビルバオのレクエがパイエを倒してしまいマルセイユにPKが与えられる。このPKをパイエが冷静に決めてマルセイユが先制。合計スコアを4-1とした。

▽ベスト8進出がより厳しくなったビルバオにさらなるアクシデントが襲う。44分、ジェライ・アルバレスが負傷しウナイ・ヌニェスと交代を余儀なくされてしまう。

▽攻めるしかないビルバオは後半開始すぐにコルドバがクロスを丁寧にボレーで合わせたが惜しくもクロスバーを上に。しかし次にネットを揺らしたのもマルセイユだった。

▽52分、ボックス左外でボールをもったオカンポスがカットインから右足を振り抜くと、これがゴール右隅に決まりマルセイユが追加点。ビルバオは勝ち上がるためには5点が必要になった。

▽そんなビルバオは60分にアドゥリスがボックス左からループシュートを狙うが枠を捉えきれず。72分にベニャトが直接FKを枠に飛ばすがGKマンダンダが右手1本でファインセーブ。チャンスを立て続けに演出するとこの直後、右サイドのデ・、マルコスのクロスをマルセイユDFラミが後ろに逸らし、アドゥリスに当たってゴール前に。これをイニャキ・ウィリアムズが押し込んでビルバオが1点を返した。

▽しかしその後の76分、相手を倒したアドゥリスが2枚目のイエローカードを受け退場となってしまう。

▽この退場もあり、迫力を失ったビルバオに反撃の力は残っておらず、試合はこのままタイムアップ。2-1で勝利したマルセイユが2戦合計5-2としてベスト8進出を決めた。
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