メッシ欠く首位バルサ、10人の最下位マラガに快勝! 終盤主力休ませチェルシー戦へ準備完了《リーガエスパニョーラ》

2018.03.11 06:40 Sun
Getty Images
▽バルセロナは10日、リーガエスパニョーラ第28節でマラガとのアウェイ戦に臨み、2-0で勝利した。
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▽前節アトレティコ・マドリーとの頂上対決を1-0で制し、無敗を保つ首位バルセロナ(勝ち点69)が、リーガ5連敗中で11試合勝ちのない最下位マラガ(勝ち点13)の本拠地に乗り込んで行った一戦。
▽バルセロナは前節からスタメンを2名変更し、イニエスタ、メッシに代えて、パウリーニョ、デンベレを起用。なお、メッシは妊娠中の妻、アントネラ・ロクソさんの付き添いのために招集メンバーから離脱となった。

▽試合は序盤からバルセロナが主導権を握って進行するが、[4-4-2]の3ラインを敷くマラガの守備に苦しみ、危険なエリアに迫ることができない。10分には右サイドでFKを獲得したが、コウチーニョの入れたボールは味方には合わない。

▽13分、ボックス手前でパウリーニョからのパスを受けたスアレスが、鋭い切り返しでDFミケルをかわす。そのままボックス内に侵攻して放ったシュートはGKロベルトのファインセーブに阻まれたものの、徐々にチャンスが生まれ始める。
▽すると15分、左サイドを駆け上がったジョルディ・アルバがアーリークロスを供給する。反応したスアレスがうまくDFミケルのマークを外し、ヘディングシュートでネットを揺らした。

▽さらに28分、デンベレがボックス右から中央に折り返すと、ニアに飛び込んだのはコウチーニョ。ヒールでフリックするような形でシュートを放ち、ファーに流し込んだ。

▽劣勢に立つマラガは30分、ジョルディ・アルバの背後から足裏を見せるスライディングを敢行したサムエル・ガルシアが、一発レッドで退場。不用意なプレーにより、マラガは数的不利を抱えることに。

▽それでも35分、マラガに決定機が訪れる。ボックス内右に侵攻したイトゥーラがクロスを供給すると、ファーのネスティリが頭で完全にボールをミート。しかし、地面に叩きつけ過ぎてしまい、シュートは枠を外れていく。

▽結局、前半中はほとんどの時間帯でバルセロナが優位に試合を運び、マラガはカウンターから一撃を浴びせることは叶わず。試合は2-0でバルセロナがリードした状態で折り返しを迎えた。

▽後半に入っても、バルセロナの時間は続く。55分にはセットプレーの流れからデンベレがクロスを供給し、ボックス内のDFユムティティがフリーの状態でヘディングシュート。GKロベルトにキャッチされたものの、マラガゴールを脅かしていく。

▽さらに70分、左サイドでボールを持ったコウチーニョが、中央に運びつつ右足でファーを狙う。しかし、これもGKロベルトにキャッチされた。

▽バルセロナは74分、セルジ・ロベルトに代えてアンドレ・ゴメスを投入。アンドレ・ゴメスは、そのまま右サイドバックのポジションに入った。

▽さらに77分には、ジョルディ・アルバに代えてディーニュを起用するなど、日程を考慮した采配を敢行。ピッチ上の選手も徐々にペースを落とし、試合を締めに入る。

▽結局、試合は前半のスコアを保ったまま終了。この結果、バルセロナは無敗の連勝で着実に優勝に近づくことに。主力を休ませる采配で、カンプ・ノウにチェルシーを迎えて14日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグに向けて、良い準備を進めることに成功した。

▽対するマラガは、6連敗を喫して12試合未勝利と闇の中。残り10節で、残留ラインの17位レバンテ(勝ち点24)との勝ち点差は「11」となっている。

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