昇格候補大宮との接戦制した町田が2連勝! 首位山口や岡山も開幕連勝スタート《J2》

2018.03.04 17:06 Sun
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▽明治安田生命J2リーグ第2節の7試合が4日に各地で行われた。

▽それぞれ京都サンガF.C.とヴァンフォーレ甲府との開幕戦を制したFC町田ゼルビアと大宮アルディージャが連勝を懸けて臨んだ「首都圏バトル5 -新たな希望-」は、ホームの町田が3-2で勝利した。
▽試合は開始早々から動く。8分、町田が左サイドで得たCKの場面でキッカーの平戸がニアに入れたボールを深津が頭で合わせ、ホームチームが先制に成功した。その後は嶋田、大前と反撃に出た大宮のペースも24分に町田がカウンターから左サイドに抜け出した中村祐のグラウンダーの折り返しをニアに飛び込んだ鈴木がワンタッチで流し込み、追加点を奪取。深津と鈴木の2試合連続ゴールによって2点リードで試合を折り返す。

▽迎えた後半も一進一退の攻防が続く中、互いに決定機を作り合うものの決め切れない。しかし、大宮の誇る強力2トップが立て続けのゴールで試合を振り出しに戻す。まずは65分、右サイド深くで渡部が入れたクロスをゴール前フリーの大前が頭で合わせ今季初ゴール。その直後の67分には大前の左CKをゴール前のロビン・シモヴィッチが頭で合わせ、2試合連続ゴールを達成した。

▽試合終盤にかけては白熱の攻防が続く中、セットプレーから試合が動く。79分、相手陣内中央で町田にFKが与えられると、キッカーの平戸がゴール前に入れたボールを中島が渾身のダイビングヘッドで流し込み、町田が再び勝ち越しに成功。その後、大宮の猛攻をしのぎ切った町田が昇格候補大宮との接戦を3-2で制し、開幕2連勝を飾った。
▽また、開幕戦でモンテディオ山形に3-0の大勝を飾った水戸ホーリーホックの長谷部監督の古巣対決に注目が集まったジェフユナイテッド千葉vs水戸ホーリーホックは0-0のドローに終わった。試合は激しいプレッシングゲームとなった中、序盤から互いにゴールチャンスが訪れる。しかし、水戸GK松井、千葉GKロドリゲスの好守もあり、ゴールレスで後半へと折り返す。前半終了間際にアディショナルタイムの少なさに抗議した千葉のエスナイデル監督が退席処分を科されるなど、ヒートアップを見せる試合は後半も見応えのある攻防が続く。しかし、清武、岸本と双方のゴールがオフサイドでノーゴールとなるなど、互いに最後までゴールを割ることができなかった。

▽徳島との開幕戦を1-0で制したファジアーノ岡山と開幕戦で大分トリニータに大敗した栃木SCの一戦は、ホームの岡山が3-0で快勝し開幕2連勝を達成した。開始15分に今季から復帰した上田の直接FKで岡山が先制に成功すると、24分には再びセットプレーの流れから高卒ルーキーのDF阿部にプロ初ゴールが生まれる。その後も主導権を握る岡山は後半立ち上がりの55分にも上田の左CKの流れから喜山に3点目が生まれ、上田のプレースキックを生かした効率よい攻めで大量3ゴールの岡山が開幕2連勝を飾った。

▽また、霜田新監督の下で開幕白星スタートのレノファ山口FCはホームで愛媛FCと対戦し、1-0で勝利した。前節、熊本相手に4-1の大勝を飾った山口は試合序盤から激しい球際の攻防を繰り広げる中、27分に右サイドの前からのクロスに抜け出したオナイウ阿道が頭で合わせ、2試合連続ゴールを達成。その後も主導権を掴んだ山口は追加点こそ奪えなかったものの愛媛の反撃をゼロで凌ぎ切って1-0で勝利。この結果、開幕2連勝のチームは首位キープに成功した。

▽そのほかの試合ではホームで徳島ヴォルティスを2-1で破ったロアッソ熊本、アウェイでツエーゲン金沢を1-0で破ったカマタマーレ讃岐が今季初初勝利を手にしている。今週末に行われたJ2第2節の試合結果は以下の通り。

▽3/4(日)
ロアッソ熊本 2-1 徳島ヴォルティス
FC町田ゼルビア 3-2 大宮アルディージャ
ジェフユナイテッド千葉 0-0 水戸ホーリーホック
ツエーゲン金沢 0-1 カマタマーレ讃岐
ファジアーノ岡山 3-0 栃木SC
レノファ山口FC 1-0 愛媛FC
大分トリニータ 2-2 モンテディオ山形

▽3/3(土)
FC岐阜 0-1 横浜FC
アビスパ福岡 2-2 京都サンガF.C.
アルビレックス新潟 1-1 松本山雅FC
ヴァンフォーレ甲府 0-0 東京ヴェルディ
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