ミランが敵地でローマ撃破! 3連勝でCL出場権争いに名乗り《セリエA》

2018.02.26 06:44 Mon
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▽セリエA第26節、ローマvsミランが25日に行われ、0-2でミランが快勝した。
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▽前節ウディネーゼ戦をジェンギズの3試合連続ゴールでリーグ戦3連勝としたローマ(勝ち点50)は3位に浮上。しかし、4日前に敵地で行われたチャンピオンズリーグ(CL)のシャフタール戦は1-2で逆転負けを喫した。そのシャフタール戦のスタメンから3選手を変更。ゼコ、デ・ロッシ、フロレンツィに代えてシック、ペッレグリーニ、ブルーノ・ペレスを起用した。そして、公式戦4試合連続ゴール中のジェンギズが引き続きスタメンとなった。
▽一方、前節サンプドリア戦をR・ロドリゲスがPKを失敗したものの、ボナヴェントゥーラ弾で1-0と勝利して2連勝とした6位ミラン(勝ち点41)は、3日前に行われたヨーロッパリーグ(EL)のルドゴレツ戦を1stレグのアドバンテージを生かして主力を温存し、1-0と勝利して順当にベスト16進出を決めた。そのルドゴレツ戦のスタメンから6選手を変更。スソやボヌッチ、ボナヴェントゥーラら主力がスタメンに戻った。

▽徐々にポゼッションを高める入りを見せたローマは、5分にジェンギズがミドルシュートでGKドンナルンマを強襲。続く10分にもショートカウンターからペロッティが枠内シュートをマークしたローマが流れを引き寄せにかかる。一方、押し込まれ始めたミランは最前線のクトローネ目掛けてロングフィードを送るなどしてけん制。

▽前半半ば以降もローマがボールを保持する展開が続いたが、互いにシュートに持ち込めず膠着状態が続く。結局、ハーフタイムにかけても睨み合いが続いた試合は、ミランがシュート0本に終わり、ゴールレスで試合を折り返した。
▽重苦しい前半を終えて迎えた後半開始3分、ミランが試合を動かす。クトローネのパスを受けたスソが右サイドからインスウィングにかけたクロスを上げると、ゴール前に詰めたクトローネがマノラスの前にポジションを取ってダイレクトヒールで流し込んだ。

▽ここからヒートアップした試合はまずは失点したローマがペロッティのミドルシュートで反撃を窺う。対するミランもケシエ、チャルハノールのミドルシュートで応戦。57分にはスソのパスを受けたチャルハノールがボックス左から際どいシュートを浴びせて追加点に迫った。

▽追うローマはナインゴランに代えてゼコを投入。シックとの2トップに移行し、圧力を強めていく。一方のミランはクトローネに代えてカリニッチを投入した。

▽すると72分、ミランに決定機。カウンターに転じ、チャルハノールの右足アウトにかけたパスを受けたボックス中央のカリニッチがシュート。しかし、GKアリソンのファインセーブに阻まれる。

▽それでも74分、ミランが突き放す。カリニッチとのパス交換でボックス中央に侵入したカラブリアがGKとの一対一を制した。終盤にかけてはミランが自陣に引いてローマの攻撃を受け止め、危なげなく時間を消化。3連勝としたミランがローマとのポイント差を6に縮め、CL出場権争いに名乗りを上げている。一方、連勝が3で止まったローマはCL圏外の5位に後退している。

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