【J1ピックアッププレビュー】天皇杯決勝の再戦…継続か、新スタイルか《C大阪vs横浜FM》
2018.02.24 18:00 Sat
▽25日、明治安田生命J1リーグ第1節のセレッソ大阪vs横浜F・マリノスがC大阪のホームであるヤンマースタジアム長居で行われる。今年元日に行われた天皇杯決勝と同一カードとなる。
◆悲願のリーグタイトル獲得へ~セレッソ大阪~
▽昇格プレーオフを勝ち抜いてJ1に復帰した2017シーズンは、リーグ戦で躍進。リーグ戦で3位の成績を残すと、YBCルヴァンカップ、天皇杯を制し、チーム初タイトルを獲得するとともに2冠を達成した。今シーズンもFUJI XEROX SUPERCUPでリーグ王者の川崎フロンターレを下すと、AFCチャンピオンズリーグでも2試合を終えて1勝1分と好スタートを切っている。
▽尹晶煥監督は、ここまで色々なメンバーを起用し公式戦3試合を戦ってきた。MF清武弘嗣が開幕直前に長期離脱となるエクスキューズはあるものの、アジアタイルを目指す上で補強も行なっていただけに、しっかりとチームとして戦う準備を行ってきた。痛手とはなるものの、チームに大きな戦力ダウンというイメージは生まれていないはずだ。
▽今シーズンは悲願のリーグタイトルを目指し、開幕から良いスタートを切れるか。すでに今シーズン4試合目の公式戦となるだけに、実戦でのチームの成熟度では上回っているだろう。
◆強力な盾を武器にイニシアチブを獲れるか~横浜F・マリノス~
▽オーストラリア代表を率いていたアンジェ・ポステコグルー監督を迎えた横浜FM。ここまでの実践を見ても、今までの戦い方を変えてきたことは明白だ。堅守が売りだったチームが、攻撃面でもイニシアチブを取りに行く形は、指揮官がオーストラリア代表でチャレンジしていたことと近い。
▽選手間の意思の疎通が重要であり、プレーの再現性を高くする必要があるため、シーズン序盤から結果を残すのは難しいかもしれないが、開幕戦でどのようなサッカーを披露するのか。結果に繋げて自信を持てれば、久々のタイトル獲得も見えてくるだろう。
★予想スタメン
◆セレッソ大阪[4-4-2]
DF:松田陸、マテイ・ヨニッチ、山下達也、丸橋祐介
MF:水沼宏太、山口蛍、ソウザ、高木俊幸
FW:杉本健勇、柿谷曜一朗
監督:尹晶煥
▽大きな選手の入れ替えもなかった今シーズンのC大阪は、昨シーズン同様に[4-4-2]の布陣を敷いてくるだろう。前述の通り長期離脱となった清武が欠場。代わりに、浦和レッズから加入したFW高木俊幸が左サイドに入ると予想する。直近のACL・広州恒大戦では、FWヤン・ドンヒョン、MF山村和也が2トップを形成したが、開幕戦ではFW杉本健勇、FW柿谷曜一朗が揃って2トップを組むだろう。
◆横浜F・マリノス[4-3-3]
DF:松原健、中澤佑二、ミロシュ・デゲネク、山中亮輔
MF:中町公祐、喜田拓也、天野純
FW:遠藤渓太、ウーゴ・ヴィエイラ、ユン・イルロク
監督:アンジェ・ポステコグルー
▽前任のエリク・モンバエルツ監督が採用していた[4-2-3-1]から、今シーズンは[4-3-3]に並びを変更すると見られる横浜FM。こちらも大きなメンバー変更はなく、昨シーズンの主力選手が起用されるだろう。変更点は、新加入の韓国代表FWユン・イルロクのみ。左ウイングに配置され、サイドからの仕掛け、中央へ切れ込んでのシュートなど、攻撃の幅を広げることができるだろう。アンカーにはMF喜田拓也を配置し、MF中町公祐とMF天野純が攻撃のタクトを振るうとみる。
★注目選手
◆FW杉本健勇(セレッソ大阪)
◆DF中澤佑二(横浜F・マリノス)
◆天皇杯決勝以来の対決
▽両チームの対戦は、2018年1月1日の天皇杯決勝以来となる。90分を終えて1-1、延長戦でC大阪が制した対決だが、互いにこの一戦で結果を残して新シーズンの良いスタートを切りたいところだ。
▽C大阪は前述の通り、今シーズンの公式戦で3戦無敗。リーグ開幕戦でも勝利し、まだ獲得していないリーグタイトルに向けての好スタートを切りたいところだ。ハードワークと規律は今シーズンも健在で、新たなスタイルを構築中の横浜FMに対して、完成度の高さで上回りたいところだ。
▽対する横浜FMは、昨シーズンのC大阪戦は4戦4敗。悔しい思いを続けているだけに、心機一転、勝利を収めて良いイメージを持ちたいはずだ。ハイラインの裏を使われる展開が予想されるが、中盤のプレス、両サイドの2レーンを使ったサイド攻撃がC大阪相手に機能すれば、攻撃でイニシアチブを握ることができるだろう。
◆悲願のリーグタイトル獲得へ~セレッソ大阪~
▽昇格プレーオフを勝ち抜いてJ1に復帰した2017シーズンは、リーグ戦で躍進。リーグ戦で3位の成績を残すと、YBCルヴァンカップ、天皇杯を制し、チーム初タイトルを獲得するとともに2冠を達成した。今シーズンもFUJI XEROX SUPERCUPでリーグ王者の川崎フロンターレを下すと、AFCチャンピオンズリーグでも2試合を終えて1勝1分と好スタートを切っている。
▽今シーズンは悲願のリーグタイトルを目指し、開幕から良いスタートを切れるか。すでに今シーズン4試合目の公式戦となるだけに、実戦でのチームの成熟度では上回っているだろう。
◆強力な盾を武器にイニシアチブを獲れるか~横浜F・マリノス~
▽オーストラリア代表を率いていたアンジェ・ポステコグルー監督を迎えた横浜FM。ここまでの実践を見ても、今までの戦い方を変えてきたことは明白だ。堅守が売りだったチームが、攻撃面でもイニシアチブを取りに行く形は、指揮官がオーストラリア代表でチャレンジしていたことと近い。
▽「バスを止める」とも表現されるゴール前を固め、相手の攻撃を受けるスタイルだった横浜FMだが、今シーズンはハイラインを設定し、GKを含めた最終ラインからのビルドアップを標榜。サイドバック、サイドハーフ、インサイドハーフが流動的に動き、相手の選手を動かすポジションどりで試合を支配して行くスタイルが見て取れる。
▽選手間の意思の疎通が重要であり、プレーの再現性を高くする必要があるため、シーズン序盤から結果を残すのは難しいかもしれないが、開幕戦でどのようなサッカーを披露するのか。結果に繋げて自信を持てれば、久々のタイトル獲得も見えてくるだろう。
★予想スタメン
◆セレッソ大阪[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:キム・ジンヒョンDF:松田陸、マテイ・ヨニッチ、山下達也、丸橋祐介
MF:水沼宏太、山口蛍、ソウザ、高木俊幸
FW:杉本健勇、柿谷曜一朗
監督:尹晶煥
▽大きな選手の入れ替えもなかった今シーズンのC大阪は、昨シーズン同様に[4-4-2]の布陣を敷いてくるだろう。前述の通り長期離脱となった清武が欠場。代わりに、浦和レッズから加入したFW高木俊幸が左サイドに入ると予想する。直近のACL・広州恒大戦では、FWヤン・ドンヒョン、MF山村和也が2トップを形成したが、開幕戦ではFW杉本健勇、FW柿谷曜一朗が揃って2トップを組むだろう。
◆横浜F・マリノス[4-3-3]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:飯倉大樹DF:松原健、中澤佑二、ミロシュ・デゲネク、山中亮輔
MF:中町公祐、喜田拓也、天野純
FW:遠藤渓太、ウーゴ・ヴィエイラ、ユン・イルロク
監督:アンジェ・ポステコグルー
▽前任のエリク・モンバエルツ監督が採用していた[4-2-3-1]から、今シーズンは[4-3-3]に並びを変更すると見られる横浜FM。こちらも大きなメンバー変更はなく、昨シーズンの主力選手が起用されるだろう。変更点は、新加入の韓国代表FWユン・イルロクのみ。左ウイングに配置され、サイドからの仕掛け、中央へ切れ込んでのシュートなど、攻撃の幅を広げることができるだろう。アンカーにはMF喜田拓也を配置し、MF中町公祐とMF天野純が攻撃のタクトを振るうとみる。
★注目選手
◆FW杉本健勇(セレッソ大阪)
(C)CWS Brains,LTD.
▽開幕戦の注目選手はFW杉本健勇だ。昨シーズンは、最終節で川崎FのFW小林悠に得点王を奪われた。悔しい思いもした中、自身は日本代表にも定着。6月のロシア・ワールドカップ出場を目指すには、今シーズンも結果を残すことが不可欠だ。チームのタイトル、自身の得点王、日本代表選出と多くのものを掴むには、開幕戦からのゴール奪取に期待が懸かる。◆DF中澤佑二(横浜F・マリノス)
(C)CWS Brains,LTD.
▽横浜FMの注目選手はDF中澤佑二だ。攻撃面で違いを生み出せる選手たちにも注目したいが、今シーズンの横浜FMの成功にはベテランDFの働きが不可欠となる。試合当日に40歳を迎える中澤は、構えて守るだけでなく、今シーズンは攻撃の起点になることも期待される。高いライン設定をすることで、攻撃面ではビルドアップが重視され、パスを裁くこと、前線へのフィードも必要となる。開幕戦でどのようなプレーをするのか。フィールドプレーヤーとして初のJ1通算600試合出場もかかるシーズンだけに、開幕から良いプレーを見せてもらいたいところだ。◆天皇杯決勝以来の対決
▽両チームの対戦は、2018年1月1日の天皇杯決勝以来となる。90分を終えて1-1、延長戦でC大阪が制した対決だが、互いにこの一戦で結果を残して新シーズンの良いスタートを切りたいところだ。
▽C大阪は前述の通り、今シーズンの公式戦で3戦無敗。リーグ開幕戦でも勝利し、まだ獲得していないリーグタイトルに向けての好スタートを切りたいところだ。ハードワークと規律は今シーズンも健在で、新たなスタイルを構築中の横浜FMに対して、完成度の高さで上回りたいところだ。
▽対する横浜FMは、昨シーズンのC大阪戦は4戦4敗。悔しい思いを続けているだけに、心機一転、勝利を収めて良いイメージを持ちたいはずだ。ハイラインの裏を使われる展開が予想されるが、中盤のプレス、両サイドの2レーンを使ったサイド攻撃がC大阪相手に機能すれば、攻撃でイニシアチブを握ることができるだろう。
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