宇佐美が2戦連発となる1G1Aの活躍もデュッセルドルフ、3点のリードを守れず大逆転負け《ブンデスリーガ2部》

2018.02.24 04:24 Sat
Getty Images
▽デュッセルドルフは23日、ブンデスリーガ2部第24節でレーゲンスブルクとアウェイで対戦し、3-4で敗れた。FW宇佐美貴史はフル出場し、脳震とうから回復途中のMF原口元気は引き続きベンチ外となった。
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▽前節グロイター・フュルト戦で宇佐美に約5カ月ぶりとなる今季3ゴール目が生まれたものの、1-1で引き分けて2戦勝利から見放され2位に転落したデュッセルドルフ(勝ち点44)が、8位レーゲンスブルク(勝ち点33)のホームに乗り込んだ一戦。
▽9試合ぶりの先発となった宇佐美が[4-2-3-1]の右MFでスタメンとなった試合は開始3分、デュッセルドルフが先制する。ラマンとのパス交換でボックス内に侵入したヘニングスが左足でシュートを蹴り込んだ。

▽その後、レーゲンスブルクに押し込まれる状況を強いられたデュッセルドルフだったが凌ぐと13分、宇佐美の右サイドからの絶妙なクロスをファーサイドのラマンが左足ボレーでうまく押し込んだ追加点を奪った。

▽さらに15分、宇佐美が2試合連続ゴールを決める。デュッセルドルフがロングカウンターに転じると、ロングフィードに抜け出した宇佐美がGKと一対一に。宇佐美は冷静にボックス手前からループシュートを流し込んだ。
▽攻め手を緩めないデュッセルドルフはFKの流れからアイハンのシュートがポストを直撃すると、31分には宇佐美に再び決定機。しかし、スルーパスに抜け出した宇佐美はGKとの一対一を今度は決めきれなかった。

▽すると37分、CKから1点を返されると、バタつく守備陣は3分後に1点差に詰め寄られてしまう。結局、宇佐美が1ゴール1アシストの活躍を見せて3点をリードしたデュッセルドルフだったが、まずい守備によって前半を3-2で終えた。

▽迎えた後半も押し込まれる状況を強いられたデュッセルドルフは60分、PKを献上してしまう。そして、このPKを決められ、ついに試合を振り出しに戻されてしまった。

▽さらに65分、FKからあっさり失点し、大逆転を許してしまったデュッセルドルフはその後も不安定な守備を突かれ、何度もピンチを迎えてしまう。

▽結局、一度失ったリズムを取り戻せなかったデュッセルドルフは3-4でまさかの大逆転負け。宇佐美の活躍も虚しく3試合ぶりの勝利とはならなかった。

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