FIFAもお手上げ? バルサ&ネイマールのボーナス巡る泥沼騒動の続きは法廷で
2018.02.24 01:53 Sat
▽国際サッカー連盟(FIFA)は、パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールと同選手の古巣・バルセロナの間で巻き起こっているボーナス未払い騒動の仲裁から手を引くことにしたようだ。イギリス『BBC』が報じた。
▽2013年から所属するバルセロナで、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシに次ぐスタープレーヤーに成長を遂げたネイマールは、2017年夏に史上最高額となる2億2200万ユ―ロ(現在のレートで約299億円)の移籍金でPSGに移籍。サッカー界の話題をかっさらった。
▽新天地でもここまで公式戦29試合29ゴールと、輝かしい活躍を披露してクラブの主役に躍り出たネイマール。しかし引き換えに、欧州での出発地となったバルセロナとの間にわだかまりを作ってしまった。
▽問題の発端は2016年10月。ネイマールは、“2017年7月末まで所属していれば2600万ユ―ロ(約34億円)のボーナスが発生する”という条項が加えられた内容で、バルセロナとの契約延長にサインした。そして、ネイマールのPSGへの移籍が発表となったのは2017年8月3日のことだ。
▽このため、ネイマール側はボーナスを受け取る権利があると主張した。対するバルセロナは、契約条項に“選手が他クラブと交渉しないこと”、“支払いは移籍期間終了後の9月1日に行う”などの条件を設けていたと反論。もつれた議論は、ネイマール側の訴えによってFIFAに持ち込まれていた。
▽この件に関して、FIFAは「裁判所で行われているため不明」と述べ、スポークスマンは以下のようにコメントして仲裁から離脱することを明らかにした。
「それは認識したが、明らかに同じ議題が同じ当事者たちによって、(法廷、FIFAという)異なる組織に同時に提出された。FIFA側は当事者たちに伝えたよ…。どうやら事件について調査する立場にないということをね」
▽ネイマールとバルセロナの論争は法廷に一本化されることに。FIFAからの罰則ではなく、法的な処罰をどちらかが受ける可能性も高まり、泥沼の騒動はさらに深刻に過熱していくかもしれない。
▽2013年から所属するバルセロナで、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシに次ぐスタープレーヤーに成長を遂げたネイマールは、2017年夏に史上最高額となる2億2200万ユ―ロ(現在のレートで約299億円)の移籍金でPSGに移籍。サッカー界の話題をかっさらった。
▽問題の発端は2016年10月。ネイマールは、“2017年7月末まで所属していれば2600万ユ―ロ(約34億円)のボーナスが発生する”という条項が加えられた内容で、バルセロナとの契約延長にサインした。そして、ネイマールのPSGへの移籍が発表となったのは2017年8月3日のことだ。
▽このため、ネイマール側はボーナスを受け取る権利があると主張した。対するバルセロナは、契約条項に“選手が他クラブと交渉しないこと”、“支払いは移籍期間終了後の9月1日に行う”などの条件を設けていたと反論。もつれた議論は、ネイマール側の訴えによってFIFAに持ち込まれていた。
▽結局、ネイマール側の訴えは2月中旬に却下に。そして今度は逆に、契約不履行としてバルセロナがネイマールに800万ポンド(約12億円)の返済を求める訴訟を起こし、問題のフィールドは法廷に移されることとなった。
▽この件に関して、FIFAは「裁判所で行われているため不明」と述べ、スポークスマンは以下のようにコメントして仲裁から離脱することを明らかにした。
「それは認識したが、明らかに同じ議題が同じ当事者たちによって、(法廷、FIFAという)異なる組織に同時に提出された。FIFA側は当事者たちに伝えたよ…。どうやら事件について調査する立場にないということをね」
▽ネイマールとバルセロナの論争は法廷に一本化されることに。FIFAからの罰則ではなく、法的な処罰をどちらかが受ける可能性も高まり、泥沼の騒動はさらに深刻に過熱していくかもしれない。
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