EL16強進出のガットゥーゾ「ミランは正しい道を進んでいる。控え組も実力示せた」

2018.02.23 12:15 Fri
ミランの指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾは22日、ヨーロッパリーグ(EL)でルドゴレツ(ブルガリア)に1-0で勝利して16強進出を決め、喜びを語った。イタリアメディア『スカイ』が報じた。

「ここ数日、私が要求していた通り、失点をしなかったことが嬉しい。選手たちは守備に取り組むのが好きではないかもしれないが、失点しなければため息をつく数も減る。正しい道を進んでいるから、この調子でいきたい。チームが成長し、これまで出場時間が少なかった選手たちも実力を示してくれたことに満足している。次へ進めたことを喜びたい」

ルドゴレツ戦では、これまで途中出場が多かったポルトガル代表FWアンドレ・シウバが先発起用された。ガットゥーゾはポルトガル代表FWに合格点を与えた。

「最後のシュートが足りなかったが、彼に要求したことはこなしていた。良いパフォーマンスだったと思う。(ニコラ・)カリニッチも良かったし、(パトリック・)クトローネは別のポジションで起用してみた。練習すれば、将来的に使えるだろう」

これからリーグ戦においてローマやインテル、コッパ・イタリアではラツィオとの対戦が控えており、正念場を迎える。

「目の前の1試合に集中しなければならない。今はローマ戦の準備をしっかりしておきたい。厳しい試合になるだろう。まずは日曜の試合、それからラツィオやインテルについても考えたい」

最後に、ミランの下部組織プリマヴェーラから昇格し、トップチームの監督に就任できたことを感謝した。

「ミランを指揮できて誇りに思う。苦労はあるが、心地よい苦労だ。私にチャンスを与えてくれた(CEOのマルコ・)ファッソーネと(マッシミリアーノ・)ミラベッリに感謝したい。彼らがいなければ、プリマヴェーラですら今シーズンを終えられず、別の場所にいただろうと思う。私としては、ここに残りたい」

提供:goal.com
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