ビジャレアル、ロドリ弾で先制も終盤グラネロ直接FKに沈みドロー決着《リーガエスパニョーラ》

2018.02.19 04:56 Mon
Getty Images
▽リーガエスパニョーラ第24節のエスパニョールvsビジャレアルが18日にコルネジャで行われ、1-1の引き分けに終わった。
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▽リーガ5戦勝ちなしの15位エスパニョール(勝ち点26)が、連敗中の5位ビジャレアル(勝ち点37)をホームに迎えた一戦。
▽ビジャレアルは、直近の試合である1-3で敗北したヨーロッパリーグ(EL)のリヨン戦からスタメンを4名変更。トリゲロス、バッカらに代えてハビ・フエゴ、ラバらを起用し、[4-4-2]ではなく[4-3-3]で試合に臨んだ。

▽試合は、ハビ・フエゴとロドリゴ・エルナンデスが中盤で良い距離感を保つビジャレアルが落ち着いた入りをみせた。6分、DFビクトル・サンチェスのバックパスが短くなったところを、ロドリゴ・エルナンデスがインターセプトする。ボックス左の深い位置からマイナスに折り返すと、フォルナルスが右足でダイレクトシュート。しかし、ボールは右ポストに直撃して先制点とはならない。

▽その後、球際の激しいエスパニョールの守備に苦しみ前線まで運べない時間が続くが、25分に好機を手繰り寄せる。ラバとのワンツーで右サイドを突破したガスパールがクロスを供給すると、ボックス内のウナルがシュートを放つ。一度はC・サンチェスのブロックに阻まれたが、駆け上がってきたロドリゴ・エルナンデスがこぼれ球を蹴り込み、エスパニョールDFの股下を通してネットを揺らした。
▽反撃に出たいエスパニョールは、ビクトル・サンチェスとレオの右サイドでの好関係から打開を図ろうとするが、フィニッシュまで持ち込むことができない。

▽ややラインが下がり気味になったビジャレアルも、最前線のウナルをターゲットに攻撃を構築しようとするがうまく収まらず。ややこう着状態のまま試合は折り返すことに。

▽後半に入ると、リードしているビジャレアルはシステムを[4-4-2]に変更。最前線ではウナルとフォルナルスが2トップを形成し、ラバ、チェリシェフはサイドハーフにポジションを下げた。

▽ややボールを持つ時間が長くなるエスパニョールだったが、なかなかゴールに迫ることができない。逆に64分、ビジャレアルのショートカウンターが発動する。右サイド高い位置でボールを奪取したガスパールが、中央にカットイン。ボックス内右にフリーで走り込んだラバをおとりに使いつつシュートを放ったが、得点には繋がらなかった。

▽バランスを保ちつつ追加点を目指すビジャレアルは、72分にチェリシェフに代えてバッカを投入。バッカは最前線でウナルとコンビを組み、フォルナルスは左サイドにポジションを移した。

▽すると73分、センターサークル付近でボールを持ったラバが、ディフェンスラインの中央を射抜く高精度のスルーパスを通す。しかし、ボックス内に抜け出したバッカがGKディエゴ・ロペスを交わして放ったシュートは、DFビクトル・サンチェスがかき出した。

▽1点を追う展開が続く中、攻勢をかけるエスパニョールは85分にボックス手前中央でFKを獲得する。キッカーを担当したグラネロがほぼ助走なしで直接狙うと、鋭く回転のかかったシュートが枠を捉える。GKアセンホは一歩も動けず、同点弾とした。

▽さらに試合終了間際の92分、後方からのフィードを最前線で受けたジェラール・モレーノが頭で背後に落とす。走り込んだレオが左足でボレーシュートを放つと、ポストに直撃。さらに跳ね返りをS・ガルシアが押し込もうとしたが、これをGKアセンホが防いだところで試合が終了した。

▽この結果、エスパニョールは土壇場で敗北を回避したものの、6戦勝ちなしに。対するビジャレアルは連敗を脱出したが、掴みかけた勝利を逃がすこととなった。

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