【CLプレビュー】6年ぶり13度目の対決! プレミア王者が宿敵バルセロナをブリッジに迎え撃つ《チェルシーvsバルセロナ》

2018.02.20 12:00 Tue
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▽チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグ、チェルシーvsバルセロナが日本時間20日28:45にスタンフォード・ブリッジでキックオフされる。決勝トーナメント1回戦屈指の好カードだ。

▽グループステージでは、ローマやアトレティコ・マドリー、カラバフとの組み合わせとなった“死の組”を2位で勝ち抜いたチェルシー。2大会ぶりの出場で決勝トーナメント進出を決めたプレミアリーグ王者だが、今年に入って調子がガタ落ち。新年を公式戦4試合連続ドローで開けると、最近ではリーグ戦で降格圏に沈む格下相手に連敗を喫した。それでも、直近の公式戦2試合では合計7得点を奪って連勝。主力を温存できたうえ、冬に加入したFWジルーとDFエメルソン・パルミエリも結果を出し、この一戦に向けて明るいニュースとなった。
▽一方のバルセロナは、ユベントスと同組となったグループDで4勝2分けの首位通過。今シーズンから指揮を執るバルベルデ監督の下、リーガエスパニョーラでも無敗を維持し直近のエイバル戦での勝利で、リーグ戦31試合連続無敗記録を達成した。これはグアルディオラ元監督が2010-11シーズン築いたクラブ記録タイの数字だ。得点力でも他の追随を許さず、第24節を終了した時点で得点数は「62」。失点数も「11」と、3大会ぶりのCL優勝に向けても攻守において抜かりはない。

▽なお、両チームはこれまでCLの舞台で12回対戦しており、成績はチェルシーの4勝5分け3敗。2008-09シーズンのCL準決勝2ndレグでは、MFイニエスタの後半アディショナルタイムでの劇的弾でチェルシーを退けたバルセロナが優勝を果たしたことは強く印象に残っている。

◆チェルシー◆
【3-5-2】

▽チェルシー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:クルトワ
DF:アスピリクエタ、A・クリステンセン、ケイヒル
MF:モーゼス、ペドロ、カンテ、セスク、マルコス・アロンソ
FW:モラタ、アザール
負傷者:DFダビド・ルイス、MFバカヨコ、MFバークリー
出場停止者:なし
▽出場停止者はいないが、D・ルイス、バカヨコ、バークリーがケガで離脱中だ。中盤の選手を2人も欠く中、カンテやペドロ(ドリンクウォーター)の運動量で中盤をカバーできる[3-5-2]のフォーメーションを予想。2トップにはモラタとアザールが濃厚だが、モラタのケガの具合によっては、ジルーが先発になる可能性もある。

◆バルセロナ◆
【4-4-2】

▽バルセロナ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:テア・シュテーゲン
DF:セルジ・ロベルト、ピケ、ユムティティ、ジョルディ・アルバ
MF:ラキティッチ、ブスケッツ、パウリ―ニョ、イニエスタ
FW:メッシ、スアレス
負傷者:なし
出場停止者:DFネウソン・セメド、MFコウチーニョ

▽グループステージ第6節でイエローカードを受けたネウソン・セメドが累積警告により出場停止。また、前所属先のリバプールで今季CLグループステージに出場したコウチーニョも規定により起用できない。負傷者に関してはDFヴェルメーレンも遠征メンバー入りを果たしており、前述の2選手を除く全選手が起用可能だ。

▽予想布陣は[4-4-2]で直近のエイバル戦と同じスタメンを起用する見込みだ。より攻撃的に戦う場合はラキティッチかパウリーニョに代えてMFデンベレを右サイドで起用し、中盤フラットの形になる見込みだ。

★注目選手
◆チェルシー:MFエンゴロ・カンテ
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▽チェルシーの注目選手はカンテだ。2016年夏にレスター・シティから加入したフランス代表MFは瞬く間にチェルシーの中心選手に。豊富な運動量と高次元のボール奪取能力を発揮し続けるブルーズのダイナモには、バルセロナにボール支配を譲る展開が予想される中、中盤でプレッシャーをかけ続けることが期待される。カンテのボール奪取から効率よくカウンターを狙うことができれば、得点するチャンスは増えてくるだろう。

◆バルセロナ:FWリオネル・メッシ
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▽バルセロナの場合、メッシがどれだけストレスなくプレーできるかが勝利に直結する要素となる。今季のメッシはCLでは3得点と控えめな成績となっているが、リーグ戦ではここまで20ゴール12アシストとさすがの記録だ。しかし、チェルシーとの相性はすこぶる悪く、CLで8度も顔を合わせながらもここまで無得点。苦手意識を払拭するためにもレオ・メッシの獅子奮迅の活躍に期待だ。
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