【J1開幕直前クラブガイド】長谷川体制始動、心機一転を図る新シーズン《FC東京》2018.02.18 15:10 Sun

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▽2018シーズンの明治安田生命J1リーグが史上初の金曜開催の23日を皮切りに幕を開ける。“蹴”春到来を先駆けて、超WS編集部が今シーズンのJ1を彩る全18クラブを徹底分析。チームのノルマ、補強達成度、イチオシ選手、予想布陣をお届けしていく。第6弾はFC東京を紹介する。◆“3冠監督”の下でのリスタート【ノルマ:ACL出場権争い】
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▽2017シーズンはリーグ屈指の大型補強を行い優勝候補に名乗りを上げたが、最後までポテンシャルを発揮することなく、終わってみれば13位。仕切り直しを図る新シーズンに向けては、ガンバ大阪時代に2014シーズンの3冠を含む6度のタイトル獲得にチームを導いた長谷川健太監督を招へいし、新体制発表会でも優勝を掲げていた。とはいえ、昨シーズン終盤の状態を考えれば攻守ともに課題は多い。特にリーグ13位の37得点に留まった得点数について、長谷川監督は「50得点以上を目指す」、「そういった数字をクリアしなければタイトルには手が届かない」と口にしており、優勝を目指すには劇的な改善が求められる。FW大久保嘉人、FWピーター・ウタカと、昨シーズンそれぞれ8得点でチーム内得点王となった2選手が退団していることもあり、攻撃の構築には時間がかかるだろう。まずは長谷川監督が基軸とする守備組織を熟成させた上で、一歩ずつ着実に前進していくことが必要だ。

◆長谷川体制構築に向けた補強【補強達成度:C】
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▽即戦力としての補強はMF大森晃太郎、FW富樫敬真、FWディエゴ・オリヴェイラに留まった。しかし、長谷川監督が「ポテンシャルの高い選手が多い」と口にしていた通り戦力的に十分と考えたために、昨シーズンのような派手な補強は控えたのだろう。逆に監督のスタイルに合致した、求める選手のみをピンポイントで補強したとも表現できる。とはいえ、FW大久保嘉人、FWピーター・ウタカといったスコアラーや、MF石川直宏、DF徳永悠平の両ベテランが抜けた精神的な穴は大きい。特にDF徳永悠平の放出に際して、右サイドバックのバックアッパーを獲得しなかったことは、不安要素となりそうだ。
【IN】
MF大森晃太郎(25)←ヴィッセル神戸/完全
MF品田愛斗(18)←FC東京U-18/昇格
FW富樫敬真(24)←横浜F・マリノス/期限付き
FWディエゴ・オリヴェイラ(27)←柏レイソル/期限付き
FW原大智(18)←FC東京U-18/昇格
FW矢島輝一(22)←中央大学/新加入

【OUT】
DF徳永悠平(34)→V・ファーレン長崎/完全
MFユ・インス(23)→アビスパ福岡/期限付き
MF野澤英之(23)→愛媛FC/期限付き
MF佐々木渉(21)→カマタマーレ讃岐/完全
MF石川直宏(36)→引退
FW大久保嘉人(35)→川崎フロンターレ/完全
FWピーター・ウタカ(34)→サンフレッチェ広島/期限付き満了
◆超WS編集部イチオシ選手
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MF大森晃太郎(25)
2017シーズン(J1) 26試合出場4得点
▽キープレーヤーは、ガンバ大阪時代に長谷川監督の指導の下でタイトル獲得に貢献したMF大森晃太郎だ。中盤でのダイナミックな動き、攻撃に推進力を持たせられる点が魅力な選手であり、監督も「ああいうタイプの選手はいなかった」と述べている通り、FC東京に変化を持たせることができる。恩師が直々に補強を持ち掛けたことも伝えられており、飛躍を遂げるためにはこの選手の活躍が鍵となることは間違いない。

◆2018シーズンの予想布陣
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▽昨シーズン用いていた[3-1-4-2]ではなく、[4-4-2]もしくは[4-4-1-1]を基軸とする可能性が高い。最前線には、自ら仕掛けてチャンスを作ることができるFWディエゴ・オリヴェイラがファーストチョイスとなり、相方にFW前田遼一、FW富樫敬真、FW永井謙佑の候補が挙がる。相性を考えれば、衛星のような動きができ経験にも秀でているFW前田遼一が有力だ。

▽中盤に関しては、サイドハーフの一枚はMF大森晃太郎に。逆サイドにはMF東慶悟とFW永井謙佑が競合するが、プレシーズン中の試合ではより推進力のあるFW永井謙佑を右に置き、MF東慶悟はボランチで起用されていた。中盤中央の2枚には、ゲームをコントロールするためにもMF高萩洋次郎は欠かせない。ボール奪取から積極的に最前線に顔を出すMF橋本拳人がその相方となり、MF東慶悟は状況に応じた起用となるだろう。

▽バックラインに関しては、両サイドバックのDF太田宏介、DF室屋成は固い。センターバックには負傷から回復したDF森重真人、その相方にはDF丸山祐市ではなく新キャプテンに任命されたDFチャン・ヒョンスが収まる可能性は高い。
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【J1開幕直前クラブガイド】J1への片道切符なるか、カギはクオリティの向上《大分トリニータ》

2019シーズンも“蹴”春がいよいよ到来! 新シーズンの幕開けを告げるFUJI XEROX SUPER CUP 2019に先駆け、超ワールドサッカー編集部はJ1全18クラブを徹底分析。チームのノルマや補強達成度、イチオシ選手、そして、東京オリンピックを翌年に控える注目の五輪候補をお届けする。最後はJ1への復帰を果たした大分トリニータを紹介。 <span style="font-weight:700;">◆J3→J1、トリニータ片道切符なるか</span>《残留》 <span style="font-size:0.8em;">※残留/ひと桁順位/上位争い/ACL出場権争い/優勝争いから1つ選択</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190216_trinita_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>2015年、失意の中J3リーグへと降格した大分トリニータ。J1リーグカップ、J2優勝とタイトルを獲ってきたチームにとっては、悲劇でしかない降格だった。あれから4年…片野坂知宏監督の下で力をつけたチームは、ついにJ1の舞台に戻ってきた。 2016年はJ3リーグで優勝、2017年は9位と低迷した大分だったが、攻撃陣が爆発。優勝こそ逃したものの、明治安田生命J2リーグ2位で、J1への復帰を決めた。選手の入れ替えがあった中、J3で2シーズン連続得点王に輝いたFW藤本憲明(←鹿児島ユナイテッドFC)やFW馬場賢治(←カマタマーレ讃岐)が躍動。さらに、FW三平和司、FW後藤優介と4選手が二桁得点を記録する異例の事態となった。 2013年以来のJ1の舞台に立つ大分にとっては、まずはリーグに慣れることだろう。離れていた5シーズンでJ1の様相も大きく変わっている。当然、厳しい昇格争いを繰り広げ、勝ち上がってきたことを考えれば、大分に力がないわけではない。しかし、クオリティの面では、まだまだ向上する必要がある。2018シーズンはリーグ最多の76得点を記録した一方で、13位タイの51失点はきになるところ。J1では昨シーズンほど攻撃力を発揮できない可能性もあり、失点を減らせなければ降格もあり得るだろう。 クオリティという点では、昨シーズンのJ2リーグで結果を残した選手たちが残留し、また今シーズンもJ2で戦うクラブから、MF小塚和季(←ヴァンフォーレ甲府)、MF小林成豪(←モンテディオ山形)といった実力者を補強。さらに、J2で22得点を記録したFWオナイウ阿道(←浦和レッズ)、ツエーゲン金沢でDFの要としてプレーしたDF庄司朋乃也(←セレッソ大阪)、水戸ホーリーホックでアタッカーとしての頭角を現したMFMF伊藤涼太郎(←浦和レッズ)を期限付き移籍で獲得。さらに湘南ベルマーレからFW高山薫を獲得するなど、戦力の底上げも行なっている。どのような戦いを久々のJ1で見せるのか、片野坂監督のマネジメント力にも期待だ。 <span style="font-weight:700;">◆補強動向</span>《B》<span style="font-size:0.8em;">※最低E~最高S</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190216_trinita_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>◆大分トリニータ 【IN】 GKポープ・ウィリアム(24)←川崎フロンターレ/期限付き GK小島亨介(21)←早稲田大学/新加入 DF庄司朋乃也(21)←セレッソ大阪/期限付き DF岡野洵(21)←ジェフユナイテッド千葉/期限付き延長 DF三竿雄斗(27)←鹿島アントラーズ/完全 MF小林成豪(24)←ヴィッセル神戸/完全 MF伊藤涼太郎(20)←浦和レッズ/期限付き MF高畑奎汰(18)←大分トリニータユース/昇格 MF長谷川雄志(22)←宮崎産業経営大学/新加入 MF前田凌佑(24)←ヴィッセル神戸/完全 MF島川俊郎(28)←ヴァンフォーレ甲府/完全 MF小塚和季(24)←ヴァンフォーレ甲府/完全 MF坂井大将(21)←アルビレックス新潟/期限付き満了 MFティティパン(25)←バンコク・グラスFC(タイ)/期限付き FW吉平翼(20)←ブラウブリッツ秋田/期限付き満了 FWオナイウ阿道(23)←浦和レッズ/期限付き FW高山薫(30)←湘南ベルマーレ/完全 【OUT】 GK修行智仁(34)→FC今治/完全 GK兼田亜季重(28)→現役引退 DF岸田翔平(28)→水戸ホーリーホック/完全 DF那須川将大(31)→松本山雅FC/完全 DF山口真司(22)→ヴィッセル神戸/期限付き終了 DF佐藤昂洋(22)→ラインメール青森/完全 DFウイリアン・エンリケ・アントゥネス(31)→鹿児島ユナイテッドFC/完全 DF竹内彬(35)→カマタマーレ讃岐/完全 MF野上拓哉(20)→VONDS市原FC(関東リーグ1部)/育成型期限付き MF姫野宥弥(22)→ザスパクサツ群馬/期限付き MF江頭一輝(21)→グルージャ盛岡/育成型期限付き延長 MF黄誠秀(31)→現役引退 MF清本拓己(25)→江原FC(韓国)/完全 MF國分伸太郎(24)→ギラヴァンツ北九州/期限付き MF宮阪政樹(29)→松本山雅FC/期限付き満了 FW川西翔太(30)→FC岐阜/期限付き FW林容平(29)→ブラウブリッツ秋田/完全 ※年齢は発表時 <span style="font-weight:700;">◆超WS編集部イチオシ選手</span> FW藤本憲明(29)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190216_trinita_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>大分の注目選手はFW藤本憲明だ。ガンバ大阪の下部組織で育ち、青森山田高校、近畿大学、JFLの佐川印刷SC(後のSP京都FC)を経て、2016年に鹿児島ユナイテッドFCへ加入。Jリーグの舞台に立った。 J3では、1シーズン目に15得点を記録し得点王に輝くと、2017年は24得点を記録し、2年連続でJ3得点王の称号を獲得。2018年にJ2で戦う大分へと加入すると、浮き沈みがあった中でチームトップタイの12得点を記録。チームのJ1昇格に大きく貢献。JFLから着実にキャリアを積んでいる藤本が、ついに最上位のリーグに挑戦する。 得点力が持ち味の藤本だが、持ち前の運動量で前線からの激しいプレスも労を厭わない。また、馬場、三平、後藤といった前線の選手たちとのコンビネーションも確立し、ドリブルでの局面も打開できるストライカー。29歳で初のJ1挑戦となる藤本の活躍が、大分のカギを握るだろう。 <span style="font-weight:700;">◆注目の東京五輪世代!</span> MF伊藤涼太郎(21)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190216_trinita_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>2020年の東京オリンピックに推したい選手は、期限付き移籍で浦和レッズから加入したMF伊藤涼太郎だ。水戸への武者修行を経た伊藤は、2018シーズンの明治安田生命J2リーグで躍動。リーグ戦で34試合に出場し9ゴールを記録し、アタッカーとしての才能を開花させた。 攻撃に特徴を持つ大分において、期限付き移籍で加入するということは大きな期待を寄せられているということの表れでもある。J2を舞台に活躍した選手が集まる中で、J1という舞台でいかに特徴を出せるか。大分で結果を出すことが、浦和でのチャンスを得ること、そして東京オリンピックへと繋がるだろう。 2019.02.16 21:01 Sat
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【J1開幕直前クラブガイド】カレーラス改革元年! “一岩”となり未来描けるか《サガン鳥栖》

2019シーズンも“蹴”春がいよいよ到来! 新シーズンの幕開けを告げるFUJI XEROX SUPER CUP 2019に先駆け、超ワールドサッカー編集部はJ1全18クラブを徹底分析。チームのノルマや補強達成度、イチオシ選手、そして、東京オリンピックを翌年に控える注目の五輪候補をお届けする。第17弾はサガン鳥栖を紹介。 <span style="font-weight:700;">◆今こそ“一岩”となれ! 岐路に立たされ選んだ改革</span>《ひと桁順位》 <span style="font-size:0.8em;">※残留/ひと桁順位/上位争い/ACL出場権争い/優勝争いから選択</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190216_sagantosu_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>堅守速攻を軸とするマッシモ・フィッカデンティ体制3年目に突入した昨シーズンは、34失点というリーグ2位タイの“堅守”こそ発揮したものの、“速攻”は機能せず。29得点というリーグ断トツワーストの攻撃力で残留争いに巻き込まれ、14位でシーズンが終了。終盤にフィッカデンティ元監督を解任した後、金明輝(キム・ミョンヒ)暫定監督が5戦3勝2分けの好成績を収めて辛くも残留は果たしたが、新シーズンに向けて“継続or改革”の選択を迫られる結果となった。 そして、サガン鳥栖が舵を切ったのは大きな“改革”だ。2018シーズンが終了すると、サガン鳥栖は直ぐにルイス・カレーラス・フェレール監督の招へいを発表。同監督は、就任記者会見で「相手がボールを持つ時は、相手のゴールの中にボールがある時だけで十分」と自身のフットボール観を表現している。また、「どのように勝つがか大事」とも語っており、効率や結果を重視してきたリアクションサッカーからの脱却を図る意思を色濃く感じさせた。 今オフでの補強動向も概ねそれに沿ったものとなっている。9名の新戦力の中では、やはりMFクエンカが一番の目玉だろう。昨シーズン不本意な成績に終わったFWフェルナンド・トーレスにチャンスを供給するためにも、カレーラス監督のフットボールを体現するためにも、このドリブラーがキープレーヤーになってくるのは間違いない。 また、鳥栖はクレバーなプレーや豊富な運動量を特長とし、守備の複数ポジションをこなせるMF原輝綺も獲得。さらに、未知数ではあるもののDFニノ・ガロヴィッチ、DFカルロ・ブルシッチという2人のクロアチア人を補強しており、チームの刷新を図る上で現状打てる限りの手を打っている。 一方で、昨シーズン残留の立役者である日本代表GK権平修一が海を渡り、重要な場面で身体を張り続けてきた主将DF吉田豊も退団。新進気鋭の若手FW田川亨介もFC東京に引き抜かれるなど、失ったものも少なくない。守護神に関してはGK大久保択生を獲得しているものの、ディフェンスラインに求められるものは昨シーズンよりも多くなるだろう。 これらは新シーズンに“改革”を目指すという明確なメッセージであり、何かを成すためには恐れずに突き進めていく必要がある。攻撃陣にはトーレスとクエンカの他にもビクトル・イバルボや豊田洋平、金崎夢生ら豪華な面々が顔を揃えており、戦力は充実。逆に、この状態でブレてしまえば後戻りをするにせよ相応の時間を要するだろう。選手や監督、フロントだけでなく、応援するサポーターも含めて今こそ砂の一粒一粒が“一岩”となるべき時だ。タイトル争いの常連になるためにも、今シーズン踏み出した一歩は大きい。 <span style="font-weight:700;">◆補強動向</span>《B》<span style="font-size:0.8em;">※最低E~最高S</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190216_sagantosu_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>【IN】 GK大久保択生(29)←FC東京/完全 GKキム・ミノ(19)←輔仁高校(韓国)/新加入 GK高丘陽平(22)←横浜FC/期限付き→完全 DFニノ・ガロヴィッチ(26)←ディナモ・ミンスク(ブラジル)/完全 DFカルロ・ブルシッチ(26)←FCアシュドッド(イスラエル)/完全 MF原輝綺(20)←アルビレックス新潟/完全 MF樋口雄太(22)←鹿屋体育大学/新加入 MFイサーク・クエンカ(27)←無所属/完全 FW石井快征(18)←サガン鳥栖ユース/昇格 【OUT】 GK赤星拓(34)→引退 GK権田修一(29)→ポルティモネンセ(ポルトガル)/完全 GK辻周吾(21)→横浜FC/期限付き→完全 GKファンティーニ燦(20)→退団 DFジョアン・オマリ(30)→アル・ナスル(UAE)/期限付き満了 DF乾大知(29)→V・ファーレン長崎/期限付き満了 DF吉田豊(28)→名古屋グランパス/完全 DFキム・ミンヒョク(26)→全北現代モータース(韓国)/期限付き MF加藤恒平(29)→退団 MF河野広貴(28)→東京ヴェルディ/期限付き MF水野晃樹(33)→退団 FW池田圭(32)→FELDAユナイテッド(マレーシア)/期限付き FW田川亨介(20)→FC東京/完全 <span style="font-weight:700;">◆超WS編集部イチオシ選手</span> MFイサーク・クエンカ(27)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190216_sagantosu_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>今シーズンイチオシの選手は、新加入のスペイン人MFイサーク・クエンカだ。2011年当時、バルセロナのBチームで出番を待っていたこの男は、2011年に世界的名将ジョゼップ・グアルディオラ監督に見い出される形でトップチームデビュー。すると、すぐに高い戦術理解度や鮮烈なドリブルを武器に印象的なパフォーマンスを披露した。右ヒザ半月板の負傷による長期離脱を繰り返し、残念ながらそのままスターダムをのし上がることは出来なかったものの、そのポテンシャルは折り紙付きだ。 そして、鳥栖においてこの選手の重要性は群を抜いている。カレーラス監督との親和性は高く、前年まで堅守速攻を掲げていたチームであればこそ、コンビネーションサッカーを目指す上でピッチ上にそういった人物が必要だ。FWフェルナンド・トーレスも同じスペイン人かつ世界的ストライカーではあるものの、ポゼッションサッカーを実践していたのはスペン代表時のみ。また、同選手はゴール前での駆け引きでこそ本領を発揮する選手だ。そういった役割での活躍を際立たせるためにも、クエンカがチャンスメイクを担う必要がある。 逆に、万が一クエンカがプレシーズンマッチで見せている様なパフォーマンスをJリーグで発揮できなければ、カレーラス監督の理想が瓦解する恐れすらある。つまり、鳥栖がこれから躍進を遂げるためには、どうあってもこの選手がカギとなる。 <span style="font-weight:700;">◆注目の東京五輪世代! </span> MF原輝綺(20)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190216_sagantosu_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>注目の東京五輪世代は、アルビレックス新潟から新加入したMF原輝綺だ。プロ初年度にはJ1リーグ18試合で初ゴールも記録し、昨シーズンのJ2リーグでは25試合と20歳にして多くの経験を積んでいる。 原の特徴は何を差し置いても、そのクレバーさだ。ボランチや左右のSB、時には4バック3バック問わずCBもこなすそのポリバレント性は、理解力の高さが無くては備わらない。加えて、180cmという身長ながら豊富な運動量と高い跳躍力。U-21日本代表ではパスの出し手としての役割も求められた。 プレシーズンマッチを確認する限り、鳥栖での原のポジションは右SB。左サイドに入るクエンカが攻撃のキーマンに据えられる以上、流れを読み細かくバランスを調整しなければならないポジションだ。とはいえ、コンビネーションサッカーにおいてSBの果敢な攻撃も不可欠であり、90分間攻守に妥協が許されない難しいポジションとなる。しかし、高い要求を満たした時こそ成長が待っているはずだ。そして、その成長が五輪代表、ひいてはフル代表までの道を照らす。この不定形の“逸材”がどの様な形に変身していくか、鳥栖での初年度を戦い抜いた後の姿が今から楽しみで仕方がない。 2019.02.16 21:00 Sat
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【J1開幕直前クラブガイド】昨季の教訓生かせるか、戦力アップで安定した戦いを!《サンフレッチェ広島》

2019シーズンも“蹴”春がいよいよ到来! 新シーズンの幕開けを告げるFUJI XEROX SUPER CUP 2019に先駆け、超ワールドサッカー編集部はJ1全18クラブを徹底分析。チームのノルマや補強達成度、イチオシ選手、そして、東京オリンピックを翌年に控える注目の五輪候補をお届けする。第16弾はサンフレッチェ広島を紹介。 <span style="font-weight:700;">◆ノーマークだった昨季から徹底マークへ</span>《ACL出場権争い》 <span style="font-size:0.8em;">※残留/ひと桁順位/上位争い/ACL出場権争い/優勝争いから選択</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190215_hiroshima_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>今季は城福浩体制の真価が問われる2年目となる。昨季は20ゴールを記録したFWパトリックの覚醒に助けられた広島は、前半戦に貯めた勝ち点でラスト9試合未勝利という大砂漠を何とか乗り越え、上出来すぎる2位フィニッシュを果たした。 しかし、今季はそう甘くない。新たに背番号「10」に変更したパトリックが昨季後半戦同様に執拗なマークを受けることは確実で、さらにアジア・チャンピオンズリーグと並行して戦わなくてはならないため、城福監督には昨季以上の知恵が必要となる。目標は良くて2年連続のACL出場権獲得といったところだ。 去年と同じような戦いをしていれば残留争いに巻き込まれかねない。だがそこはクラブも重々承知。広島は移籍期間にパトリックの競争相手、もしくは相棒として東京ヴェルディからFWドウグラス・ヴィエイラを獲得。2017年はJ2リーグで18ゴール、2018年は13ゴールを挙げており、昨季はパトリックの一本槍だった攻撃陣に頼れる仲間が増えた印象だ。また、同じく東京Vからは昨季J2で全試合に出場したDF井林章を迎え入れ、DF千葉和彦の抜けた穴をカバーした。 その他では、DF馬渡和彰の川崎フロンターレへの移籍を受けて、スウェーデンからDFエミル・サロモンソンを呼び寄せた。前所属のIFKヨーテボリでは通算244試合に出場し27ゴール39アシストを記録しているが、海外初挑戦となる元スウェーデン代表の実力は未知数だ。また、およそ2年半の武者修行を終えて帰ってきたMF野津田岳人や、清水エスパルスから期限付きで復帰したMF清水航平にも即戦力として期待したい。 今年のストーブリーグでは、タイと鹿児島で2度のトレーニングキャンプを実施し、時間をかけて調整を行った。鹿児島キャンプではジュビロ磐田と45分×4本のトレーニングマッチを行い、合計スコア3-2で勝利。11日に行われたレノファ山口とのプレシーズンマッチも1-0で勝利するなど、「昨年よりも1週間早くコンディションが仕上がってきた」と城福監督が語るように、新シーズン開幕に向けて準備は整ってきているようだ。 Jリーグ開幕に先駆けて、広島は19日にACLプレーオフでチェンライ・ユナイテッド(タイ)とのホーム戦を戦う。昨シーズンよりも厳しい1年の始まりはもうそこに迫っている。「タイ、鹿児島とやるべきことをやってきた自負がある」と自信を覗かせてくれた監督を信頼し、どこまで突き進めるか…。 <span style="font-weight:700;">◆補強動向</span>《B》<span style="font-size:0.8em;">※最低E~最高S</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190215_hiroshima_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>【IN】 DF荒木隼人(22)←関西大学/新加入 DF井林章(28)←東京ヴェルディ/完全移籍 DFエミル・サロモンソン(29)←IFKヨーテボリ(スウェーデン)/完全移籍 DF高橋壮也(22)←ファジアーノ岡山/復帰 MF清水航平(29)←清水エスパルス/期限付き移籍 MF野津田岳人(24)←ベガルタ仙台/復帰 MF東俊希(18)←サンフレッチェ広島ユース/昇格 MF松本大弥(18)←サンフレッチェ広島ユース/昇格 FW皆川佑介(27)←ロアッソ熊本/復帰 FWドウグラス・ヴィエイラ(31)←東京ヴェルディ/完全移籍 FWパトリック(31)←サルグエイロ(ブラジル)/完全移籍 【OUT】 GK増田卓也(29)→FC町田ゼルビア/期限付き移籍 DF馬渡和彰(27)→川崎フロンターレ/完全移籍 DF千葉和彦(33)→名古屋グランパス/完全移籍 DF宮原和也(22)→名古屋グランパス/完全移籍 DFイヨハ理ヘンリー(20)→FC岐阜/期限付き移籍延長 MF長沼洋一(21)→愛媛FC/期限付き移籍 MF川村拓夢(19)→愛媛FC/期限付き移籍 MF森崎和幸(37)→現役引退 MF茶島雄介(27)→ジェフユナイテッド千葉/期限付き移籍延長 MFフェリペ・シウバ(28)→セアラ(ブラジル)/完全移籍 FW工藤壮人(28)→レノファ山口FC/期限付き移籍 FWティーラシン(30)→ムアントン・ユナイテッド(タイ)/期限付き移籍満了 <span style="font-weight:700;">◆超WS編集部イチオシ選手</span> FWドウグラス・ヴィエイラ(31)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190215_hiroshima_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>昨季と同じように[4-4-2]を基本フォーメーションとするのなら、おそらくレギュラーは堅いであろうパトリックの横には新加入のドウグラス・ヴィエイラが並ぶ可能性が高い。東京V在籍3年間で通算113試合38得点のブラジル人助っ人には、退団したFWティーラシンやFW工藤壮人をカバーするだけでなく、パトリックすら飲み込んでしまうような活躍を見せてほしい。昨季は不甲斐なかったパトリックの“相棒枠”をかけて、新ブラジル人を中心に激しい競争が巻き起こることを期待したい。 <span style="font-weight:700;">◆注目の東京五輪世代!</span> MF森島司(21)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190215_hiroshima_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>広島の東京五輪世代で注目の選手は森保一監督お気に入りのMF森島司だ。2016年に広島に入団した森島は、高校生だった2015年にU-18日本代表に招集を受けて以降、各年代の代表に選ばれ続けてきた。本職はセントラルMFやアタッキングMFだが、代表ではFWも務めたこともあり、サイドもこなせるポリバレントな選手だ。昨季はルヴァンカップの出場がメインだったが、プロ4年目の今季、広島の中盤ではMF稲垣祥が右肩鎖関節亜脱臼で開幕には間に合わない。このチャンスを森島が生かすことが出来れば、2019年は飛躍の年にできるかもしれない。 2019.02.15 18:16 Fri
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【J1開幕直前クラブガイド】主力流出もロティーナ&イバン新体制に期待膨らむ《セレッソ大阪》

2019シーズンも“蹴春”がいよいよ到来! 新シーズンの幕開けを告げるFUJI XEROX SUPER CUP 2019に先駆け、超ワールドサッカー編集部はJ1全18クラブを徹底分析。チームのノルマや補強達成度、イチオシ選手、そして、東京オリンピックを翌年に控える注目の五輪候補をお届けする。第14弾はセレッソ大阪を紹介。 <span style="font-weight:700;">◆タイトル争いに向けたカギは戦術の浸透</span>《ACL出場権争い》 <span style="font-size:0.8em;">※残留/ひと桁順位/上位争い/ACL出場権争い/優勝争いから選択</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190214_cerezo_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>一昨シーズンにルヴァンカップ、天皇杯の国内カップ戦二冠を成し遂げたC大阪だが、昨季はACL出場圏外の7位に甘んじるなど、一転して無冠という厳しいシーズンとなった。さらに、一部選手やクラブとの確執も噂された中、クラブに初タイトルをもたらした尹晶煥監督と袂を分かつことに。この監督人事の影響か、MF山口蛍とFW杉本健勇というユース出身の生え抜き、MF山村和也という3人の主力中の主力が揃ってヴィッセル神戸、浦和レッズ、川崎フロンターレというライバルクラブに流出する異例の事態となった。 そして、過渡期を迎える関西の名門の立て直しを託されたのが、スペイン時代にチャンピオンズリーグ(CL)やリーガエスパニョーラで指揮を執り、コパ・デル・レイの優勝経験もある名将ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督。バルセロナの流れを組む副官イバン・パランココーチと共に前所属先の東京ヴェルディでは就任前J2で18位に低迷したクラブを1年目に5位に躍進させ、昨シーズンは6位も昇格プレーオフを勝ち抜き、あと一歩でJ1昇格に導いていた。 クラブはそのスペイン人指揮官就任に際して、前述の主力3選手の穴を埋める補強としてヴィッセル神戸からMF藤田直之、ベガルタ仙台からMF奥埜博亮、北海道コンサドーレ札幌からFW都倉賢を補強。さらに、中盤にブラジル屈指の名門ヴァスコ・ダ・ガマで主力を務めたアルゼンチン人MFレアンドロ・デサバト、前線に昨季ブラジルのグアラニで16ゴールを記録したブラジル人FWブルーノ・メンデスという実力者を確保した。全体的な戦力ダウンは否めないが、若手の積極的な登用と選手の新たな可能性を見いだす慧眼を持つ知将の下でニューヒーローやコンバートによる覚醒が期待される。 今季のチーム目標はタイトル奪還に定められているが、現実的には一桁順位フィニッシュとACL出場権争いに絡むことだ。そのカギを握るのが、ポジショナルプレー、5レーン理論という欧州最先端の戦術への適応だ。とりわけ、徹底したライン統制を基調としたゾーン守備、GKを交えて後方からショートパスを繋ぐスタイル、試合中にも複数システムを使い分ける新たな試みにいかに早く馴染めるか。東京V時代は守備からチームを構築し徐々に攻撃に比重をかけるアプローチをしていたため、序盤戦は勝ち切れない試合が多くなることが想定されるだけに前線の個の力が重要となる。一方、スカウティングのスペシャリストであるイバンコーチの存在はチームの大きな助けとなるはずだ。 <span style="font-weight:700;">◆補強動向</span>《C》<span style="font-size:0.8em;">※最低E~最高S</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190214_cerezo_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>【IN】 GK圍謙太朗(27)←アビスパ福岡/期限付き復帰 MF藤田直之(31)←ヴィッセル神戸/完全 MFレアンドロ・デサバト(28)←ヴァスコ・ダ・ガマ/完全 MF奥埜博亮(29)←ベガルタ仙台/完全 MF丸岡満(23)←レノファ山口FC/期限付き復帰 FW都倉賢(32)←北海道コンサドーレ札幌/完全 FWブルーノ・メンデス(24)←デポルティーボ・マルドナド/期限付き 【OUT】 GK永石拓海(22)→レノファ山口FC/期限付き DF酒本憲幸(34)→鹿児島ユナイテッドFC/完全 DF田中裕介(32)→ファジアーノ岡山/完全 DF茂庭照幸(37)→FCマルヤス岡崎/完全 DF森下怜哉(20)→栃木SC/期限付き MF山口蛍(28)→ヴィッセル神戸/完全 MF山村和也(29)→川崎フロンターレ/完全 MFチャウワット(22)→バンコク・グラスFC/期限付き満了 MFオスマル(30)→FCソウル/期限付き満了 MF沖野将基(22)→ブラウブリッツ秋田/完全 MF喜田陽(18)→アビスパ福岡/期限付き FW杉本健勇(26)→浦和レッズ/完全 FW米澤令衣(22)→鹿児島ユナイテッドFC/完全 <span style="font-weight:700;">◆超WS編集部イチオシ選手</span> MF清武弘嗣(29)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190214_cerezo_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>イチオシ選手は、新指揮官が最も期待する新キャプテンの清武だ。2017年の復帰以降、度重なる負傷の影響もありトップフォームを取り戻すのに苦労している清武だが、その高い戦術眼とテクニックはポジショナルプレーを志向するロティーナ監督のスタイルに間違いなく合致するはずだ。また、セビージャ時代にはややスタイルは異なるものの、戦術的に難度が高いサンパオリ監督の下でプレーしており、スタッフと選手の間に入って戦術の浸透を促す役割も期待される。複数のシステムを併用する中、主戦場は2列目あるいはインサイドハーフとなる見込みだ。その中で攻撃の起点となるハーフスペースの支配者として存在感を示したい。 <span style="font-weight:700;">◆注目の東京五輪世代!</span> DF瀬古歩夢(18)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190214_cerezo_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>C大阪で注目する東京オリンピック世代は18歳の若手センターバックの瀬古だ。2017年にクラブ最年少となる16歳11カ月でトップデビューを飾った生え抜きの瀬古は高い身体能力、安定した足元のテクニック、リーダーシップに優れる日本のアンダー世代屈指の守備者。ここまでJ3に所属するセレッソ大阪U-23が主戦場だが、東京V時代から若手の積極登用の実績があるロティーナ監督は戦術理解さえ進めば、躊躇なくJ1デビューさせるはずだ。 2019.02.14 17:01 Thu
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【J1開幕直前クラブガイド】ガンバらしくの宮本政権第二章 救世主から復権の先導者になれるか《ガンバ大阪》

2019シーズンも“蹴”春がいよいよ到来! 新シーズンの幕開けを告げるFUJI XEROX SUPER CUP 2019に先駆け、超ワールドサッカー編集部はJ1全18クラブを徹底分析。チームのノルマや補強達成度、イチオシ選手、そして、東京オリンピックを翌年に控える注目の五輪候補をお届けする。第13弾はガンバ大阪を紹介。 <span style="font-weight:700;">◆「本来いるべき位置に」</span>《ACL出場権争い》 <span style="font-size:0.8em;">※残留/ひと桁順位/上位争い/ACL出場権争い/優勝争いから選択</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190214_gambaosaka_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) CWS Brains, LTD.<hr></div>レヴィー・クルピ氏の下でスタートを切ったガンバ大阪の2018シーズンは激動の1年だった。シーズンの折り返しとなる第17節終了時で16位に低迷したが、シーズン途中に就任したG大阪育成一期生で大レジェンドの宮本恒靖監督が復活劇の先導者に。FWファン・ウィジョの再合流やMF今野泰幸の復帰、アデミウソンの復調、そして夏場の補強も相まって、21年ぶりとなるクラブ記録の9連勝で9位に滑り込み、J1残留という最大のミッションを達成した。 G大阪の黄金期を知り、G大阪のDNAを熟知する宮本監督の下でスタートする今年はチームスローガンとして『GAMBAISM』を掲げ、目標を「ACL圏内」に設定。その今オフ、8名が加わった。全体的な総評は、成長の可能性を秘めた若手有望株の台頭にも賭けた強化策もあり、やや地味。ただ、確実にポイントを抑えた補強が光り、退団したDFファビオを除けば昨年の主力からの流失もなく、若手の成長次第で期待感の高まるチーム編成だ。 今オフにファビオが抜け、懸念に挙がるポジションの1つだったセンターバック陣だが、タイ挑戦から4年ぶりのJリーグ復帰となるDF青山直晃が加わり、先のアジアカップを戦った韓国代表で主力を務めるDFキム・ヨングォンの獲得にも成功。中でも、アジア屈指のセンターバックであるキム・ヨングォンを獲得できたことは大きく、日本代表DF三浦弦太を擁するセンターバック陣は強化に成功したと言って良い。 G大阪ユース出身の五輪世代として期待がかかったDF初瀬亮を失ったサイドバックだが、大学No1の呼び声高いDF高尾瑠を獲得。昨年にロアッソ熊本から加入したドリブルが魅力のMF田中達也もキャンプでのプレーエリアを見る限り、サイドバック起用が主になりそう。昨年、一定のプレー機会がありながらアピールできずに伸び悩んだ初瀬の出来と新戦力の顔ぶれを比較すると、大きな痛手にはならないだろう。 攻撃陣の補強は昨年途中にFW渡邉千真を獲得したことで、FW呉屋大翔のレンタルバックに動いた程度。欧州挑戦の可能性が浮上した昨年のチーム得点王であるファン・ウィジョの残留は補強の意味合いが強く、アデミウソンや渡邉によるFW陣に不安材料はない。さらに、FW中村敬斗とFW食野亮太郎らホープがブレイクを遂げれば、MF倉田秋やMF小野瀬康介らサイドハーフを含めた攻撃陣の層もより厚くなってくる。 気がかりなのが、いまだMF遠藤保仁と今野の元日本代表コンビに頼りっきりなボランチの陣容だ。今年で、遠藤は39歳、今野は36歳。今年は補強がなく、MF矢島慎也をレンタルバックしたぐらいだ。キャンプ中は遠藤&今野の黄金コンビを使わず、矢島とMF高宇洋のどちらかを相方として起用する試運転を継続。矢島や高が遠藤と今野の存在を揺るがす存在になれれば、チームとしての戦力アップに繋がってくる。 2年目の意気込みとして「本来いるべき位置に」と語った宮本監督は昨年と異なり、準備期間を経て、開幕から指揮を執るシーズンになる。蒼黒の血が流れる求心力十分のカリスマは、選手と共に賢く、強く、ガンバらしく、『GAMBAISM』を築き上げ、復権の先導者になれるか。2年目は個人としても昨年の救世主ぶりが本物だったのかどうかが試される。 <span style="font-weight:700;">◆補強動向</span>《B》<span style="font-size:0.8em;">※最低E~最高S</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190214_gambaosaka_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>【IN】 GK田尻健(25)←ツエーゲン金沢/復帰 DF高尾瑠(22)←関西学院大学/新加入 DF青山直晃(32)←ムアントン・ユナイテッド(タイ)/完全 DFキム・ヨングォン(28)←広州恒大(中国)/完全 MF奥野耕平(18)←ガンバ大阪ユース/昇格 MF田中達也(26)←ロアッソ熊本/完全 MF矢島慎也(25)←ベガルタ仙台/復帰 FW呉屋大翔(25)←徳島ヴォルティス/復帰 【OUT】 GK鈴木椋大(24)→ジェフユナイテッド千葉/期限付き DF平尾壮(22)→FC町田ゼルビア/完全 DFペ・スヨン(20)→カマタマーレ讃岐/期限付き DFファビオ(29)→未定 DF初瀬亮(21)→ヴィッセル神戸/完全 DF西野貴治(25)→カマタマーレ讃岐/完全 MF泉澤仁(27)→ポゴニ・シュチェチン(ポーランド)/完全 MF二川孝広(38)→FCティアモ枚方(関西1部)/完全 MF妹尾直哉(22)→AC長野パルセイロ/完全 MF森勇人(23)→水戸ホーリーホック/完全 MF井出遥也(24)→モンテディオ山形/完全 FW長沢駿(30)→ベガルタ仙台/完全 FW一美和成(21)→京都サンガF.C./期限付き <span style="font-weight:700;">◆超WS編集部イチオシ選手</span> MF矢島慎也(25)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190214_gambaosaka_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>イチオシ選手は宮本監督のラブコールを受け、G大阪に復帰した矢島だ。昨年、古巣の浦和レッズと長らく凌ぎを削るG大阪に“覚悟の移籍”を決断した元リオ・デジャネイロ五輪代表の司令塔だが、レヴィー・クルピ前監督の下で出場機会を得られず、シーズン半ばにベガルタ仙台に期限付き移籍。天皇杯決勝のピッチに立ったが、ケガに苦しみ、悔しい1年を過ごした。その矢島はキャンプ中、遠藤&今野の偉大過ぎる不動コンビに割って入るべく、チーム全体で世代交代が叫ばれるボランチとしてアピール。宮本監督も高を含めた4人でボランチを回すことを示唆しているだけに、真価を見せるべきシーズンとなる。 <span style="font-weight:700;">◆注目の東京五輪世代!</span> FW中村敬斗(18)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190214_gambaosaka_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>注目の五輪世代はプロ2年目の中村だ。アカデミー出身以外で初の飛び級入団者として注目を集めた昨年は、レヴィー・クルピ前監督に能力を評価され、開幕ゲームでトップチームデビューを飾ったが、シーズンが進むに連れて、シニア選手とオフ・ザ・ボールの動きの差が如実となり、J3リーグを戦うU-23に“降格”。だが、シーズン最終盤に先発起用されると、Jリーグ初ゴールを挙げ、成長の跡を示した。プロ2年目の今年はトップチームでの熾烈な定位置争いを勝ち抜くことがテーマ。そこで逞しく台頭を遂げることができれば、今年のU-20ワールドカップだけでなく、その先に待つオリンピック出場も近くなる。 2019.02.14 17:00 Thu
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