香川負傷もバチュアイ2連発のドルトがロイス復帰戦を白星で飾る! HSVは右WB酒井奮闘も9戦未勝利…《ブンデスリーガ》

2018.02.11 01:44 Sun
Getty Images
▽ブンデスリーガ第22節、ドルトムントvsハンブルガーSV(HSV)が10日にシグナル・イドゥナ・パルクで行われ、ホームのドルトムントが2-0で勝利した。なお、ドルトムントのMF香川真司は先発し62分に負傷交代。HSVのDF酒井高徳はフル出場、MF伊藤達哉はベンチ外となった。

▽シュティーガー監督の古巣対決となった前節ケルン戦を新戦力バチュアイの2ゴール1アシストの大活躍で3-2と制して4試合ぶりの勝利を飾った4位ドルトムント(勝ち点34)。連勝を目指す今節はケルン戦からパパスタソプーロス、ダフードに代えて、今季初出場のロイス、先発デビューのアカンジを起用。香川は引き続き先発を務め、ヴァイグル、ロイスと共に中盤に入った。
▽一方、ハノーファーに何とか追いついて勝ち点1をもぎ取ったものの、8戦勝利のない17位HSV(勝ち点17)。強豪ドルトムントとのアウェイゲームに向けては3バックの右に入っていた酒井を右ウイングバックに移すなど、若干テコ入れを図った。なお、伊藤はベンチ外となった。

▽立ち上がりからロイス、香川、プリシッチの細かい連携とバチュアイ、シュールレの推進力あるプレーで相手を押し込むドルトムント。しかし、中央のエリアをきっちり固める相手の守備を前になかなか最後の部分で合わない。20分には中央でボールを持った香川からバチュアイへスルーパスが通るが、これはわずかにオフサイド。

▽その後は徐々に相手の反撃を許し、29分にボックス内のウッドにシュートチャンスを許すと、40分にもコスティッチに枠内シュートを打たれる。だが、いずれもDFのシュートブロックとGKビュルキのセーブで凌いだ。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半、ドルトムントが早い時間帯にゴールを奪う。49分、ボックス付近での細かいダイレクトプレーでボックス右に抜け出したプリシッチがグラウンダーのクロス。これをファーに走り込んだバチュアイがスライディングで流し込み、2試合連続ゴールを決めた。

▽一方、粘りながらも失点を喫したHSVは54分、フントとウッドを下げてサリホビッチとアルプを同時投入。すると、活きのいい若手FWアルプが強引にフィニッシュに持ち込むなど、徐々にゴールを予感させるプレーも見せる。

▽冷静に試合を進めるドルトムントだったが、60分過ぎにアクシデントが発生。守備の際に左足のふくらはぎを痛めた香川がプレー続行不可能となり、ダフードとの負傷交代を強いられる。香川はベンチに座らず、すぐさまロッカールームへ下がっており、数週間の離脱をうかがわせた。

▽香川が負傷離脱となったドルトムントは直後の63分にロイスの見事な個人技からボックス右でパスを受けたシュールレに決定機も、ここはシュートコースが甘く相手GKの好守に遭う。その後も追加点を奪えないドルトムントだが、70分にはロイスを下げてゲッツェを投入し試合を締めにかかる。

▽ドルトムントの1点リードのまま試合は終盤に突入。何とか追いつきたいHSVは酒井の右サイドを起点に幾度となくチャンスを作りかけるが、クロスに対してゴール前の人数が足りず、最後の場面で決め切れない。すると試合終了間際にはドルトムントがカウンターからシュールレの絶妙スルーパスに抜け出したゲッツェが冷静なシュートでダメ押しの今季2点目を流し込み、勝負あり。

▽香川の負傷交代は気がかりもエースのロイス復帰戦をバチュアイとゲッツェの2ゴールで飾ったドルトムントが2連勝。一方、酒井を筆頭に善戦むなしく敗れたHSVは9戦未勝利となった。
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