渦中のゼコ先発もPK失敗響きサンプに敗戦…ローマが泥沼の6戦未勝利…《セリエA》
2018.01.29 06:50 Mon
▽セリエA第22節、ローマvsサンプドリアが28日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのサンプドリアが1-0で勝利した。
▽互いに手の内を見せ合った中で行われた中3日の一戦は、前回対戦でより優位に試合を進めていたサンプドリアが先にペースを握る。前線からの積極的なプレッシャーと中央のパスコースをきっちり切りながら相手のビルドアップを封じ、球際の勝負と相手のミスを突きながらカウンターに転じていく。
▽17分にセットプレーの流れからバレットのダイレクトシュートでGKアリソンにファインセーブを強いると、その後も前線で起点を作るドゥバン・サパタやガストン・ラミレスがフィニッシュに絡んでいく。
▽一方、前回対戦の教訓を生かせずビルドアップの場面で困難を強いられるローマは、エル・シャーラウィとジェンギズのサイドを入れ替えて徐々にリズムが出てくると、38分には右サイドに抜け出したペッレグリーニからのクロスをボックス中央に走り込んだジェンギズがボレーシュート。これが相手DFベレシュインスキのハンドを誘いPKを獲得。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半、サンプドリアの運動量の低下と中盤でのダイレクトプレーを増やしてパス回しにリズムが生まれたローマが前半とは打って変わって相手陣内でのハーフコートゲームを展開していく。
▽立ち上がりの49分にはいずれも右サイドのフロレンツィのお膳立てからボックス内のペッレグリーニ、ジェンギズが枠を捉えた決定的なシュートを放つが、GKヴィヴィアーノの気迫の顔面セーブなど、圧巻のセーブに防がれる。続く55分にはエル・シャーラウィの右クロスからボックス中央のペッレグリーニがほぼ完ぺきなボレーシュートを放つが、完全にノッたGKヴィヴィアーノが立ちはだかる。
▽その後もローマペースで試合が進むものの、相手守護神の再三のビッグセーブを目の当たりにして、よりコースを狙い始めたローマのシュートはことごとく枠を外れる。流れを変えたいディ・フランチェスコ監督は70分を過ぎてペッレグリーニ、ジェンギズを下げてデフレル、ペロッティを続けてピッチに送り出す。さらに78分には前節デビュー戦でアシストを記録した18歳FWアントヌッチを投入する。
▽だが、結果的にこの交代が裏目に出ることに。80分、自陣右サイドでコントロールミスをしたアントヌッチのクリアミスからムルルに抜け出されてクロスを許すと、これをファーサイドのサパタにワンタッチで流し込まれ、痛恨の先制点を献上した。
▽その後、決死の猛攻を見せたローマだが、ここ最近得点力不足に苦しむチームは完全に引いたサンプドリアの守備を前に効果的な攻めを見せられず、試合はこのままタイムアップを迎えた。今節、ラツィオの敗戦、インテルの引き分けを生かして勝ち点差を詰めたいローマだったが、痛恨の6戦未勝利で試合後のオリンピコは激昂したロマニスタのブーイングに包まれることになった。
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▽3日前にも第3節延期試合で対戦し1-1で引き分けた5位のローマ(勝ち点41)と、6位のサンプドリア(勝ち点34)による上位対決の連戦。リーグ戦6戦ぶりの勝利を目指すローマは、前節から先発2人を変更。ファシオとデフレルに代わってファン・ジェズスとエル・シャーラウィが起用され、チェルシー移籍報道の渦中にいるゼコは引き続きスタメンに入り、エメルソン・パルミエリもベンチスタートとなった。▽17分にセットプレーの流れからバレットのダイレクトシュートでGKアリソンにファインセーブを強いると、その後も前線で起点を作るドゥバン・サパタやガストン・ラミレスがフィニッシュに絡んでいく。
▽一方、前回対戦の教訓を生かせずビルドアップの場面で困難を強いられるローマは、エル・シャーラウィとジェンギズのサイドを入れ替えて徐々にリズムが出てくると、38分には右サイドに抜け出したペッレグリーニからのクロスをボックス中央に走り込んだジェンギズがボレーシュート。これが相手DFベレシュインスキのハンドを誘いPKを獲得。
▽だが、直近の公式戦2試合連続PK失敗中のローマは新たにフロレンツィがキッカーを務めるが、左を狙ったシュートはGKヴィヴィアーノに阻まれる。さらに直後の41分にはコラロフの左サイドからのクロスをファーでフリーのエル・シャーラウィがダイレクトシュートも再びヴィヴィアーノの好守に阻まれる。逆に、44分には相手のロングカウンターからサパタのラストパスに反応したカプラーリに抜け出される。しかし、ここはGKアリソンの2度に渡る好守で凌ぎ、前半はゴールレスで終了した。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半、サンプドリアの運動量の低下と中盤でのダイレクトプレーを増やしてパス回しにリズムが生まれたローマが前半とは打って変わって相手陣内でのハーフコートゲームを展開していく。
▽立ち上がりの49分にはいずれも右サイドのフロレンツィのお膳立てからボックス内のペッレグリーニ、ジェンギズが枠を捉えた決定的なシュートを放つが、GKヴィヴィアーノの気迫の顔面セーブなど、圧巻のセーブに防がれる。続く55分にはエル・シャーラウィの右クロスからボックス中央のペッレグリーニがほぼ完ぺきなボレーシュートを放つが、完全にノッたGKヴィヴィアーノが立ちはだかる。
▽その後もローマペースで試合が進むものの、相手守護神の再三のビッグセーブを目の当たりにして、よりコースを狙い始めたローマのシュートはことごとく枠を外れる。流れを変えたいディ・フランチェスコ監督は70分を過ぎてペッレグリーニ、ジェンギズを下げてデフレル、ペロッティを続けてピッチに送り出す。さらに78分には前節デビュー戦でアシストを記録した18歳FWアントヌッチを投入する。
▽だが、結果的にこの交代が裏目に出ることに。80分、自陣右サイドでコントロールミスをしたアントヌッチのクリアミスからムルルに抜け出されてクロスを許すと、これをファーサイドのサパタにワンタッチで流し込まれ、痛恨の先制点を献上した。
▽その後、決死の猛攻を見せたローマだが、ここ最近得点力不足に苦しむチームは完全に引いたサンプドリアの守備を前に効果的な攻めを見せられず、試合はこのままタイムアップを迎えた。今節、ラツィオの敗戦、インテルの引き分けを生かして勝ち点差を詰めたいローマだったが、痛恨の6戦未勝利で試合後のオリンピコは激昂したロマニスタのブーイングに包まれることになった。
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