【ブンデス第20節プレビュー】3戦連発狙う武藤が2位レバークーゼンと対戦

2018.01.26 18:00 Fri
Getty Images
▽前節はバイエルン(勝ち点47)が勝利した一方、2位以下のチームが軒並み躓き、バイエルンの独走態勢にさらに拍車がかかった。混戦のチャンピオンズリーグ出場権争いではレバークーゼンが2位に浮上したが、勝ち点31でシャルケ、ライプツィヒ、ボルシアMGが並び、1ポイント差でドルトムントとフランクフルトが追っている状況だ。日本人では武藤がドッペルパックを決めてチームを7戦ぶりの勝利に導き、香川が同点弾を決めている。そして戦力外の扱いを受けていたヘルタ・ベルリンの原口が2部のデュッセルドルフへレンタル移籍し、酒井高&伊藤のハンブルガーSVがギズドル監督を解任している。迎える第20節の注目試合は、3戦連発を狙うマインツの武藤がレバークーゼンと対戦する一戦だ。
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▽前節シュツットガルト戦ではブレ球ミドルと泥臭いシュートで2ゴールを決めた武藤。チームも7戦ぶりの勝利を収め、残留プレーオフに回らなければならない16位ブレーメンとは4ポイント差とした。対戦相手のレバークーゼンは前節ホッフェンハイムに4発快勝している強敵だが、武藤の3戦連発弾で連勝となるか。
▽香川のヘディングシュートで1-1と引き分けたドルトムントは、年明け後の2戦を引き分け、6位に後退した。香川は得点に絡む仕事を引き続きこなせている状況だが、チームのパフォーマンスが上がってこない状況だ。その要因が規律違反で2試合連続ベンチ外となり、アーセナルへの移籍が噂されるオーバメヤンの不在だが、今節は復帰予想となっている。大黒柱の復帰で新年初勝利となるか。

▽年明け後の2戦をリベロでフル出場し、安定したパフォーマンスを見せているフランクフルトの長谷部は、金曜日に1ポイント差のボルシアMGとの上位対決に臨む。ここで勝利できればチャンピオンズリーグ出場権争いに名乗りを挙げることができそうなだけに重要な一戦となる。長谷部が対面するのはラファエウとシュティンドルのブンデス屈指の2トップ。彼らを押さえ込めれば大きな自信となりそうだが、長谷部は役割を全うできるか。

▽肺炎を患い、リーグ戦5試合ぶりの出場となった大迫が先発したケルンは、残留争いの直接のライバルであるHSVに対し、新戦力で起爆剤となっているテローデのドッペルパックで2-0と制し、3連勝とした。残留に向けて希望が見えてきたケルンは8位と好調なアウグスブルクとの一戦となるが、テローデと2トップを形成し、昨季のような確度の高いポストプレーを随所に見せ、復調している様子を窺わせた大迫が引き続きスタメン予想となっている。大迫は自身のゴールでチームを4連勝に導けるか。
▽上位陣ではバイエルンが9位に後退したホッフェンハイムとのホーム戦を戦う。レヴァンドフスキとミュラーのドッペルパックでブレーメンに競り勝って6連勝としたバイエルンは、ワグナーやジューレ、ルディらの古巣相手に連勝をさらに伸ばせるか。

▽終盤の被弾でハノーファーに引き分けた3位シャルケは、ポルティモネンセへの移籍が噂される浅野のシュツットガルトとアウェイで対戦。そしてフライブルクに逆転負けして2位から転落したライプツィヒは、ギズドル監督を解任した酒井高&伊藤のHSVとアウェイで対戦する。なお、酒井高&伊藤はベンチスタート予想となっている。

※スタメン予想はドイツ『キッカー』参照

◆ブンデスリーガ第20節
▽1/26(金)
《28:30》
フランクフルト vs ボルシアMG

▽1/27(土)
《23:30》
ケルン vs アウグスブルク
バイエルン vs ホッフェンハイム
シュツットガルト vs シャルケ
ライプツィヒ vs ハンブルガーSV
ドルトムント vs フライブルク
《26:30》
ブレーメン vs ヘルタ・ベルリン

▽1/28(日)
《23:30》
レバークーゼン vs マインツ
《26:00》
ハノーファー vs ヴォルフスブルク

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