【会見&質疑応答】日本代表ブルーノ・ガルシア監督「アルゼンチンとの距離はそんなに遠くない」《国際親善試合》
2018.01.26 00:23 Fri
▽25日、フットサル日本代表は国際親善試合のアルゼンチン代表戦を東京の大田区総合体育館で行い、2️–4️で敗北️。日本表のブルーノ・ガルシア監督が試合後の会見に出席し、試合内容を振り返った後、質疑応答に応じた。
◆ブルーノ・ガルシア監督(日本代表)
「まずは今日の試合に来ていただいてありがとうございます。多くの局面で私たちが支配したゲームだったと思っています。ただ、フットサルを決める2つの重要なポイントがあり、1つは得点機をしっかりと決めるということです。そして、そういった得点機を自陣の深い位置で相手に作らせないということです。そのことが集約された今日のゲームだったと思います。向こうは非常に効率性、確率という意味で自分たちのチャンスをものにし、勝利を持って行きました」
「私たちにとってはAFC(フットサル選手権)に向けた準備の一環でもあります。そういう意味で非常に有効なゲームだったと思いますし、彼らに感謝したいと思います。これからやることは、今日の試合を振り返ってディテールの改善が必要な部分をきちんと分析し、次の試合をさらに良いものにしていくことです。勝ちに行くために。そして、その後のAFCのための準備にしたいと思います」
「今日のゲームでみていただいた通り、彼らはああいう長所があるために非常に競争力のある強さを持っており、確率、効率の高いゲームがいつもできます。だから、世界チャンピオンになっています。ただ、ゲームの内容については皆さんに楽しんでいただけたのではないか、と思っています」
――世界王者との試合で、日本の現在地は掴めたか
「そんなに遠くないと感じたのが率直な感想です。ただ、自分たちがそこの距離を詰めていくために必要なことは、先ほども言ったゲームを決定づけるものです。そこが、本当に成長して自分たちを高めるために必要なことだとはっきりしました。これを反省して、じゃあ次の試合で、この試合のタイミングでそういったものを発揮する、距離を縮めていける、というものではないということは確信しています。アルゼンチンはああいうゲーム、少ないチャンスでも確実に効率良く戦って、競争力の高く強度の高いゲームを続けることができる、ということで世界チャンピオンになったチームです」
――日本がアルゼンチンに追いつくために時間のかからない部分、かかる部分は?
「沢山の要因があるという風に考えています。ただ、1つの要因としては12人居るアルゼンチン代表の中で、11人はスペインとイタリアという本当にトップレベルのリーグを抱えている国のチームでプレーしています。ということは、世界最高峰のリーグでプレーして日常を過ごしている選手たちが集まっているチームだと言えると。そういうものを考えつつ、例えば1年間活動があれば私たちはもっともっとボリュームを持った強化活動が必要だと考えています」
「あとは、こういったアイデンティティーを示す国際トップレベルのチームが集まる大会や試合を沢山経験していくことも必要だと思います。そういうベース強化の方針が軸にあり、そこから具体的な要素を洗い出し、成長していくということが必要であり、できると思います。そのような道をアルゼンチンも辿ったのではないかと理解しています」
――どういったことを試そうとしたか
「今やろうとしていることはAFC選手権に向けての準備だと考えています。そういう意味では、今日の試合もそうですし、日曜日のゲーム(アルゼンチン戦)もそうですが、自分たちのレベルがどこにあるのかということ自体を、全般にテストする機会だと捉えています」
「タイのバンコクで昨年、予選を戦いましたが、そこでの3チームは非常に固くディフェンスを絞ってそこからカウンターを狙うというスタイルでした。そうではないスタイルを持っている相手と対戦した時に、私たちのやり方は通用するのか、どういったことが修正されるべきかということを測るために、試合を経験する必要がありました。だからこそ、アルゼンチンを指名したということです。ただの練習試合という捉え方は全くしていませんし、目的はここ1週間で始まるAFCのための準備、強化ということです。そのための、全体的なテストです」
――高い位置からのプレスでチャンスを作った反面、カウンターからピンチを招きましたが、攻撃パターンの熟成は考えているか
「そういった傾向というのは明らかで、その背景にあるのはまだ3日間という短い間しか親和を高める時間がなかったということです。なおかつ、その3日間も長いハードなリーグを戦った後にそのまま迎えました。まだまだ、改善する余地があることは明らかです」
「言われている通り、相手が引いたところやビルドアップのところでは、私たちが非常に支配的に進められたことは多かったと思います。ここから良くしなければならないのは、そこから”本当の意味でのゴールチャンス”にどうやって持っていくかということです。その回数や精度を高めていくことだと思います。その辺の調整をしていくために、引き続き取り組んでいきます」
――試合前のプランを変えずに戦っていたようにみえたが、その狙いは? また、FP加藤未渚実を今日の試合で起用しなかった理由は?
「ゲームプランに関してはおっしゃる通り。もともと予定していた12人フルで使って速い交代を活用し、強度を落とさないようにしました。それは、AFC本戦を目した回し方だと考えながらやっていました。AFCに向けて準備期間がふんだんにあるタイプの国ではないと、私たちの代表チームを認識しておりますので、この短い時間の中でもシナジーを最高効率に高めるやり方として、このやり方が良いんじゃないかと考えました。今日はFP加藤未渚実だけでなくGK矢澤大夢も出場していませんが、本戦を目して14人のメンバーを活用するというイメージで臨みました」
◆ブルーノ・ガルシア監督(日本代表)
「まずは今日の試合に来ていただいてありがとうございます。多くの局面で私たちが支配したゲームだったと思っています。ただ、フットサルを決める2つの重要なポイントがあり、1つは得点機をしっかりと決めるということです。そして、そういった得点機を自陣の深い位置で相手に作らせないということです。そのことが集約された今日のゲームだったと思います。向こうは非常に効率性、確率という意味で自分たちのチャンスをものにし、勝利を持って行きました」
「今日のゲームでみていただいた通り、彼らはああいう長所があるために非常に競争力のある強さを持っており、確率、効率の高いゲームがいつもできます。だから、世界チャンピオンになっています。ただ、ゲームの内容については皆さんに楽しんでいただけたのではないか、と思っています」
――世界王者との試合で、日本の現在地は掴めたか
「そんなに遠くないと感じたのが率直な感想です。ただ、自分たちがそこの距離を詰めていくために必要なことは、先ほども言ったゲームを決定づけるものです。そこが、本当に成長して自分たちを高めるために必要なことだとはっきりしました。これを反省して、じゃあ次の試合で、この試合のタイミングでそういったものを発揮する、距離を縮めていける、というものではないということは確信しています。アルゼンチンはああいうゲーム、少ないチャンスでも確実に効率良く戦って、競争力の高く強度の高いゲームを続けることができる、ということで世界チャンピオンになったチームです」
「この試合の前に3日間の合宿で日本がこういうゲームをしたということを考えると、これから先もこのようなゲームを常に続けていきながら、なおかつ今の話でも出ていた決定機での確率、効率といったところを高めていくことができれば、確実に差をぐっと縮めていけると思っています」
――日本がアルゼンチンに追いつくために時間のかからない部分、かかる部分は?
「沢山の要因があるという風に考えています。ただ、1つの要因としては12人居るアルゼンチン代表の中で、11人はスペインとイタリアという本当にトップレベルのリーグを抱えている国のチームでプレーしています。ということは、世界最高峰のリーグでプレーして日常を過ごしている選手たちが集まっているチームだと言えると。そういうものを考えつつ、例えば1年間活動があれば私たちはもっともっとボリュームを持った強化活動が必要だと考えています」
「あとは、こういったアイデンティティーを示す国際トップレベルのチームが集まる大会や試合を沢山経験していくことも必要だと思います。そういうベース強化の方針が軸にあり、そこから具体的な要素を洗い出し、成長していくということが必要であり、できると思います。そのような道をアルゼンチンも辿ったのではないかと理解しています」
――どういったことを試そうとしたか
「今やろうとしていることはAFC選手権に向けての準備だと考えています。そういう意味では、今日の試合もそうですし、日曜日のゲーム(アルゼンチン戦)もそうですが、自分たちのレベルがどこにあるのかということ自体を、全般にテストする機会だと捉えています」
「タイのバンコクで昨年、予選を戦いましたが、そこでの3チームは非常に固くディフェンスを絞ってそこからカウンターを狙うというスタイルでした。そうではないスタイルを持っている相手と対戦した時に、私たちのやり方は通用するのか、どういったことが修正されるべきかということを測るために、試合を経験する必要がありました。だからこそ、アルゼンチンを指名したということです。ただの練習試合という捉え方は全くしていませんし、目的はここ1週間で始まるAFCのための準備、強化ということです。そのための、全体的なテストです」
――高い位置からのプレスでチャンスを作った反面、カウンターからピンチを招きましたが、攻撃パターンの熟成は考えているか
「そういった傾向というのは明らかで、その背景にあるのはまだ3日間という短い間しか親和を高める時間がなかったということです。なおかつ、その3日間も長いハードなリーグを戦った後にそのまま迎えました。まだまだ、改善する余地があることは明らかです」
「言われている通り、相手が引いたところやビルドアップのところでは、私たちが非常に支配的に進められたことは多かったと思います。ここから良くしなければならないのは、そこから”本当の意味でのゴールチャンス”にどうやって持っていくかということです。その回数や精度を高めていくことだと思います。その辺の調整をしていくために、引き続き取り組んでいきます」
――試合前のプランを変えずに戦っていたようにみえたが、その狙いは? また、FP加藤未渚実を今日の試合で起用しなかった理由は?
「ゲームプランに関してはおっしゃる通り。もともと予定していた12人フルで使って速い交代を活用し、強度を落とさないようにしました。それは、AFC本戦を目した回し方だと考えながらやっていました。AFCに向けて準備期間がふんだんにあるタイプの国ではないと、私たちの代表チームを認識しておりますので、この短い時間の中でもシナジーを最高効率に高めるやり方として、このやり方が良いんじゃないかと考えました。今日はFP加藤未渚実だけでなくGK矢澤大夢も出場していませんが、本戦を目して14人のメンバーを活用するというイメージで臨みました」
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