インテルで左SB問題再燃…「サントンの大ミス、ダウベルトは不安増長」で長友に期待も

2018.01.23 19:23 Tue
インテルで左サイドバックの課題が再燃している。イタリアメディア『ユーロスポーツ』が22日、報じている。

インテルは21日、セリエA第21節で強豪ローマと対戦。しかし先発した左サイドバックのDFダビデ・サントンが31分、ローマGKアリソンのロングフィードへの対応を誤り、FWステファン・エル・シャーラウィに先制点を許した。試合終了間際にMFマティアス・ヴェシーノが起死回生の同点弾を挙げたことで、インテルは辛くも1ポイントをもぎ取った。

■インテルは左SBの選択を間違え続けた試合の流れを決定づけたサントンの「大ミス」について、「左サイドバックの問題は絶えない」と綴り、インテルで長らく手薄とされてきた左サイドバックの課題を改めて問題視した。77分からサントンに代わりピッチに入ったDFダウベルト・エンリケについても、「観客席に放り込まれたクロス2本は不安を増長させるだけだ」と断罪。開幕直後にスタメンを務めていた日本代表DF長友佑都についても「既に問題が表面化していた」と指摘した。

トリプレーテ(3冠)達成以降、インテルには数多くのサイドバックの選手が加入したことにも言及。その度に「インテルは選手の選択を間違え続けた」と述べ、不安はあるものの、サッスオーロ戦のように右サイドバックのDFダニーロ・ダンブロージオを左で起用することを選択肢として挙げた。「リーグ戦を戦う上でポイントを逃がしかねない」と選手層の薄さを危惧した。

『カルチョニュース24』も左サイドバック問題に注目。「毎週日曜になると、インテル指揮官は目をつむり、ローマ戦やウディネーゼ戦のような恐怖に立ち会わずに済むよう祈りながら、サントン、ダウベルト、ナガトモのうち1人を選びピッチに送り込んでいる」と現状を描写した。

■いずれも及第点の出来だった長友に期待も一方、『スポルト・ノティツィエ24』は特にサントンの起用を問題視している。「直近の6試合において5ポイントを失った」と述べ、重要な局面でのミスが目立ったと指摘した。「リーグ戦序盤の10試合でプレーし、いずれも及第点の出来だった」ものの、サントンにポジションを奪われ「隅に追いやられた」長友が次戦となる28日のSPAL戦以降、先発する可能性に期待した。


提供:goal.com

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