2発の武藤嘉紀、リーグ公式に続き独誌ではMOM&ベストイレブンに…「勝利の立役者」

2018.01.22 21:38 Mon
マインツに所属する日本代表FW武藤嘉紀は20日に行われたブンデスリーガ第19節シュツットガルト戦で2ゴールを奪い、チームをリーグ戦7試合ぶりの勝利に導いた。そのパフォーマンスをドイツメディアが絶賛している。

前節ハノーファー戦に続きシュツットガルト戦でも先発出場を果たした武藤。1点ビハインドで迎えた前半終了間際に無回転シュートを決めると、後半に入って54分には一度は相手GKに阻止されたボールをピッチに倒れた体勢から押し込み、ドッペルパック(1試合2ゴール)を達成。最終的にマインツが3-2で制したホームでの勝利の立役者となった。

そして、ドイツメディアによる評価も高かった。すでにリーグ公式サイトでマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれた武藤だが、『キッカー』にもMOMに輝いた。パフォーマンスをチーム最高タイの「1.5」と評価した同誌はさらに第19節ベストイレブンにも選出。「武藤嘉紀は4分の好機では冷静さが足りなかった。だが、それから(最初のゴールでは)運も引き付け、(2ゴール目では)早い反応でドッペルパックを達成し、チームを勝利に導いた」と寸評した。

また『ビルト』ではチーム単独トップの「1」と最高点をつけ、「早い時間帯に(GKロン=ロベルト・)ツィーラーにシュートをセーブされ、長い間目立たなかったが、日本人選手はマインツにとって極めて貴重なドッペルパックを記録した」と称賛している。

同紙では武藤が「たくさんの優れたFWがいるので、すでに競争が激しかったが、より激しくなりました。なので、この2試合でゴールを決めなければいけないと考えていました」とコメントしことも紹介され、冬に加入したナイジェリア人FWアンソニー・ウジャーがモチベーションとなっていると述べられている。

地元の『アルゲマイネ・ツァイトゥング』は武藤に対する採点は最高タイの「2」。「FWは2得点を挙げたFWはこの勝利の立役者。それに運動量がとても豊富だったが、もう1ゴール決めても良かった」と序盤のチャンスを決め切れなかった場面に言及しながらも高く評価した。

(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)


提供:goal.com

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