前半圧巻4発のアーセナルが公式戦6試合ぶり勝利で2018年初白星!《プレミアリーグ》

2018.01.21 02:07 Sun
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▽プレミアリーグ第24節、アーセナルvsクリスタル・パレスが20日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが4-1で快勝した。
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▽リーグ戦6位のアーセナル(勝ち点39)と、12位のパレス(勝ち点25)によるロンドン・ダービー。前節、ボーンマス相手に逆転負けしたアーセナルは公式戦5戦未勝利と泥沼の状況が続く。2018年初勝利を目指す今節は2017年の年末に対戦して勝利したパレスをホームで迎え撃った。ボーンマス戦からのメンバー変更は4点。負傷明けのコシエルニーとモンレアルが最終ラインに戻り、ナイルズとウェルベックに代わってエルネニー、エジルがスタメンに入った。なお、マンチェスターユナイテッド移籍が報じられるサンチェスはベンチを外れた。
▽アンカーにエルネニー、2列目にエジル、ウィルシャー、ジャカ、イウォビが並ぶ攻撃的な布陣で臨んだアーセナルは、ここ最近の不振がまるで嘘のような圧巻のゴールラッシュを見せる。まずは6分、右CKの場面でマッカーサーのマンマークを振り切ったファーのモンレアルがジャカのクロスを頭で流し込み、先制に成功する。

▽勢い付くホームチームは10分、バイタルエリアでパスを受けたラカゼットの仕掛けからルーズボールを回収したモンレアルがボックス左ライン際まで運んで入れたマイナスクロスをゴール前のイウォビがワンタッチで流し込む。続く13分には先制点と同じ右CKのシチュエーションからマッカーサーを振り切ったファーのモンレアルが左足ダイレクトでゴール前に折り返すと、今度はコシエルニーが押し込んだ。さらに22分には再びらしい繋ぎで中央を完璧に崩すと、最後はエジルの足裏を使った巧みな落としをラカゼットが精度の高い右足のシュートでゴール右隅に流し込み、20分過ぎまでに大量4点を奪った。

▽この立て続けの4ゴールによって勝利をほぼ手中に収めたアーセナルだったが、30分過ぎにアクシデントが発生。ここまで3点に絡む活躍を見せていたモンレアルが負傷を再発させたか、34分にナイルズとの交代を強いられる。それでも、試合の主導権を譲らないホームチームは前半終盤に訪れたザハの決定機をGKチェフの好守などで凌ぎ、前半を4-0で終えた。
▽前半のうちに大勢の決した試合は後半に入ってより拮抗した展開に。パレスが前がかりになったことで、やや行ったり来たりの状況が続く。56分にはイウォビ、60分にはベンテケと互いにボックス内でGKと一対一の決定機を迎えるが決め切れない。

▽4-0のまま試合終盤へと突入する中、ヴェンゲル監督は71分にエジルを下げてネルソンを投入。さらに82分にはイウォビを下げてコラシナツを投入。78分にはキャバイエの右CKの流れからミリボイェビッチに巧みな反転ボレーシュートを決められ、クリーンシートを逃がす。

▽それでも、パレス意地のゴールも試合の大勢に影響を与えることはなくホームで完勝のアーセナルが、公式戦6試合ぶりとなる2018年初勝利を手にした。

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