武藤のドッペルパックでマインツが7試合ぶり勝利! 浅野はベンチ入りも出場せず《ブンデスリーガ》

2018.01.21 01:31 Sun
Getty Images
▽ブンデスリーガ第19節、マインツvsシュツットガルトが20日に行われ、3-2でマインツが勝利した。マインツのFW武藤嘉紀は83分までプレーし、シュツットガルトのFW浅野拓磨はベンチ入りも出場機会はなかった。

▽新年初戦となった前節ハノーファー戦を2-3と逆転負けし、リーグ戦6試合勝利から見放されている15位マインツ(勝ち点17)は、ハノーファー戦で先制ゴールを奪った武藤が引き続き先発となった。
▽一方、前節ヘルタ・ベルリン戦を1-0と勝利して連敗を4で止めた13位シュツットガルト(勝ち点20)は、ヘルタ戦を恥骨炎の影響で欠場した浅野がベンチ入りした。

▽開始4分、まずは武藤にビッグチャンスが訪れる。左サイドからのクロスをクアイソンが胸で落とし、ゴールエリア左の武藤が左足でシュート。しかし、GKツィーラーにセーブされた。

▽その後もマインツが攻勢に出る中、11分にシュツットガルトはエーズカンのヘディングシュートでマインツを脅かしたが、ゴール至近距離からのシュートはGKゼントナーのファインセーブに阻まれた。
▽引き続き前に出るマインツは16分に再びビッグチャンス。ロングボールに抜け出したクアイソンが独走してGKと一対一となったが、ここもツィーラーに止められてしまう。

▽すると20分、シュツットガルトが先制した。右サイドからのFKをGKゼントナーが被ってルーズとなると、混戦の中をバトシュトゥバーが右足でプッシュ。これがホルトマンの足に当たってゴールに吸い込まれた。

▽失点後もペースを握るマインツは、左サイドのホルトマンが起点となって攻撃を仕掛け続けると、42分に同点のチャンス。ボックス手前右からのブロジンスキのクロスをセルダーがヘディング。これがゴール右に決まった。ところが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって、セルダーのハンドを遡って取られ、ノーゴールとなってしまった。

▽厳しい判定に対して会場からブーイングが鳴り響く中、追加タイム2分に武藤が魅せた。ボックス手前左でパスを受けた武藤がDFを背負いながら反転。右足を振り抜くと、強烈なブレ球のシュートがGKツィーラーを破った。

▽迎えた後半開始6分、デ・ヨングとの接触で足を痛めたゴメスがプレー続行不可能となってギンチェクを投入したシュツットガルトに対し、54分にマインツが逆転する。決めたのはまたしても武藤。ホルトマンがボックス左でスルーパスを引き出してクロスを入れると、武藤がスライディングシュート。これはGKに弾かれるも、ルーズボールが自身の元にこぼれ、右足でうまく蹴り込んだ。

▽その後も武藤やクアイソンのミドルシュートでゴールに迫ったマインツは、64分に突き放す。ボックス左に侵入したホルトマンが思い切り良く左足を振り抜き、GKツィーラーを破った。

▽終盤にかけては2点をリードしたマインツがシュツットガルトの反撃を許さずに時間を消化。83分には武藤をお役御免とし、会場からは大歓声があがった。結局、追加タイムにギンチェクにゴールを許したものの3-2でマインツが逃げ切り。武藤のドッペルパックでマインツがリーグ戦7試合ぶりの勝利を飾っている。
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