柴崎2戦連続先発! 試合は両者譲らずドロー決着《リーガエスパニョーラ》

2018.01.20 06:51 Sat
Getty Images
▽リーガエスパニョーラ第20節のヘタフェvsビルバオが19日に行われ、2-2の引き分けに終わった。ヘタフェの日本代表MF柴崎岳は先発して56分までプレーした。

▽前節、柴崎が先発復帰しマラガを1-0で下したヘタフェと、リーガ8試合3勝5分けと負けの無いビルバオが、折り返しを迎えたリーガ最初の試合で対戦。9位のヘタフェ(勝ち点26)が、12位に沈みつつも調子を上げつつあるビルバオ(勝ち点25)をホームに迎え、スコアレスドローに終えた開幕戦と同一のカードで今シーズン初の連勝を目指した。
▽最初のチャンスを得たのはビルバオ。6分にヘタフェの攻撃がボックス手前で止められると、ロングカウンターが発動する。最前線に残っていたイニャキ・ウィリアムズがヘタフェDF2人と対峙しつつもシュートまで持ち込んだが、枠を右に逸れていく。

▽反撃に出るヘタフェは10分、ショートカウンターからDFジェネが相手陣内右付近からの速いクロスを入れていく。しかし、ニアに走り込んだモリーナが放った鋭いヘディングシュートはGKイアゴ・エレリンに阻まれた。

▽お互いにゴール前まで運べる展開が目立ち始めた13分、試合が動く。ビルバオがやや押し込んだシーンで、ラポルテが高精度のフィードを供給。ボックス右のイニャキ・ウィリアムズが、クロス気味のループシュートをダイレクトで狙うと、GKマルティネスの手をかすめつつもファーのネットを揺らした。
▽それでも、追い付きたいヘタフェはすぐさま反撃に出ていく。21分、ポルティージョのスルーパスに反応したモリーナがボックス右に走り込むと、前に出たGKイアゴ・エレリンと交錯して転倒。すると、これがPKの判定に。倒されたモリーナ自ら沈め、同点弾とした。

▽しかしヘタフェはその後、なかなか良い形でモリーナや柴崎の待つ前線にボールを繋げられず、ビルバオのペースが続いていく。それでも、大きなチャンスはなくスコアを動かすまでには至らない。試合は均衡を保ったまま折り返しを迎えた。

▽後半に入ると、ビルバオが攻勢をかけていく。すると48分、ボックス手前左のFKのシーンでボックス内の混戦から途中出場のモリネーロが相手選手を倒してしまい、ヘタフェはPKを与えてしまう。これを、ラウール・ガルシアが落ち着いて決め、勝ち越し弾とした。

▽直後の52分には、ボックス右に抜け出したモリーナが再びGKイアゴ・エレリンに倒され、この日3回目のPKとなる。しかし、GKイアゴ・エレリンはキッカーを務めるモリーナのシュートを右腕一本でセーブ。同点弾とすることはできなかった。

▽流れを変えたいヘタフェは、疲れの見える柴崎に代えて56分にアンヘルを投入。アタッカーを起用し、勝ち点の獲得を目指していく。対するビルバオは、61分にスサエタに代えてベニャトを入れる。キックの名手を投入し、カウンターの鋭さを増していった。

▽それでもヘタフェがボールを持つ時間がやや増えると、74分にアントゥネスのフィードを受けたポルティージョが、DFサボリの前に入り込み頭で落とす。途中出場のアンヘルがフリーの状態で蹴り込み、監督の起用に応えた。

▽86分にもアンヘルがボックス内で一対一を迎えたが、シュートはカバーに入ったラポルトがブロック。結局、試合は2-2のまま終了することに。この結果、ヘタフェは2戦負けなし、ビルバオはリーガ9戦負けなしとなった。
関連ニュース

前線強化図るユベントス、ヘタフェで復活中のグリーンウッドに関心か

ユベントスが、ヘタフェの元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(22)に興味を示しているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。 現在セリエAで3位と来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)復帰が現実味を帯びてきているユベントス。新フォーマットで開催されるFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)2025への出場も先日決まり、選手層拡大の必要性が高まっている。 前線の選手では、イタリア代表FWフェデリコ・キエーザとの契約更新に動いている他、今夏ラツィオとの契約が切れる元ブラジル代表FWフェリペ・アンデルソンのフリーでの獲得を模索。そんな中、ヘタフェで復活の兆しを見せるグリーンウッドにも注目しているという。 マンチェスター・ユナイテッド生え抜きのグリーンウッドは、将来を嘱望される存在ながら強姦未遂などの容疑で2022年1月から活動停止。その後、2023年2月に訴訟が取り下げられると、今シーズンはヘタフェへのレンタル移籍が実現し、スペインの地で再起を図っている。 ヘタフェでレギュラーに定着し、ここまで公式戦27試合8ゴール5アシストを記録しているアタッカーにはバルセロナなどが関心。ユベントスもこの列に加わり、ここ数週間は状況の把握や調査に動いている模様だ。 現在マッシミリアーノ・アッレグリ監督が採用している[3-5-2]であれば、2トップの一角での起用も考えられるグリーンウッドだが、ユベントスは[4-3-3]や[3-4-3]といった新たなオプションを増やしたい意向とのこと。そのため、一対一に強く、キレ味鋭いウインガーを複数探しているという。 なお、ユナイテッドとグリーンウッドの契約は2025年6月まで。現時点で、ユベントスのグリーンウッド獲得はアイデア以上のものと見られており、今後の進展に注目が集まる。 2024.03.23 20:35 Sat

パナシナイコス、今季限りでヘタフェ退団のセルビア代表MFマクシモビッチを来季加入で獲得!

パナシナイコスは21日、ヘタフェのセルビア代表MFネマニャ・マクシモビッチ(29)の獲得合意を発表した。契約期間は2027年6月30日までで、7月1日から加入する。 ツルヴェナ・ズヴェズダやヴェローナの下部組織を経てスロベニアのNKドムジャレでプロデビューしたマクシモビッチ。その後、カザフスタンのアスタナやバレンシアでのプレーを経て、2018年7月にヘタフェに加入。 加入初年度からセントラルMFの主力として活躍したヘタフェでは、在籍6シーズンで公式戦213試合に出場し9ゴール3アシストを記録。契約最終年となった今季もこれまで公式戦31試合に出場している。 また、セルビア代表としてはこれまで48試合に出場。2022年に行われたカタール・ワールドカップのメンバーにも選出され、グループステージ全試合に出場していた。 2024.03.22 00:20 Fri

ジローナが不調ヘタフェに敵地で惜敗…首位マドリーとの勝ち点が「10」に広がる【ラ・リーガ】

ジローナは16日、ラ・リーガ第29節でヘタフェと対戦し0-1で敗戦した。 前節のオサスナ戦を2-0と競り勝ってバウンスバックに成功した2位ジローナ(勝ち点62)が、リーグ戦4試合勝利のない12位ヘタフェ(勝ち点35)のホームに乗り込んだ一戦。 試合は立ち上がりから一進一退の展開が続き、互いになかなかシュートまでボールを運ぶことができず時間が経過。それでもジローナは20分、パブロ・トーレとのパス交換でボックス左に侵入したイバン・マルティンがファーストシュートを放ったが、これはゴール右に外れた。 膠着状態が続く中、ジローナは33分に失点を許す。右サイドからダイアゴナルドリブルで切り込んだミジャのパスをペナルティアーク内のマクシモビッチが落とすと、モリバのラストパスをボックス右で受けたジェジュがシュートをゴール左隅に流し込んだ。 ハーフタイムにかけては、1点を追うジローナが反撃に出る。すると43分、ポルトゥのパスに反応したドフビクがチャンスを迎えたが、シュートはゴール右に外れる。さらに45分にも、ボックス左深くまで侵入したポルトゥの高速クロスからドフビクが決定機を迎えたが、このシュートもゴール右に外れた。 0-1で迎えた後半も立ち上がりから拮抗した展開が続く中、ジローナは80分にピンチ。ソリスが自陣でオスカルにボールを奪われると、ラストパスを受けたマタにGKとの一対一を許したが、シュートはGKガッサニーガがファインセーブ。 ピンチを凌いだジローナは85分、ボックス右から侵入したサヴィオのクロスをドフビクがヘディングシュートで合わせたが、これはGKソリアの好セーブに阻まれた。 結局、ジローナはそのまま0-1で敗戦。同日開催となった首位レアル・マドリーはオサスナに勝利したため、ジローナとの勝ち点差は「10」に広がった。 2024.03.17 04:46 Sun

地に足つけてキャリア再構築中のグリーンウッド、自らの会社も精算へ

ヘタフェの元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(22)が、取締役を務める会社の精算手続きに入った。イギリス『ミラー』が伝えている。 パートナーに対する行いで逮捕・起訴(不起訴で決着)、マンチェスター・ユナイテッドに居場所がなくなり、今シーズン1年レンタルでヘタフェに身を置くグリーンウッド。中堅ヘタフェにおける貢献度は小さくなく、公私ともどもリスタートは順調だ。 それでも、『ミラー』いわく「自身のパブリックイメージが事件前ほど回復することはないと割り切っている模様」とのこと。グリーンウッドは自身の肖像権管理を担う会社を自主清算する動きが確認されたという。 公表された情報によると、グリーンウッド自らが取締役を務めるイギリス「TSM」に1日、精算人が入り、選手は50万ポンド(約9500万円)の最終売上を申告したうえで、これから会社をたたむ流れになるとのことだ。 グリーンウッドは逮捕後に「NIKE」などからパートナーシップを打ち切られており、現在でも会社には少なからず売り上げがあったようだが、今後は不要と判断したとみられている。 へタフェからは完全移籍を望まれ、ジム・ラトクリフ氏が言及したようにユナイテッド復帰についてもまだ扉が開かれているグリーンウッド。地に足つけてキャリア再構築を進めているようだ。 2024.03.05 14:00 Tue

今季ヘタフェでブレイクのマジョラルに負傷離脱報道 初のスペイン代表入りなしか

今季のヘタフェでブレイクのスペイン人FWボルハ・マジョラルだが、しばらくの離脱を余儀なくされるようだ。 かつてレアル・マドリーやローマなどでもプレーし、2022年1月からヘタフェに所属するマジョラル。26歳ストライカーは昨季の公式戦9得点をマークすると、今季もここまで17ゴールと飛躍を遂げている。 ラ・リーガに限れば、得点ランキング2位の15ゴールを決めており、存在感を大きくするが、2日にホームで行われた第27節のラス・パルマス戦で77分に左ヒザを痛めて交代。状態が心配されるところだ。 スペイン『マルカ』によると、左ヒザの半月板損傷で2、3カ月ほどの離脱見込み。手術の必要性があるケガで、シーズン最終盤の復帰を目指すことになるという。 そんなマジョラルは今月、初のスペイン代表入りも期待されたが、このケガで叶わない見通しに。来る夏のユーロ2024に向けてもアピール機会を逸する格好だ。 2024.03.04 12:50 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly