ローマが指揮官古巣相手に痛恨ドロー…好調サッスオーロはP・カンナバーロ引退試合に花を添える《セリエA》
2017.12.31 01:01 Sun
▽セリエA第19節、ローマvsサッスオーロが30日にスタディオ・オリンピコで行われ、1-1のドローに終わった。
▽立ち上がりからボールを保持して相手を押し込むローマは、中央を徹底的に締めるアウェイチームに対して、コラロフやペッレグリーニのクロスを起点に攻め手を窺う。しかし、やや単調な形から上げられるクロスは現役引退試合で意気込むDFパオロ・カンナバーロを中心とした相手守備にことごとく跳ね返される。
▽時間の経過とともに攻めあぐねる場面が目立つローマだったが、31分にゴールをこじ開ける。左サイドで仕掛けたペロッティが中央にグラウンダーのパスを供給。ここでシックのトラップミスを拾ったゼコがDFを背負いながら左でフリーのペッレグリーニへ丁寧に落とすと、最後はペッレグリーニが左足で古巣のゴールへ流し込んだ。
▽その後、前がかりになってきたサッスオーロの反撃を受けながらも冷静に対応するローマは、前半終了間際の44分にボックス内で縦に仕掛けたコラロフにシュートチャンスも、ここは精度を欠き前半のうちに2点目を奪うことはできなかった。
▽後半に入ってなかなかリズムを掴めないローマは57分に相手のカウンターからラグサにボックス内への侵入を許すが、ここは相手のシュートミスに助けられる。それでも、65分にはコラロフがゴールラインぎりぎりで折り返したボールをニアのエル・シャーラウィがワンタッチで合わすが、これは相手GKの好守に遭う。
▽この決定機をキッカケに攻勢を強めるローマは、71分に波状攻撃からルーズボールを回収したデ・ロッシのスルーパスに抜け出したゼコが左足の強烈なシュートをネットに突き刺すが、これはオフサイドの判定でゴールは認められず。さらに75分には左サイドからカットインしたゼコが右足を振り抜くが、シュートはわずかに巻き切らず、枠の右へ外れる。
▽すると、ここまで攻守に奮闘を見せていたサッスオーロに追いつかれる。78分、右サイドからのクロスがファーサイドに流れると、これを拾ったペルーゾに高速クロスを許す。これをゴール前のミッシローリに頭で流し込まれた。
▽ホームで勝ち点逸は許されないローマは、失点後の81分にペッレグリーニを下げてジェンギズを投入。すると85分にはゼコの浮き球パスに反応したフロレンツィがゴール前に飛び出してGKの頭上を抜くチップキックでゴールネットを揺らす。しかし、オルサート主審がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認を行うと、ゴールシーンでオフサイドポジションのジェンギズがプレーに関与したとの判定でゴールは認められず。
▽その後、決死の猛攻を見せるローマは、試合終了間際にパワープレーからフロレンツィ、ファシオに続けてシュートチャンスが訪れるも、いずれも枠に飛ばすことができず。試合はこのまま1-1でタイムアップ。ホームで指揮官の古巣相手に痛恨ドローのローマは、公式戦3戦未勝利で2017年の戦いを終えることになった。一方、イアキーニ新体制以降、粘り強い戦いを見せるサッスオーロは連勝が「3」でストップも難敵相手の価値あるドローでパオロ・カンナバーロの現役最後の試合に花を添えた。
PR
▽前節、ユベントスとの上位対決に敗れた4位のローマ(勝ち点38)は、年内最終戦となる今節、ホームに指揮官ディ・フランチェスコ監督である14位のサッスオーロ(勝ち点20)を迎えた。公式戦2連敗中のホームチームは、3試合ぶりの白星を目指すこの一戦に向けて先発2人を変更。ストロートマンとエル・シャーラウィに代わって、古巣初対戦のペッレグリーニ、シックを起用した。▽時間の経過とともに攻めあぐねる場面が目立つローマだったが、31分にゴールをこじ開ける。左サイドで仕掛けたペロッティが中央にグラウンダーのパスを供給。ここでシックのトラップミスを拾ったゼコがDFを背負いながら左でフリーのペッレグリーニへ丁寧に落とすと、最後はペッレグリーニが左足で古巣のゴールへ流し込んだ。
▽その後、前がかりになってきたサッスオーロの反撃を受けながらも冷静に対応するローマは、前半終了間際の44分にボックス内で縦に仕掛けたコラロフにシュートチャンスも、ここは精度を欠き前半のうちに2点目を奪うことはできなかった。
▽迎えた後半、1点リードのローマは前半終盤に負傷したマノラスに代えてハーフタイム明けにファン・ジェズスを投入。さらに49分には負傷か、戦術的な理由かシックを下げてエル・シャーラウィを続けてピッチに送り出す。
▽後半に入ってなかなかリズムを掴めないローマは57分に相手のカウンターからラグサにボックス内への侵入を許すが、ここは相手のシュートミスに助けられる。それでも、65分にはコラロフがゴールラインぎりぎりで折り返したボールをニアのエル・シャーラウィがワンタッチで合わすが、これは相手GKの好守に遭う。
▽この決定機をキッカケに攻勢を強めるローマは、71分に波状攻撃からルーズボールを回収したデ・ロッシのスルーパスに抜け出したゼコが左足の強烈なシュートをネットに突き刺すが、これはオフサイドの判定でゴールは認められず。さらに75分には左サイドからカットインしたゼコが右足を振り抜くが、シュートはわずかに巻き切らず、枠の右へ外れる。
▽すると、ここまで攻守に奮闘を見せていたサッスオーロに追いつかれる。78分、右サイドからのクロスがファーサイドに流れると、これを拾ったペルーゾに高速クロスを許す。これをゴール前のミッシローリに頭で流し込まれた。
▽ホームで勝ち点逸は許されないローマは、失点後の81分にペッレグリーニを下げてジェンギズを投入。すると85分にはゼコの浮き球パスに反応したフロレンツィがゴール前に飛び出してGKの頭上を抜くチップキックでゴールネットを揺らす。しかし、オルサート主審がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認を行うと、ゴールシーンでオフサイドポジションのジェンギズがプレーに関与したとの判定でゴールは認められず。
▽その後、決死の猛攻を見せるローマは、試合終了間際にパワープレーからフロレンツィ、ファシオに続けてシュートチャンスが訪れるも、いずれも枠に飛ばすことができず。試合はこのまま1-1でタイムアップ。ホームで指揮官の古巣相手に痛恨ドローのローマは、公式戦3戦未勝利で2017年の戦いを終えることになった。一方、イアキーニ新体制以降、粘り強い戦いを見せるサッスオーロは連勝が「3」でストップも難敵相手の価値あるドローでパオロ・カンナバーロの現役最後の試合に花を添えた。
PR
|
関連ニュース