ユベントスがベナティア弾でローマとの優勝候補対決を制す《セリエA》

2017.12.24 06:50 Sun
Getty Images
▽セリエA第18節、ユベントスvsローマが23日に行われ、1-0でユベントスが勝利した。

▽前節ボローニャ戦をピャニッチの1ゴール1アシストなどで3-0と快勝して2位に浮上したユベントス(勝ち点41)は、3日前に行われたコッパ・イタリアのジェノア戦をディバラの1ゴール1アシストの活躍で勝利。首位のナポリを1ポイント差で追う中、主力を温存したジェノア戦のスタメンから大幅に9選手を変更。バルザーリとGKシュチェスニーのみ引き続きスタメンとなって、ディバラはベンチスタートとなった。
▽一方、ペロッティのPK失敗などもあってカリアリに大苦戦しながらも追加タイムのファシオ弾で辛勝した4位ローマ(勝ち点38/未消化1試合)は、コッパ・イタリアのトリノ戦を主力を温存して1-2と敗戦した。勝利すればユベントスと勝ち点で並ぶ大一番に向けて、トリノ戦のスタメンから大幅に9選手を変更。エル・シャーラウィとストロートマンのみ引き続きスタメンとなった。

▽攻守の切り替えが鋭い立ち上がりを経て、まずは8分にユベントスがゴールに近づく。マテュイディの左クロスにマンジュキッチがヘディングシュート。しかし、枠の右に外れた。

▽集中力の高い攻防が続く中、徐々にユベントスが押し込む流れとすると、18分に先制する。ピャニッチの左CKからファシオのマークをかいくぐったキエッリーニがヘディングシュート。これはGKアリソンにセーブされるも、ルーズボールをベナティアがボレー。このシュートはバーに嫌われたが、こぼれ球をベナティアが押し込んだ。
▽追う展開となったローマは、27分にこの試合最初のチャンス。ゼコのスルーパスで左サイドのスペースを突いたペロッティがクロス。エル・シャーラウィが左足で押し込むも、GKシュチェスニーの好守に阻まれた。

▽前半半ば以降、ローマの圧力が強まったが、ユベントスの守備網を攻略するには至らず、前半はユベントスの1点リードで終了した。

▽迎えた後半も一進一退の攻防が続くと、54分にユベントスに決定機。ケディラのダイレクトパスに反応してボックス中央に侵入したイグアインがシュート。しかし、枠の上に外してしまった。

▽ひやりとしたローマが徐々に押し込む流れとしたが、ユベントスが66分に追加点のチャンス。マンジュキッチの左クロスに対し、ニアへ詰めたマテュイディがシュート。しかし、GKアリソンの好守に阻まれた。

▽ゴールが遠いローマはエル・シャーラウィに代えてシックをそのまま右ウイングに投入。しかし67分にもユベントスに決定機。マンジュキッチが左サイドを持ち上がってクロスを入れると、イグアインがダイレクトシュート。だが、枠の上に外してリードを広げられない。

▽すると80分、ローマに同点のチャンス。デ・ロッシのフィードでボックス右に走り込んだフロレンツィがダイレクトで合わせる。しかし、ボールはバーを直撃した。続く88分には途中出場のジェンギズがダイビングヘッドで合わせるもGKシュチェスニーにセーブされる。

▽助かったユベントスは追加タイム2分にカウンターからピャニッチのミドルシュートがバーを直撃。勝負を決めきれずにいると、同4分にローマに同点のチャンス。ベナティアとキエッリーニが見合ってルーズとなったボールをシックが拾って独走。しかし、GKシュチェスニーとの一対一を決められず、0-1で敗戦。

▽ユベントスがローマとの優勝候補対決を制し、首位ナポりを1ポイント差で追走している。
関連ニュース

ヴォルフスブルクの190cmCBラクロワ、ミランに続いてユベントスも関心拡大

ヴォルフスブルクのフランス人DFマクサンス・ラクロワ(23)にユベントスも関心を高める。 ミランの獲得候補と報じられる190cmの右利きセンターバック・ラクロワ。イブラヒマ・コナテ(リバプール)を輩出したフランスの古豪ソショーで育まれ、2020年夏にヴォルフスブルクへ。加入から今季で4年目、常に主力としてプレーする。 フランス『レキップ』によると、ラクロワは2025年6月までとなっている契約の延長話がなく、今夏のステップアップを視野に。ヴォルフスブルクも同選手の売却をビジネスと捉えるなか、このほどクラブにユベントスから連絡が入ったという。 ユベントスがラクロワをどこまで重視しているかは不明だが、ミランにとってのラクロワは退団濃厚なデンマーク代表DFシモン・ケアー(34)の後継者候補。ブレストの元U-20フランス代表DFリリアン・ブラシエ(24)も注視しているとのことだ。 2024.03.29 14:45 Fri

ブレーメルの将来やいかに…ユナイテッドが関心寄せるユベントスの屈強CB

ユベントスのブラジル代表DFグレイソン・ブレーメル(27)には現在、マンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せる。 2021-22シーズンのセリエA最優秀DFブレーメル。この活躍でトリノからホームタウンを共有するユベントスへステップアップし、今季は出場停止1試合を除いたリーグ戦28試合でプレーする。 そんな男は現在、新たなセンターバックを求めるユナイテッドへの移籍が噂される。 イタリア『カルチョメルカート』によると、現役セレソンは2022年夏、移籍金4400万ユーロ(約71億8000万円)+ボーナス800万ユーロ(約13億円)でユベントス入り。もちろん非常に大きな取引だが、現在の推定市場価値6000万ユーロ(約97億9000万円)を下回るものだ。 契約解除条項5000万ユーロ(約82億2000万円)の存在も報じられる一方、2028年6月までとなっている現契約には、これが2025年を境に6000万〜7000万ユーロへ変動する内容も盛り込まれているとのこと。ただし、現段階では「検討に向けての口頭合意」があるに過ぎないという。 仮にもブレーメルをユナイテッドへ売却した場合、移籍金の10%を前所属トリノへ支払う義務が発生するユベントス。最終ラインの要をキープするか、手放して財政安定化に繋げるか… ブレーメルはおそらくユナイテッドにとって現実的な選択肢。若きジャラッド・ブランスウェイト(エバートン/21)、アントニオ・シウバ(ベンフィカ/20)はブレーメル以上に値が張る。 どちらにしても契約解除条項が満額支払わればユナイテッドへ向かうことになるブレーメルだが、今夏の動向やいかに。 2024.03.29 11:10 Fri

プレミア4クラブを筆頭に20歳FWイリング・ジュニア争奪戦? ユベントスがしぶしぶ売却受け入れか

ユベントスのU-21イングランド代表FWサミュエル・イリング・ジュニア(20)は今夏の移籍の可能性が高まっているようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が報じた。 チェルシーのアカデミー出身で、2020年夏にユベントスへ移籍した逸材アタッカーのイリング・ジュニア。2022年10月にファーストチームデビューを果たすと、同年12月にはプロ契約を締結し、2025年6月までの契約を結んだ。 これまでも度々ビッグクラブからの関心が報じられてきた中、途中出場がメインながら今シーズンここまで公式戦19試合でプレー。さらなる飛躍が期待されると同時に、U-21イングランド代表でのパフォーマンスで評価を高めている。 ところが、イリング・ジュニアとの契約が残り1年に迫るユベントスは、フリーでの移籍を防ぐため、今夏の売却をしぶしぶ受け入れているとのこと。かねてから獲得への動きを見せていたトッテナムやエバートンの他、ウェストハムやブライトン&ホーブ・アルビオンなど、プレミアリーグのクラブが獲得を検討しているという。 また、ドイツ方面のクラブも興味を示しているようで、レバークーゼンとバイエルンが動向を注視。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、イタリアのクラブも移籍先の候補に挙がっている模様だ。 なお、ユベントスは1月の移籍市場においても、1700万ポンド(約32億5000万円)のオファーがあれば売却を受け入れていた見込み。今度こそいずれかのクラブが獲得へ漕ぎ着けるのだろうか。 2024.03.28 15:32 Thu

ユベントスは今夏のゴレツカ獲得を希望? バイエルンとの契約は2026年夏まで

ユベントスがバイエルンのドイツ代表MFレオン・ゴレツカ(29)に関心を示しているようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。 今シーズン、セリエAで29試合を消化して3位につけるユベントス。首位インテルとの勝ち点差は「17」にまで広がっており、スクデット獲得は絶望的な状況となっている。 クラブはチームの競争力を高めるため、すでに夏の移籍市場での強化を模索。ドイツ『キッカー』によると、昨夏にも関心を向けていたゴレツカをターゲットとしており、スカウトも派遣しているとのことだ。 これまでもゴレツカに関心を示し続けてきたユベントスだが、選手側も6シーズン過ごしたバイエルンを離れ、新たなチャレンジを望む可能性がある模様。ただし、バイエルンとの契約を2026年夏まで残していることから、クラブ間ではタフな交渉が必要になるだろう。 ゴレツカは今シーズンのバイエルンで、公式戦31試合4ゴール9アシストを記録。チームは首位レバークーゼンに10ポイント差をつけられての2位と苦戦している中で、個人としては存在感を発揮している。 2024.03.27 13:15 Wed

ユナイテッドでのアムラバトは今季限りか 存在感薄く返却決意

マンチェスター・ユナイテッドがモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)の買取りを見送ったようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じた。 カタール・ワールドカップ(W杯)4強入りのモロッコで躍動し、昨夏にフィオレンティーナからユナイテッドにローン移籍したアムラバト。この移籍が実現するまで動向が注目される人気株だったが、インパクトを欠く。 もちろん、サイドバックで使われたりのチーム事情もあるが、今やコビー・メイヌーの台頭に押され、影薄く…。中盤の軸と目されたカゼミロも常時出場が叶わずにいるなかで、あまり活躍ができずにここまできている。 ローン移籍に900万ユーロ(約14億7000万円)を投じたユナイテッドは2000万ユーロ(約32億8000万円)+アドオン500万ユーロ(約8億2000万円)の買取オプションを持つが、行使しないことを決めたという。 となれば、2025年夏まで契約を残すフィオレンティーナに舞い戻るのが既定路線だが、ユベントス行きの可能性も。ミランもその候補だが、他の選手に重きを置き、ユベントスの方はスポーツディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントリ氏がファンのようだ。 2024.03.26 16:55 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly