【リーガエスパニョーラ第17節プレビュー】年内最終節で“エル・クラシコ”!
2017.12.19 23:00 Tue
▽先週末に行われた第16節では、首位のバルセロナ、3位のアトレティコ・マドリーが勝利した一方、2位のバレンシア、5位のセビージャがいずれも取りこぼし、アトレティコが2位浮上となった。また、日本人選手ではエイバルMF乾貴士に待望の今季初ゴールが生まれたほか、ヘタフェMF柴崎岳も2試合連続で途中出場を果たした。
▽前節はFIFAクラブ・ワールドカップ2017(CWC)への参戦のためにリーグ戦がなかったレアル・マドリーだったが、CWCではいずれも接戦を制して史上初の大会連覇を達成。意気揚々とホーム開催のクラシコに臨む。そのCWC2試合では、エースFWクリスティアーノ・ロナウドやMFモドリッチが好パフォーマンスを披露したうえ、MFベイルの戦列復帰と多くの朗報が届いたものの、懸念されるのはUAE帰りの移動疲れと気温差などの環境面の変化への対応という部分だ。ジダン監督としては勝ち点3のみが求められる今回のビッグマッチに向け、選手選考を含めて細心の注意を払いたい。
▽一方、クラシコ直前のデポルティボ戦をFWルイス・スアレス、MFパウリーニョのドブレテで4-0の快勝を収めたバルセロナは、1試合未消化の宿敵相手に勝ち点11の差を付けて、敵地でのビッグマッチに向けて弾みを付けた。DFユムティティとMFデンベレというフランス代表2選手を欠くものの、出場停止にリーチが懸かっていたMFブスケッツを温存できたことで、現状のベストメンバーでこの試合に臨める。現状のパフォーマンスでは間違いなく分があるものの、開幕前に行われたスーペル・コパではレアル・マドリー相手に屈辱的な連敗を喫しており、バルベルデ体制で苦手意識が生まれていないかが気になるところだ。そこで重要となるのが、エースFWメッシのパフォーマンス。直近の試合ではPK失敗に加え、シュートが3度枠に当たるなど決定力を欠いただけに、その不運をクラシコでの大爆発の予兆としたい。
▽クラシコでのライバル2チームの取りこぼしを期待しつつ、勝ち点3奪取を目指す2位のアトレティコ(勝ち点36)は、16位のエスパニョール(勝ち点17)とのアウェイゲームに臨む。直近のアラベス戦では格下相手に大苦戦も、途中出場のFWトーレスの今季初ゴールによって1-0の勝利を収め、リーグ4連勝と共に昨季からのリーグ無敗記録を「20」に更新した。今節では元指揮官キケ・フローレス監督率いるエスパニョールとの対戦となるが、いずれのチームも今季得点力不足に悩まされており、先制点がいつも以上に重要な試合になるはずだ。
▽また、ここ2試合連続で試合に絡んでいる乾と柴崎の日本人2選手は、年内最終節で7位のジローナ(勝ち点23)と、最下位のラス・パルマス(勝ち点11)と対戦する。前節、強豪バレンシアを相手に今季初ゴールを記録した乾は、勝ち点2差に迫るジローナとの一戦で連続ゴールを記録し、現在9位のエイバル(勝ち点21)を更なる上位に導きたい。一方、2試合連続で途中出場を果たしたものの、試合勘の欠如を露呈している柴崎は、再び途中出場での起用が見込まれる中、来年に繋がるプレーを見せたいところだ。幸い、対戦相手のラス・パルマスは泥沼の状態にあり、とりわけ守備面に多くの問題を抱えているだけにゴールに絡む仕事をしたい。
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▽年内最終節となる第17節では、クリスマス直前ということもあり19日~23日の5日間に渡って行われる変則日程での開催となる。そして、今節最大の注目カードは4位のレアル・マドリー(勝ち点31)と、首位のバルセロナ(勝ち点42)による、今季最初の“エル・クラシコ”だ。▽一方、クラシコ直前のデポルティボ戦をFWルイス・スアレス、MFパウリーニョのドブレテで4-0の快勝を収めたバルセロナは、1試合未消化の宿敵相手に勝ち点11の差を付けて、敵地でのビッグマッチに向けて弾みを付けた。DFユムティティとMFデンベレというフランス代表2選手を欠くものの、出場停止にリーチが懸かっていたMFブスケッツを温存できたことで、現状のベストメンバーでこの試合に臨める。現状のパフォーマンスでは間違いなく分があるものの、開幕前に行われたスーペル・コパではレアル・マドリー相手に屈辱的な連敗を喫しており、バルベルデ体制で苦手意識が生まれていないかが気になるところだ。そこで重要となるのが、エースFWメッシのパフォーマンス。直近の試合ではPK失敗に加え、シュートが3度枠に当たるなど決定力を欠いただけに、その不運をクラシコでの大爆発の予兆としたい。
▽クラシコでのライバル2チームの取りこぼしを期待しつつ、勝ち点3奪取を目指す2位のアトレティコ(勝ち点36)は、16位のエスパニョール(勝ち点17)とのアウェイゲームに臨む。直近のアラベス戦では格下相手に大苦戦も、途中出場のFWトーレスの今季初ゴールによって1-0の勝利を収め、リーグ4連勝と共に昨季からのリーグ無敗記録を「20」に更新した。今節では元指揮官キケ・フローレス監督率いるエスパニョールとの対戦となるが、いずれのチームも今季得点力不足に悩まされており、先制点がいつも以上に重要な試合になるはずだ。
▽開幕から快進撃を見せながらもここ最近の試合ではヘタフェ、エイバル相手に敗戦を重ね、気付けば3位に転落したバレンシア(勝ち点34)。必勝を期す今節は、6位のビジャレアル(勝ち点24)をホームで迎え撃つバレンシア自治州ダービー。前述のようにここ最近取りこぼしが増えているバレンシアだが、その取りこぼしはいずれもアウェイゲームであり、今季メスタージャでは6勝2分けと圧倒的な戦績を残している。また、前節FWゴンサロ・ゲデスが復帰したことで、最終ラインを除いてベストメンバーを組める状況にあり、まずは得意のホームで調子を取り戻したいところだ。ただ、対戦相手のビジャレアルは指揮官マルセリーノ監督のやり方を熟知しており、決して簡単な試合とはならないはずだ。今季のターニングポイントと目される今回の一戦を制することはできるか。
▽また、ここ2試合連続で試合に絡んでいる乾と柴崎の日本人2選手は、年内最終節で7位のジローナ(勝ち点23)と、最下位のラス・パルマス(勝ち点11)と対戦する。前節、強豪バレンシアを相手に今季初ゴールを記録した乾は、勝ち点2差に迫るジローナとの一戦で連続ゴールを記録し、現在9位のエイバル(勝ち点21)を更なる上位に導きたい。一方、2試合連続で途中出場を果たしたものの、試合勘の欠如を露呈している柴崎は、再び途中出場での起用が見込まれる中、来年に繋がるプレーを見せたいところだ。幸い、対戦相手のラス・パルマスは泥沼の状態にあり、とりわけ守備面に多くの問題を抱えているだけにゴールに絡む仕事をしたい。
《リーガエスパニョーラ第17節》
▽12/19(火)
《29:30》
レバンテ vs レガネス
▽12/20(水)
《27:30》
ヘタフェ vs ラス・パルマス
《29:30》
レアル・ソシエダ vs セビージャ
▽12/21(木)
《27:30》
エイバル vs ジローナ
《29:30》
アラベス vs マラガ
▽12/22(金)
《27:30》
ベティス vs ビルバオ
《29:30》
エスパニョール vs アトレティコ・マドリー
▽12/23(土)
《21:00》
レアル・マドリー vs バルセロナ
《24:15》
バレンシア vs ビジャレアル
《26:30》
デポルティボ vs セルタ
▽12/19(火)
《29:30》
レバンテ vs レガネス
▽12/20(水)
《27:30》
ヘタフェ vs ラス・パルマス
《29:30》
レアル・ソシエダ vs セビージャ
▽12/21(木)
《27:30》
エイバル vs ジローナ
《29:30》
アラベス vs マラガ
▽12/22(金)
《27:30》
ベティス vs ビルバオ
《29:30》
エスパニョール vs アトレティコ・マドリー
▽12/23(土)
《21:00》
レアル・マドリー vs バルセロナ
《24:15》
バレンシア vs ビジャレアル
《26:30》
デポルティボ vs セルタ
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