ウルライヒのラストプレーのPKストップでバイエルンが浅野途中出場のシュツットガルトに競り勝つ《ブンデスリーガ》

2017.12.17 01:34 Sun
Getty Images
▽ブンデスリーガ第17節、シュツットガルトvsバイエルンが16日に行われ、0-1でバイエルンが勝利した。シュツットガルトのFW浅野拓磨は81分から出場している。

▽3日前に行われた前節ホッフェンハイム戦を0-1と敗戦した14位シュツットガルト(勝ち点17)は、ホッフェンハイム戦で味方の負傷により26分から途中出場となった浅野が引き続きベンチスタートとなった。
▽一方、レヴァンドフスキ弾でケルンを押し切った首位バイエルン(勝ち点22)は、リーグ戦3連勝とした中、ケルン戦のスタメンから5選手を変更。リベリ、ミュラー、アラバ、ルディ、GKシュターケに代えてフンメルス、コマン、ハメス・ロドリゲス、ラフィーニャ、負傷が癒えたGKウルライヒを起用した。

▽3トップに右からハメス・ロドリゲス、レヴァンドフスキ、コマンと並べる[4-3-3]で臨んだバイエルンは、開始早々にレヴァンドフスキが際どいシュートを浴びせてけん制する。対するシュツットガルトも7分にアコロが枠内シュートを放つも、GKウルライヒの好守に阻まれた。

▽序盤、互いにゴールに迫った中、徐々にポゼッションを高めていったのはバイエルン。そして21分には決定機。ハメス・ロドリゲスのパスを受けたボックス左のレヴァンドフスキがDFを外して右足でコントロールシュート。枠の右を捉えていたが、GKツィーラーの好セーブに阻まれた。
▽続く36分にもバイエルンに決定機。ハメス・ロドリゲスのパスを受けたトリッソがボックス右に侵入。シュートを浴びせるもGKツィーラーの好セーブに阻まれた。ハーフタイムにかけてもバイエルンが攻勢に出たが、シュツットガルトの身体を張った守備の前にゴールを奪うには至らず、前半をゴールレスで終えた。

▽迎えた後半もバイエルンが攻勢に出ると、59分にトリッソのパスを受けたボックス左のコマンがGKツィーラーを強襲するシュートを浴びせる。ゴールが遠いバイエルンはトリッソに代えてミュラーを投入。すると66分、J・ボアテングの左足ミドルが枠を捉えたが、ここもGKツィーラーのファインセーブに阻まれた。

▽それでも、一方的な展開に持ち込んだバイエルンは79分に均衡を破る。コマンの左サイドからのクロスを受けたボックス左のミュラーが左足を一閃。強烈なシュートがゴール左隅に突き刺さった。

▽途中出場のミュラーのゴールで試合を動かされ、1点を追う展開となったシュツットガルトは両ウイングバックのアオゴとベックに代えて浅野とブレカロの両アタッカーを投入。攻撃的な布陣とすると、88分にはCKの流れからボックス右の浅野がシュートに持ち込むもDFに当たって枠の上に外れる。

▽その後、追加タイム1分のハメス・ロドリゲスのGKとの一対一をツィーラーが止めて望みをつないだシュツットガルトは、同2分にPKを獲得する。右クロスを受けたボックス内のアズカシバルがジューレに蹴られた。ところが、キッカーのアコロはGKウルライヒにシュートを止められてタイムアップ。バイエルンがシュツットガルトを退け、4連勝で前半戦を終えている。
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