【CLグループF総括】シティ盤石、シャフタールがナポリを食う

2017.12.13 18:05 Wed
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▽マンチェスター・シティとナポリが本命と思われたグループFだったが、シャフタールがナポリを出し抜いて2位通過を果たした。フェイエノールトは案の定、蚊帳の外だった。
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■グループF順位表■
[勝ち点/得失点]
1:マンチェスター・シティ[15/9]
2:シャフタール[12/0]
3:ナポリ[6/0]
4:フェイエノールト[3/-9]
◆完成度高めて余裕の首位通過~マンチェスター・シティ~
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▽昨季は脆弱な守備も散見してベスト16で敗退したシティだったが、グアルディオラ体制2季目の今季はチームとしての完成度を一気に高めていることを証明した。とりわけ第3節、第4節と連戦したナポリ戦ではシティの強さが遺憾なく発揮された。シティ同様、完成度の高いサッカーを展開するナポリをシティは凌駕。2連勝とし、2試合を残してグループステージ突破を決めた。

◆ナポリとの2位争いを制す~シャフタール~
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▽ナポリが2位通過と目されたグループでシャフタールが3年ぶりの決勝トーナメント進出を果たした。タイソンやベルナール、マルロスら優れたテクニックと機動力を持つブラジル人が主軸のシャフタールは、初戦でナポリを撃破。対戦順にも恵まれ、第3節、第4節とフェイエノールト相手に連勝したことでグループステージ突破を近づけた。結局、第5節ナポリ戦では0-3と完敗したものの、最終節では首位通過を決め、主力を温存してきたシティに勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。

◆シティと好勝負もシャフタールに出し抜かれる~ナポリ~
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▽シティと共に本命と思われたナポリだったが、終わってみれば初戦のシャフタール戦を落としたことが大きなツケを払う形となった。また、対戦順にも恵まれず、本気のシティと第3節、第4節で対戦しなければならなかったのも痛恨だった。ホームで行われた第4節では先制するまで優勢に試合を運び、欧州レベルでもナポリのサッカーが十分に通用することを示したが、現在欧州屈指の実力を持つシティに勝ち切ることは至難の業だった。結果、第5節でシャフタールに完勝して最終節に望みをつなぐもフェイエノールトに敗れてEL行きとなった。
◆蚊帳の外~フェイエノールト~
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▽18年ぶりにオランダ王者となり、15年ぶりのCL参戦となったフェイエノールトは、やはりこのグループにおいて蚊帳の外だった。シティとシャフタールに歯が立たず、全敗で迎えた最終戦のナポリ戦では相手が突破の芽がなくなったことで士気を失ったため、勝利したに過ぎなかった。

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