【J1クラブ通信簿】J1復帰初年度に桜旋風…守備意識改革でルヴァン制覇&リーグ3位の大躍進《セレッソ大阪》2017.12.11 22:20 Mon

twitterfacebookhatenalinegplus
photo
Getty Images
▽歴史が動き、シーズンが閉幕した2017明治安田生命J1リーグ。最終節まで優勝争い、残留争いが繰り広げられ、最後まで目が離せない白熱したシーズンとなった。▽「DAZN」マネーにより、シーズンの成績で今後のクラブ強化に大きな影響を及ぼすこととなった2017シーズン。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブを総括。トピックやチームMVP、補強成功度、総合評価で振り返る。第16弾はJ1復帰初年度で桜旋風を巻き起こした3位のセレッソ大阪を総括する。

◆シーズン振り返り
(C)CWS Brains,LTD
【主なトピック】
●MF山村和也のアタッカーとしての覚醒
●FW杉本健勇が本格派ストライカーに
●ルヴァンカップ制覇で初タイトル獲得
●守備意識改革で4年ぶりのACL出場権獲得
●J1昇格POチームの1年での降格ジンクス破る
●天皇杯で6年ぶりベスト4進出
▽J1昇格プレーオフを勝ち抜いて迎えたJ1復帰初年度に桜旋風を巻き起こした。明治安田生命J1リーグではプレーオフ昇格チームの1年での降格というジンクスを破ると、4年ぶりのAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得。YBCルヴァンカップでは、リーグ戦組とルヴァン組にチームを二分した戦略で制覇し、チーム初のタイトルを獲得するという最高のシーズンを送った。

▽3年ぶりのJ1復帰を決めたC大阪は、シーズン開幕前に“知将”尹晶煥監督を招へい。DFマテイ・ヨニッチやMF清武弘嗣ら実力者に加えて、尹晶煥監督のサガン鳥栖指揮官時代の教え子であるMF水沼宏太を獲得して久々のJ1の舞台に挑んだ。

▽どちらかといえば綺麗なサッカーを志向してきたタレント集団は、序盤こそハードワークを重んじる尹晶煥監督の泥臭いスタイルに戸惑っていたが、第4節のサガン鳥栖戦(○1-0)でのシーズン初白星を皮切りに3連勝を飾るなど徐々に適応。その中で、FW杉本健勇の本格派ストライカーへの変貌、トップ下に抜擢されたMF山村和也の覚醒など明るいトピックがチームを飾り、首位の鹿島アントラーズにわずか1ポイント差の2位でシーズンを折り返した。

▽第18節には躍進著しい柏レイソル(○2-1)を破り、シーズン初の首位に浮上。しかし、直後にシーズン最大の不振に陥る。敗れた第21節の清水エスパルス(●2-3)戦以降、山村の負傷離脱も影響して7試合を1勝1分け5敗。31節の時点で優勝争いから脱落した。それでも、今シーズン幾多の負傷に悩まされた清武の復調に呼応するかのように、チームは第29節のサガン鳥栖戦から5連勝。4年ぶりのACL出場権を手にした。

▽そして、J1復帰初年度に大躍進を遂げたC大阪は、天皇杯のベスト4に勝ち進んでおり、2冠目に向けてまい進中。同一シーズンでチーム初載冠のルヴァンカップ制覇に続き、天皇杯をも制することになれば、これ以上にない最高の形でのシーズン締めくくりになりそうだ。

◆チームMVP
Getty Images
FW杉本健勇(25)
明治安田生命J1リーグ34試合出場(先発34試合)/22得点
▽チームの躍進の中には、杉本のストライカーとしての成長があった。昨シーズン明治安田生命J2リーグで14ゴールを奪うと、今シーズンはJ1の舞台で22ゴールを記録。得点ランキングでも終盤には一時首位に立つなど、J1の猛者たちを脅かした。

▽ルヴァンカップ決勝でチームを優勝に導くゴールも挙げた杉本は、ゴールゲッターとしてだけでなく、新指揮官の求めるファーストディフェンダーとしての働きにも見事に回答。まさに獅子奮迅の活躍だった。

▽そんな杉本は、今年日本代表にも初招集。10月10日に行われたハイチとのキリンチャレンジカップでは初先発で初ゴールをマーク。現在開催されているEAFF E-1サッカー選手権にはケガのため離脱したが、今シーズン大きな飛躍を遂げたストライカーのロシア・ワールドカップへの生き残りにも注目だ。

◆補強成功度「A」(評価:S~E)
Getty Images
▽3位と躍進したC大阪において、貴重な戦力となったDFマテイ・ヨニッチは大きな補強となった。仁川ユナイテッドFCでKリーグ・ベストイレブンに選出された実力は本物。リーグ戦34試合に出場しセットプレーからゴールを量産。6得点はチーム3位タイの数字だ。守備だけでなく、攻撃でもチームに貢献したヨニッチには最大の評価をしたい。

▽また、サガン鳥栖時代以来となる尹晶煥監督とのタッグを組んだ水沼も、シーズンが進むにつれてポジションを確保。持ち前の高精度パスやシュート、クロスを武器に、リーグ戦24試合に出場し3得点8アシストをマーク。右サイドのポジションで、チームの攻撃を活性化させた。

▽一方で、一番の注目度であった清武は、度重なるケガでシーズンを通して戦うことができず。シーズン終盤には復調したものの、結果としてはリーグ戦18試合に出場し6得点と期待外れに終わった感は否めない。MF福満隆貴に関しても、ルヴァン組としてチームの初タイトル獲得に貢献したが、レギュラーメンバーを脅かすほどには至らず。リーグ戦では5試合出場と物足りない結果となった。

▽明治安田生命J3リーグを戦うU-23チームを保有するC大阪としては、ユースからの昇格組であるDF舩木翔や高卒ルーキーのMF大山武蔵、サンフレッチェ広島ユースから獲得したFW山根永遠ら将来への投資も積極的に実行。J3リーグで経験を積んだ選手も多く、投資という点を踏まえても補強はプラスと考えられる。

◆総合評価 「S」(評価:S~E)
Getty Images
▽開幕前のリーグ目標であった「1桁順位」を大きく上回る成績に加え、ルヴァンカップを初制覇。J1復帰初年度となった今シーズン、ここまでの大躍進を遂げることを想像する人は多くなかったはずだ。

▽昨シーズンはJ2リーグで苦戦し、自動昇格が叶わず。J1昇格プレーオフをなんとか勝ち抜いてJ1昇格を決めたものの、タレントが揃いながらも技術に頼りすぎるスタイルに幾度となく「勝負弱い」と言われ続けてきた。

▽今シーズン就任した尹晶煥監督は、新加入の大型DFマテイ・ヨニッチを最終ラインに組み込んだ上、タレント軍団に守備意識を要求。また、MF山村和也をトップ下にコンバートして新たな一面を引き出した他、本来の持ち味を生かして試合のクローザーを務めさせるなど、手堅く勝利を手にするためのオプションを用意することができた。

▽規律と才能の融合で“上手い”から“強い”チームへと変貌を遂げさせ、J1復帰シーズンでリーグ2位の65得点。失点こそ「43」と少なくはないものの、戦いの舞台がJ1に変わったことを考えればまずまず出来といえる。
Getty Images

▽また、「リーグ戦組」と「ルヴァン組」と2チーム形成することでモチベーション維持に成功。FWリカルド・サントスや福満は数字で貢献し、舩木やMF秋山大地、MF斧澤隼輝ら若手も経験を積むことができ、最終的にタイトルまで獲得できた。

▽シーズンを通して「ルヴァン組」から主力に定着したのはプロ2年目のMF木本恭生のみだが、チームのベースが20代の選手で構成されていることを考えれば、より尹晶煥監督のサッカーを体現することで、来シーズン以降の飛躍が期待される。

▽今シーズンのリーグ戦でフル稼働した杉本に続くスコアラーが出てこなかったことは不安材料ではあるが、継続路線を進むことができれば、2つ目、3つ目の星がエンブレムの上につくことになるだろう。

▽C大阪のシーズンはまだ終わっていない。天皇杯でベスト4に残っており、2冠の可能性を残している。しかし、日本代表を離脱した杉本不在の中で戦わなくてはならず、さらには海外移籍の噂まで浮上している。まずは2冠達成で最高のシーズンにすることができるか。そして、来シーズンに向けた準備を的確に行うことが、黄金期の到来に一役買う可能性は高い。

コメント

関連ニュース

thumb

本田圭佑の新たな挑戦、6カ国目のオーストラリアデビューへ/編集部コラム

▽「何の大会でも良いので、トロフィーを獲ることを楽しみに来ています」。メルボルン・ビクトリーへの入団会見で、本田圭佑が語った言葉だ。20日、本田が所属するメルボルン・ビクトリーの新シーズンが開幕する。 ▽オーストラリアのAリーグは、19日に開幕。メルボルン・ビクトリーは、同じ街のライバルであり、強豪クラブであるメルボルン・シティと対戦する。 ▽8月に入団し、開幕まで約2カ月に渡ってトレーニングを積んだ本田は、実戦デビューとなった5日のウェリントン・フェニックス戦では、PKキッカーを務め1ゴールを記録。順調な仕上がりを見せていた。 ▽入団から開幕までの期間について試合前の会見で本田は、「2〜3カ月の間トレーニングを受けてきた。こんなに激しく準備をしてきたことはなかった」とコメント。それでも、自身初となるオーストラリアでの開幕戦に向けては「僕たちはメルボルン・シティと土曜日に試合ができる。興奮している」と語り、日本を含めればオランダ、ロシア、イタリア、メキシコに次いで6カ国目のデビュー戦を心待ちにしている様子を窺わせた。 ▽開幕戦の相手であるメルボルン・シティには、かつてマンチェスター・ユナイテッドでもプレーした元ベルギー代表DFリッチー・デ・ラエトが所属。以前には、元スペイン代表FWダビド・ビジャや元アイルランド代表MFダミアン・ダフ、さらには名古屋グランパスやオーストラリア代表としても活躍したFWジョシュア・ケネディや英雄であるMFハリー・キューウェルが所属。昨シーズンまではFWティム・ケイヒルもプレーしていた。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181020_21_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽自身のオーストラリアデビュー戦が“メルボルン・ダービー”となる本田。数々のリーグでシーズン開幕を迎えてきた本田だが「シーズンの始まりがダービーというのは、僕にとって初めての経験。これは珍しいこと」とコメント。世界的に見ても、開幕戦にダービーをセッティングする例は少なく、本田自身も初の体験になることを楽しみにしているようだ。 ▽デビュー戦となるメルボルン・シティ戦については「とても難しい試合になるし、繊細な試合になるだろう。経験豊富な選手でさえ、落ち着けず、精神的に準備する必要がある」とコメント。ワールドカップ3大会連続ゴールを記録している百戦錬磨の本田でさえも、新天地デビュー戦、それも開幕戦のダービーとなると特別なのだろう。 ▽冒頭にも紹介したように、本田、そしてメルボルン・ビクトリーの目標はタイトル。リーグ戦で結果を残し、2019年のAFCチャンピオンズリーグに出場することだろう。チームがACLに出るとなれば、本田にとっては初出場となる。 ▽そのタイトル獲得に向けたスタートとなるメルボルン・シティ戦に、本田は強い意気込みで臨む。 「戦術的には分析されているし、ケビン・マスカット監督は土曜日にどうするかを多く話してきた。僕らは大丈夫だし、彼らと戦う準備ができている」 ▽力強い本田の言葉は、メルボルン・ビクトリーのサポーターを安心させる効果もあるだろう。経験豊富な日本のスター選手に懸かる期待は大きい。昨シーズンは勝ち点差「2」で上回られただけに、ファン・サポーターは開幕戦での勝利を待ちわびているはずだ。 ▽本田は開幕戦で先発出場が決定。クラブチームでは、キャリア通算427試合目の出場となる。新たな土地で、二足の草鞋を履く本田がどの様な姿を見せるのか。「みなさんの想像を超えるような成長をみんなに見せられたらなと思います」と意気込んだ“ケイスケホンダ”の新たな挑戦が始まる。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2018.10.20 17:50 Sat
twitterfacebook
thumb

ダービーの醍醐味か勝者のマナーか? 清水がダービー後の一部サポーターの挑発行為を謝罪/編集部コラム

▽ダービーの醍醐味か勝者のマナーか…。7日に開催された“静岡ダービー”では、その2つのバランスの難しさを問うような出来事が起こった。 ▽清水エスパルスは10日、10月7日に開催された明治安田生命J1リーグ第29節ジュビロ磐田戦において、試合終了後の一部サポーターによる挑発行為を謝罪した。 ▽清水の発表によると、一部サポーターは5-1で清水の勝利に終わったダービー終了後、磐田の勝利時に歌われる歌を挑発的な目的で歌ったという。 ▽クラブはこの行為に関して、「相手に対する挑発行為であることは明らかであり、スポーツマンシップにも反し、クラブとして到底容認できる行為ではありません。今後、二度とこのようなことが行われないよう、クラブといたしましても厳正に対処して参ります」と、クラブとしての見解を発表した。 ▽さらに、「ご来場いただいたジュビロ磐田サポーターの皆様はじめ、ジュビロ磐田関係者の皆様に、不快な思いをさせてしまいましたことに対し、深くお詫び申し上げます」と、磐田サイドへの謝罪の言葉を述べた。 ▽今回の一件に関しては磐田サイドやサポーター側からの申し入れ、あるいは挑発を問題視したクラブ、清水サポーターの指摘により、謝罪文の掲載という形になった模様だ。しかし、個人的にはクラブが謝罪すべき案件なのか疑問だ。 ▽もちろん、今回の挑発行為によって磐田サイドやサポーターが不快な思いをしたことは事実であり、清水が試合運営者として謝罪を行う気持ちも理解できる。とはいえ、挑発行為は選手やスタッフ、運営側が主導して行ったものではなく、人種差別的な意図や相手を必要以上に貶めるようなものでもなく、個人的にはブラックユーモアの範疇だと思う。 ▽また、この試合が人間教育の場でもある高校や大学サッカーの場であれば、問題になってもおかしくないが、今回はエンターテイメント性も求められるプロサッカーの舞台で行われたものであり、それも“ダービー”という特別な一戦だ。 ▽イングランド発祥といわれるダービーマッチは、同じ都市や州など同一地域に本拠地を置くクラブ同士が対戦する、いわゆるローカル・ダービーや、労働者階級の支持するクラブと、資本家階級の支持するクラブが対峙する社会的な立場の違いを起源としたものなどがある。 ▽とりわけサッカーが社会、文化に根差しているヨーロッパや南米ではバルセロナvsレアル・マドリーの“エル・クラシコ”や、ローマvsラツィオの“デルビー・デッラ・カピターレ”、ミランvsインテルの“デルビー・ディ・ミラーノ”ボカ・ジュニアーズvsリーベル・プレートの“スーペル・クラシコ”など、多くの有名なダービーマッチがある。 ▽また、チームや街の規模に限らず、ダービーは常にピッチ上、スタンドに熱狂をもたらす大スペクタクルの特別な一戦だ。そこには喜怒哀楽のすべてが詰まっており、順位争いとは異なる大きな魅力がある。 ▽そして、そのダービーを特別なものとするのが、両クラブ間の対立関係だ。試合前の荘厳なコレオグラフィーに定評がある“デルビー・ディ・ミラーノ”では両サポーターが多くのお金やアイデアをつぎ込んで、いかに巧く相手サイドを挑発できるか腐心する。また、ダービーで勝敗が決することになれば、勝者のサポーターはリターンマッチが行われるまでの期間、敗者側のサポーターをイジる特権を得ることになり、勝者はこの優越感をずっと継続することを望み、敗者はこの屈辱をリターンマッチまでの糧とする。この関係性が入れ替わっていくことで、ダービーとしての深みが生まれていく。 ▽もちろん、『敗者は勝者を讃え、勝者は敗者を敬う』という武士道精神を伝統とする日本の相手を敬う考え方や勝者のマナーというものは素晴らしいものである。ただ、普段のゲームとは異なるダービーに限っては少しぐらいの挑発はブラックユーモアとして許容されるべきだとも思う。 ▽今回のダービー後、磐田を率いる名波浩監督は、「選手には清水のサポーターが喜んでいる姿を、いつかここでその悔しさを晴らせるように、ちゃんと目に焼き付けておけと、言いました。実際そのミーティングが終わった時に、外にすぐ出て、何人かの選手がちゃんとそれを見ていました。ロッカーで泣いている選手もいましたけど、この悔しさはチームとして次につながると信じたいです」と、磐田の勝利時に歌われる歌を聞いたかに関しては言及していないもののダービー敗戦の悔しさを次への糧としたい旨の発言をしていた。 ▽また、SNS上ではそれが磐田サポーターの総意ではないが、「次は必ずダービーに勝って“勝ちロコ(清水勝利後の儀式)”をやろう」というような意見も出ていた。 ▽家族連れでの観戦も多いJリーグの試合で過度の挑発合戦や罵り合いは相応しくないと思われるが、ダービーの醍醐味である“悔しさ”、“喜び”を増幅させるような隠し味程度の挑発やブラックユーモアは受け入れられてほしいと感じる。 《超ワールドサッカー編集部・岸上敏宏》 2018.10.10 20:30 Wed
twitterfacebook
thumb

ファン・ウィジョに漂う救世主のオーラ 復帰後連発、ガンバ連勝/編集部コラム

▽ガンバ大阪に所属する韓国代表FWファン・ウィジョの姿が一段と神々しい。約1カ月間の韓国代表合流から帰還後、明治安田生命J1リーグで2試合に出場して2得点。21日に行われたフライデーナイトJリーグの第27節、清水エスパルス戦で相手のオウンゴールを誘発したシュートを含めると、実質3得点の活躍だ。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180925_17_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c)J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>▽待望の復帰を果たした韓国人ストライカーの活躍により、今年の春先から続く不振で降格圏に沈むG大阪も、第26節の神戸戦で今シーズン初のアウェイ戦白星、続く清水戦で今シーズン初の3連勝を達成。長らく負傷欠場が続いたMF今野泰幸の復帰や、MF小野瀬康介とFW渡邉千真の今夏加入組のフィット具合も相まり、ついに降格圏脱出の道筋も見えてきた。 ▽そこで、ファン・ウィジョの代表合流に伴う離脱決定時の「チームが苦しい状況で離れることになりますが、その分代表できっちりと結果を残し、またガンバに合流します」とのコメントがふと頭の中を過ぎった。開幕からチームトップのスコアラーとして攻撃陣をリードしてきたファン・ウィジョは、シーズン途中での長期的なG大阪離脱を経て、さらなる進化を遂げて帰ってきたのではないか。そう感じたからだ。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180925_17_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽そのファン・ウィジョはG大阪を離脱後、U-23韓国代表のオーバーエイジ枠でアジア競技大会に参戦。大会後の代表ウィークでA代表として2試合の国際親善試合を戦った。特に、アジア競技大会では2度のハットトリックを含む9ゴールで大会得点王に輝き、兵役免除となる金メダルに貢献。一緒にオーバーエイジ枠で出場したFWソン・フンミン(トッテナム)をも凌ぐ存在感だった。 ▽だが、調べてみたところ、ファン・ウィジョに対する大会前の韓国での評価は芳しくなく、城南FC時代の恩師でU-23韓国代表を率いるキム・ハクボム監督による“コネ選出”ともファンから揶揄されるなど、懐疑的な意見が大半を占めたとのこと。ただ、優勝報告で韓国に一時帰国した際は、大活躍のファン・ウィジョをヒーローとして崇める声が挙がるほど評価が一変したという。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180925_17_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c)J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>▽そういった逆境下で結果を残したことがファン・ウィジョの進化に繋がったのだろう。実際、レヴィー・クルピ前監督の後をシーズン途中で受け継ぐ宮本恒靖監督も、復帰初戦のヴィッセル神戸戦で逆転弾を挙げたファン・ウィジョについて、「より効率的なプレーというか、点に直結するような場所でのプレーが増えた。(攻撃の局面での判断が)少し速くなった」と話している。 ▽もちろん、ファン・ウィジョの一時離脱は、J1残留争いの真っ只中にいるチーム的にも相当な痛手だった。それはファン・ウィジョが離脱後もイマイチだったJ1戦績(5試合で2勝1分け2敗)が物語る。だが、国レベルのシビアな戦いに長く身を置いたことでストライカーとしての感覚が研ぎ澄まされ、凄みもさらに増した姿で、G大阪に帰ってきた。今のファン・ウィジョならG大阪の英雄になれる。 《超ワールドサッカー編集部・玉田裕太》 2018.09.25 18:00 Tue
twitterfacebook
thumb

【特集】あのJリーガーも出場していた!! いよいよ新シーズンのチャンピオンズリーグが開幕!

▽18日、2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)が開幕する。レアル・マドリーが3連覇中のCL。欧州の強豪クラブがビッグイヤーを掲げるため、熱戦を繰り広げることだろう。 ▽今大会には、ドルトムントのMF香川真司、ガラタサライのDF長友佑都、CSKAモスクワのFW西村拓真の3人の日本人選手が登録メンバー入り。香川、長友は過去にも出場経験があるが、西村が出場となれば、新たな日本人選手が歴史に名を刻むこととなる。 ▽そんな注目のCLは、今シーズンからDAZNが放映権を獲得。いつでもどこでも、世界最高峰の戦いを楽しむことが可能となる。今回は、DAZNで日ごろJリーグを楽しんでいる方のために、CLでプレーしたことのある現役Jリーガーを紹介したい。 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://prf.hn/click/camref:1011l3PkH/adref:innews_cl" terget="_blank">チャンピオンズリーグを観るならDAZN!<br />1カ月のお試し無料視聴はコチラから!</a><hr></div> ◆MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸) <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:130試合11ゴール29アシスト 出場クラブ:バルセロナ 優勝回数:4回(2005-06、2008-09、2010-11、2014-15)</span><hr>▽現役Jリーガーの中で最もCLで結果を残しているのは、言わずもがなヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタだ。通算4度の優勝を経験しており、世界的に見ても数少ない記録の持ち主だ。 ▽数ある名シーンの中でも、取り分け記憶に残っているのは、2008-09シーズンの準決勝2ndレグのチェルシー戦。ジョゼップ・グアルディオラ監督に率いられたチームは、ベスト4での敗退が濃厚となっていたが、アディショナルタイム2分。右サイドからのクロスを繋ぐと、最後はイニエスタがゴール正面から豪快に蹴り込み同点に。アウェイゴールで勝利すると、決勝ではマンチェスター・ユナイテッドを下して、見事にビッグイヤーを掲げた。 ◆FWフェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:79試合20ゴール10アシスト 出場クラブ:リバプール、チェルシー、アトレティコ・マドリー 優勝回数:1回(2011-12)</span><hr>▽イニエスタと同様に、CLで優勝経験があるのはサガン鳥栖のFWフェルナンド・トーレスだ。リバプール、チェルシー、アトレティコ・マドリーと3クラブでCLに出場。2011-12シーズンのCLを制している。 ▽優勝したシーズンの準決勝では、連覇を目指すバルセロナと対戦。1stレグで1-0と勝利していたチェルシーは、アウェイでの2ndレグで2-1と1点ビハインド。このままいけばアウェイゴール差で勝ち上がれるものの、1点取られれば形勢が逆転する状況でトーレスが投入された。バルセロナの猛攻に遭っていたチェルシーは何とか凌いでいると、後半アディショナルタイムに相手のシュートをブロックしクリア。これを前線で待ち構えていたトーレスが受けて独走。最後はGKビクトール・バルデスをかわし、無人のゴールへ決めて決勝進出を確実なものとした。 ◆FWルーカス・ポドルスキ(ヴィッセル神戸)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:29試合13ゴール3アシスト 出場クラブ:バイエルン、アーセナル、ガラタサライ</span><hr>▽CL優勝という結果を残せてはいないが、経験を積んでいるのはヴィッセル神戸のFWルーカス・ポドルスキだ。バイエルン、アーセナル、ガラタサライと3クラブでCLに出場しているポドルスキだが、最高成績はベスト8。バイエルン時代の2006-07シーズン、2008-09シーズンで準々決勝まで勝ち進んでいた。 ▽強烈な左足のシュートを持つポドルスキ。CLでらしさを発揮したゴールは、2012-13シーズンのモンペリエ戦で決めた豪快なダイレクトボレー、2013-14シーズンの古巣バイエルン戦で決めた豪快ゴールだろう。とりわけ、モンペリエ戦のゴールは圧巻。ボックス手前のFWオリヴィエ・ジルーが浮き球のパスを送ると、ボックス左に走り込んだポドルスキが得意の左足で豪快にボレーで合わせた。 ◆MF中村俊輔(ジュビロ磐田)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:17試合2ゴール3アシスト 出場クラブ:セルティック</span><hr>▽日本が誇るスーパーレフティ、ジュビロ磐田のMF中村俊輔は、CLの舞台で強烈なインパクトを残している。セルティック時代の2006-07シーズンから2008-09シーズンまでの3シーズン連続で出場。とりわけ、中村にとって初出場となった2006-07シーズンは圧巻だった。 ▽グループステージでマンチェスター・ユナイテッド、コペンハーゲン、ベンフィカと同居したセルティック。初戦のユナイテッド戦、2-1とビハインドで迎えた43分に中村の左足が輝く。ボックス手前でFKを得ると、中村が左足一閃。これがゴール右隅に決まり、GKエドウィン・ファン・デル・サールは一歩も動けなかった。 ▽そして迎えたグループステージ第5節。リターン・マッチとなった試合でも中村は輝きを見せる。ゴールレスで迎えた81分、やや遠目の位置でFKを得ると、大きく弧を描いたシュートはまたしてもゴール右隅へ。名手ファン・デル・サールも手が届かず、2試合連続でユナイテッドからゴールを奪った。なお、試合は1-0で勝利してる。 ◆DF内田篤人(鹿島アントラーズ)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:29試合1ゴール2アシスト 出場クラブ:シャルケ</span><hr>▽鹿島アントラーズのDF内田篤人は、御存知の通りシャルケの右サイドバックとして活躍。CL常連だったシャルケの主力として、29試合でプレーしていた。 ▽最高成績は加入1年目の2010-11シーズンで残したベスト4。内田は加入後すぐにレギュラーとなり、グループステージ第5節のリヨン戦で初アシストを記録。DF3人を相手にドリブルを仕掛け、アーリークロスでクラース・ヤン=フンテラールのゴールをアシストした。準々決勝では、DF長友佑都が所属するインテルと対戦。初の日本人対決も実現させると、2戦合計4-6で勝利。準決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦には2試合ともフル出場したが、チームは2戦合計4-3で敗れて敗退となった。 ▽2012-13シーズン、2013-14シーズンと2年連続でベスト16入りを果たしたシャルケ。内田は2013-14シーズンのグループステージ第1節ステアウア・ブカレスト戦でCL初ゴールを記録した。 ◆MF小野伸二(北海道コンサドーレ札幌)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:9試合 出場クラブ:フェイエノールト</span><hr>▽フェイエノールトで2001-02シーズンのUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)を制した北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二もCLの出場経験がある。UEFAカップを制したシーズン、フェイエノールトはCLに出場。1次リーグでバイエルン、スパルタ・プラハ、スパルタク・モスクワと同居すると、1勝2分け3敗で3位に。そのままUEFAカップへと回っていた。 ▽加入1年目の小野は、既にレギュラーとしてプレー。CLでも4試合に出場していた。CLでは結果が残せなかったものの、UEFAカップで優勝し、日本人として初めてUEFAの大会を制した選手となった。なお、翌シーズンもCLに出場したフェイエノールトで、小野は5試合に出場。しかし、チームはユベントス、ニューカッスル、ディナモ・キエフと同居した1次グループで敗退となっていた。 ◆MF稲本潤一(北海道コンサドーレ札幌)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:7試合1ゴール 出場クラブ:アーセナル、ガラタサライ</span><hr>▽かつては日本代表としても活躍した北海道コンサドーレ札幌のMF稲本潤一。ガンバ大阪から2001年にアーセナルへとレンタル移籍。すると、加入1年目のCLでデビューを果たす。グループステージ第2節のシャルケ戦の76分、フランス代表として活躍していたMFロベール・ピレスに代わって出場。チームは3-2で勝利していた。 ▽当時のCLは、1次リーグ、2次リーグと大会方式が現在と異なっており、2次リーグ第4節のレバークーゼン戦にも稲本は出場。84分にカメルーン代表として活躍したDFローレンに代わって出場していた。 ▽アーセナルでは2試合の出場に終わったが、2006-07シーズンに在籍したガラタサライでは主力として出場。グループステージの5試合に出場し第5節のボルドー戦では3-0とリードを許した73分にCL初ゴールを記録していた。 ◆MFミハエル・ミキッチ(湘南ベルマーレ)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:8試合2ゴール 出場クラブ:ディナモ・ザグレブ</span><hr>▽湘南ベルマーレのMFミハエル・ミキッチは、ディナモ・ザグレブ(当時はクロアチア・ザグレブ)に所属していた1998-99、1999-2000シーズンにCLでプレーした経験を持つ。 ▽1998年のミキッチは18歳の若手。初戦のアヤックス戦でCLデビューを果たすと、第2節、第3節と出場しなかったものの、第4節のポルト戦で先発フル出場。この試合で1ゴールを決め、チームのCL初ゴールを記録した。 ▽翌シーズンもディナモ・ザグレブはCLに出場。ミキッチもグループステージの5試合でプレーし、マンチェスター・ユナイテッド、シュトゥルム・グラーツ、マルセイユと対戦。グループステージ最終節のマルセイユ戦でゴールを決めていた。 ◆GKミッチェル・ランゲラック(名古屋グランパス)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:3試合 出場クラブ:ドルトムント</span><hr>▽今シーズンから名古屋グランパスでプレーするオーストラリア代表GKミッチェル・ランゲラックもCL経験者だ。ドルトムント時代、GKロマン・ヴァイデンフェラーの控えとして多くの試合でベンチに座っていたランゲラック。2013-14シーズン、2014-15シーズンのグループステージで出場を果たしている。 ▽なお、CLデビュー戦となったナポリ戦では、ナポリFWロレンツォ・インシーニェのシュートをセーブしようとしてポストに激突。前歯を2本失ってしまう痛いエピソードを持っている。 ◆FWジョー(名古屋グランパス)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:5試合2ゴール 出場クラブ:CSKAモスクワ</span><hr>▽マンチェスター・シティやエバートン、ガラタサライでのプレー経験があるジョー。そんなジョーのCLデビューは、18歳の時に加入したロシアの強豪CSKAモスクワだった。ジョーは、加入2年目の2006-07シーズンのグループステージ第2節のハンブルガーSV戦でCLデビュー。このシーズンはわずか6分の出場に終わったが、2007-08シーズンはグループステージの4試合に出場。インテル戦ではホーム、アウェイともに1ゴールずつを記録していた。なお、いずれもチームはグループステージで敗退している。 ◆MF清武弘嗣(セレッソ大阪)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw12.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:1試合 出場クラブ:セビージャ</span><hr>▽セレッソ大阪で司令塔として活躍するMF清武弘嗣。清武は、セビージャ在籍時にCLデビューしている。2016-17シーズン、ユベントス、リヨン、ディナモ・ザグレブと同居したセビージャ。清武は、グループステージ第4節のディナモ・ザグレブ戦に途中出場を果たした。 ▽なお、セビージャはグループステージを突破。ラウンド16では、岡崎慎司が所属しているレスター・シティと対戦し敗退。清武はC大阪への復帰が発表されており、決勝トーナメントに出場することはなかった。 ◆FW柿谷曜一朗(セレッソ大阪)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw13.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:3試合 出場クラブ:バーゼル</span><hr>▽清武と同じC大阪でプレーするFW柿谷曜一朗もCLを経験している。バーゼルに所属していた2014-15シーズン、レアル・マドリー、リバプール、ルドゴレツとグループステージで同居。柿谷は、グループステージのマドリー戦2試合に途中出場を果たしている。チームはグループ2位でラウンド16に進出すると、ポルトとの2ndレグにも柿谷は出場。しかし、ゴールを奪うこと無くチームは4-0で敗れ敗退していた。 ◆FWベサルト・ベリーシャ(サンフレッチェ広島)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw14.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:2試合1ゴール 出場クラブ:ハンブルガーSV</span><hr>▽今夏メルボルン・ビクトリーからサンフレッチェ広島に加入したコソボ代表FWベサルト・ベリーシャもCL経験者だ。ベリーシャは、ハンブルガーSVに所属していた2006-07シーズンに出場。アーセナル、CSKAモスクワ、ポルトと同居したグループステージで2試合に出場。最終節のCSKAモスクワ戦ではフル出場を果たすと、1ゴールを記録している。 ◆GKジョニー・レオーニ(栃木SC)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw15.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:6試合 出場クラブ:チューリヒ</span><hr>▽スイス代表経験もある栃木SCのGKジョニー・レオーニもCLでゴールを守ったことがある。母国のチューリヒ在籍時の2009-10シーズンで出場。レアル・マドリー、ミラン、マルセイユと同居したグループステージで全6試合に出場している。チームは1勝1分け4敗と結果を残せず、マドリーには5失点、マルセイユには6失点とレオーニにとっては悔しい結果となった。 ◆FWヘイス(アルビレックス新潟)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180918_25_tw16.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div><span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:1試合 出場クラブ:PSV</span><hr>▽北海道コンサドーレ札幌を退団し、アルビレックス新潟に加入したFWヘイスもCLに出場していた。PSVでプレーしていた2007-08シーズン、PSVはCLに出場。CSKAモスクワ、インテル、フェネルバフチェとグループステージで同居した。ヘイスは初戦のCSKAモスクワ戦でベンチ入りを果たすも出場機会はなく、第2節からはメンバー外に。それでも第6節のインテル戦に途中出場を果たした。 ◆FWダビド・バラル(徳島ヴォルティス) <span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:0試合 出場クラブ:レアル・マドリー</span> ▽今夏徳島ヴォルティスに加入したFWダビド・バラルは、出場機会こそなかったものの、CLのメンバー入りを果たしたことはある。遡ること13シーズン、2005-06シーズンの出来事。バラルはレアル・マドリー出身で、グルーステージのオリンピアコス戦でメンバー入りを果たし、ベンチに座っていた。 ◆MF水野晃樹(ロアッソ熊本) <span style="font-size:0.8em;">CL通算成績:0試合 出場クラブ:セルティック</span> ▽バラル同様に出場機会はなかったものの、ベンチ入りを経験したのはロアッソ熊本のMF水野晃樹だ。中村俊輔が所属していた時期にセルティックへと入団した水野は、2008-09シーズンのグループステージ、ビジャレアル戦でベンチ入りを果たしている。 ▽CLの本戦に出場した、またはベンチ入りした選手たちを紹介してきたが、予選に出場した選手を含めればまだまだ居る。ベガルタ仙台のFWハーフナー・マイク、セレッソ大阪のMF田中亜土夢はHJKヘルシンキ時代に予選を戦っている。また、ヴァンフォーレ甲府のMF瀬戸貴幸はルーマニアのアストラ時代にCL予選に出場。ヨーロッパリーグでは本戦でもプレーしている。 ▽その他、浦和レッズのFWズラタン・リュビヤンキッチ(NKドムザレ/ヘント)、柏レイソルのFWクリスティアーノ(ザルツブルク)、徳島ヴォルティスのFWピーター・ウタカ(オーデンセ)なども居る。 ▽世界中が熱狂する欧州サッカー最高峰の戦い、UEFAチャンピオンズリーグ。熱い戦いは今夜25時55分、バルセロナvsPSV,インテルvsトッテナムで幕を開ける。<div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://prf.hn/click/camref:1011l3PkH/adref:innews_cl" terget="_blank">チャンピオンズリーグを観るならDAZN!<br />1カ月のお試し無料視聴はコチラから!</a><hr></div> 2018.09.18 22:00 Tue
twitterfacebook
thumb

そして、アンドレス・イニエスタは日本へ/編集部コラム

「ありがとう、イニエスタ。何よりも友人でいてくれて」 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180916_21_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽2018年4月28日、リーガエスパニョーラ第35節でラス・パルマスをホームに迎えたエスパニョールの本拠地コルネジャに、MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)への感謝を告げるバナーが掲げられた。前日に退団を発表していたバルセロナの主将に対する、敵対関係にあるはずのクラブからの異例の惜別だ。 ▽このエピソードが象徴するように、ライバルチームのファンからも敬意を集めるイニエスタ。本稿では、その人物像に迫っていく。 ◆ラ・マシアの傑作<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180916_21_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>「みんな、覚えておけよ! 今日、アンドレス・イニエスタと練習したことを」――ジョゼップ・グアルディオラ ▽バルセロナの下部組織に所属していたイニエスタが、16歳にして初めてトップチームの練習に参加した日のこと。現役時代のMFグアルディオラは、一目でイニエスタの才能に惚れ込んだという。上記の発言は、トップチームのロッカールームで発せられたものだ。 ▽そして、2008年に指揮官としてバルセロナに帰還したグアルディオラ監督は、2012年の退任までにチャンピオンズリーグ(CL)2度、リーガエスパニョーラ3度を含む計14度の戴冠をイニエスタと共に果たした。 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180916_21_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽その中でも、2008-09シーズンのCL準決勝は印象的だ。ホームでの1stレグを0-0で終え、2ndレグでチェルシーとのアウェイ戦に臨んだバルセロナは、0-1のビハインドで試合終盤を迎えた。絶体絶命の状況だったが、アディショナルタイムにメッシからのボールを受けたイニエスタが、GKペトル・チェフの牙城を崩す同点弾を奪取。クラブをファイナルに導いている。なお、その一振りがこの試合唯一のバルセロナの枠内シュートとなった。 ▽その後、決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦でもイニエスタは先制アシストを記録。12歳の頃にラ・マシア(バルセロナの下部組織寮)に入寮し、家族と離れ離れになったことを嘆いていたアンドレス少年は、トップチームで眩い輝きを放ち最大のタイトルをもたらした。今では、「覚えておけよ! 」と言われるまでもなく、サッカーファンにとってかけがえのない存在となっている。 ◆故郷への思い<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180916_21_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽イニエスタのキャリアは、生まれ育ったアルバセテのクラブからスタートした。8歳の頃に、アルバセテ・パロンピエの下部組織に入団。卓越した戦術眼とドリブル能力ですぐさま特別な才能を示すと、12歳で参加した全国大会で様々なクラブからの注目を集め、バルセロナを選択することとなった。 ▽その後、バルセロナで暮らすことになったイニエスタだが、スターになってからも故郷を忘れていない。2012-13シーズン、アルバセテ・パロンピエはセグンダB(スペイン3部)を3位で終えたものの、選手の給料24万ユーロ(現在のレートで約3100万円)を払えず。4部降格の処分を受ける寸前だった。 ▽以前から同クラブの財政難について、「僕が育ったチームであり、夢が生まれた場所です。資金拡大の一歩をお願いします」と救済を呼び掛けていたイニエスタは、降格処分寸前で未払い給与を肩代わり。幼少の頃の恩を数倍にして返してみせた。 ◆バロンドールに値した男<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180916_21_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽あらゆるサッカー関係者から称賛を受けるイニエスタ。しかし、その実、サッカー界最高の個人賞であるバロンドールを獲得したことはない。ここ10年は、同時期に圧倒的な結果を残しているFWクリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシが独占している状態だ。もちろん、両者の実力や栄光に疑いの余地はなく、受賞も概ね妥当なものだろう。しかし、2010年の選出には多くの異論が寄せられている。 ▽2010年のバロンドールは、メッシが受賞。イニエスタは南アフリカ・ワールドカップでスペイン代表優勝の立役者となっていたにも拘らず、2位に留まった。後に、ジダン氏やDFセルヒオ・ラモスなど多くの関係者が、「あの年はイニエスタが値していた」という見解を述べている。 ▽これに関して、イニエスタのバルセロナ退団が濃厚となったタイミングで、バロンドールを主催する『フランス・フットボール』の編集者、パスカル・フェレ氏が謝罪。「彼の利他主義によって、確かにその才能の認知が難しくなった」、「バロンドールの受賞を逃してきた選手の中で、彼の不在は特に痛い」と、メッセージを掲載した。 ▽しかし、イニエスタには更に大切なものがあったようだ。フェレ氏の謝罪について問われると、以下のように返答した。 「何の未練も抱いていない。自分にとって、より価値があるのは全ての人々からの愛情だ」 ◆歓喜は友人と共に<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180916_21_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽バロンドールが賛否を巻き起こす前年、スペインは悲しみに包まれた。当時エスパニョールで急成長を遂げ、A代表入り目前と噂されていたダニ・ハルケが、急逝していたためだ。そのハルケとユース年代の代表で顔を合わせ、家族ぐるみの付き合いをしていたイニエスタが、特に大きなショックに見舞われたことは想像に難くない。 ▽そして、2010年南アフリカW杯、オランダ代表との決勝で延長戦後半11分に決勝ゴールを決めたイニエスタは、シャツをまくり上げてアンダーウェアに書かれたメッセージを捧げた。 「ダニ・ハルケ、いつも僕らと共に」 ▽もちろん、この行為は規定に違反するため、イエローカードを提示されている。しかし、これほど美しい反則があるのだろうか。 ▽このエピソードにより、イニエスタは冒頭で触れたようにライバルクラブから称賛を集めるに至った。なお、エスパニョールサポーターの「ありがとう、イニエスタ。何よりも友人でいてくれて」というバナーには、ハルケが着用していた背番号である「21」が添えられていたようだ。 《超ワールドサッカー編集部・上村迪助》<div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://prf.hn/click/camref:1011l3PkH/adref:innews_j" terget="_blank">Jリーグを観るならDAZN!<br />1カ月のお試し無料視聴はコチラから!</a><hr></div> 2018.09.16 16:00 Sun
twitterfacebook


ACL

欧州移籍情報
hikari

アクセスランキング

@ultrasoccerjp

新着ニュース