【J1ピックアッププレビュー】悲願成就か、意地を見せるか…白熱必至の同期対決《川崎Fvs大宮》
2017.12.01 20:02 Fri
▽2日、明治安田生命J1リーグ最終節の川崎フロンターレvs大宮アルディージャが等々力陸上競技場で行われる。
▽悲願のリーグタイトルを目指す川崎Fと、J2降格が決定し、最下位転落も迫る大宮。J1昇格の同期対決は、白熱の一戦となるだろう。
◆逆転優勝か? 意地を見せるか?
▽誰がここまで予想していただろうか。最終節まで優勝争いが続くことになると想像できた方は少ないかもしれない。しかし、奇跡のドラマが完結する舞台は整ったと言えるだろう。川崎Fに関わる誰もが待ち望んでいた悲願のタイトル。他力ではあるが、まずはしっかりと勝利して可能性を残したい。
▽対する大宮は、2年ぶりのJ2降格が前節で決定した。2014年に降格し、2015年にJ2優勝、2016年はクラブ史上最高位となる5位でフィニッシュ。しかし、今シーズンは開幕から低迷し続けた。来シーズンはJ2での戦いが決定したが、J1で戦う最後の試合を捨てることはできないだろう。大きく水を開けられた同期の前で、意地を見せたいところだ。
◆悲願のタイトルへ中2日の戦い~川崎フロンターレ~
▽11月29日に行われた浦和レッズとの第33節を1-0で勝利した川崎F。この結果、最終節まで優勝の可能性を残した。浦和とのAFCチャンピオンズリーグの準々決勝2ndレグ、セレッソ大阪とのYBCルヴァンカップ決勝と2度も苦い思いをした埼玉スタジアム2002での勝利。逆転優勝に向け、勢いのつく勝利となったに違いない。
◆無念の降格、来季へ繋がる勝利を~大宮アルディージャ~
▽大宮にとっても負けられない試合となるだろう。最下位から猛烈な追い上げを見せていたアルビレックス新潟に勝ち点で並ばれ、最下位転落の危険性もある。レギュレーションの変更により、J2に降格しても16位、17位であれば、来シーズンのルヴァンカップに出場することが可能だ。大宮としては最下位に転落するわけにはいかない。
▽それに加え、チームは11試合未勝利。最後こそファン・サポーターに勝利を届けたいはずだ。3試合を任された石井正忠監督も進退については名言しておらず、最後の指揮になる可能性もゼロではないかもしれない。失意のシーズンとなったが、来シーズン以降につなげるためには勝利で終えたいだろう。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
DF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:エドゥアルド・ネット、大島僚太
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
▽川崎Fのスターティングメンバーは浦和戦と同じと予想。最終戦、逆転優勝を目指すにはベストメンバーを組んでくるはずだ。得点王も目指せる小林悠、浦和戦を含め、後半戦で出色の出来を見せる家長昭博、そしてケガから復調している阿部浩之の前線は脅威だ。大宮相手にしっかりと勝利するためのメンバーをピッチに送り込むだろう。
◆大宮アルディージャ[4-4-2]
DF:奥井諒、山越康平、高山和真、和田拓也
MF:横谷繁、茨田陽生、カウエ、江坂任
FW:マテウス、マルセロ・トスカーノ
監督:石井正忠
▽大宮もヴァンフォーレ甲府戦から2名を変更。右サイドに横谷繁、右サイドバックに渡部大輔を配置するとみる。苦しんだシーズンも最後の1試合。新シーズンにつなげるため、そして石井監督のサッカーを体現するためのメンバーがピッチに立つはずだ。石井監督にとっては、勝利することで古巣をアシストすることにも繋がる。大宮の指揮官として結果を出すことは、石井監督にとってダブルの意味で望ましいことだろう。
【キープレーヤー】
◆MF家長昭博(川崎フロンターレ)
◆MF江坂任(大宮アルディージャ)
◆立ち位置に大きな差がついた同期の意地を懸けた戦い
▽初タイトルに近づいている川崎F、2度目のJ2降格が決まった大宮は2005年にJ2から昇格した同期。2004年のJ2では川崎Fが優勝、大宮が2位で昇格した。それから13年。両チームの差は大きく開いてしまった。
▽チケットは完売。川崎Fのファン・サポーターは悲願の初タイトル獲得を信じてスタジアムに集まるはず。大宮としては、昨シーズンの天皇杯準決勝で敗れた悔しさを晴らすべく、そして久々の勝利を見るために多くのファン・サポーターが集まるだろう。
▽川崎Fのタイトルに向けたモチベーションか、降格が決まった大宮の勝利に対する飢えか。90分後に待つ結末は。J1最終節の一戦は、2日の14時にキックオフを迎える。
▽悲願のリーグタイトルを目指す川崎Fと、J2降格が決定し、最下位転落も迫る大宮。J1昇格の同期対決は、白熱の一戦となるだろう。
▽誰がここまで予想していただろうか。最終節まで優勝争いが続くことになると想像できた方は少ないかもしれない。しかし、奇跡のドラマが完結する舞台は整ったと言えるだろう。川崎Fに関わる誰もが待ち望んでいた悲願のタイトル。他力ではあるが、まずはしっかりと勝利して可能性を残したい。
▽対する大宮は、2年ぶりのJ2降格が前節で決定した。2014年に降格し、2015年にJ2優勝、2016年はクラブ史上最高位となる5位でフィニッシュ。しかし、今シーズンは開幕から低迷し続けた。来シーズンはJ2での戦いが決定したが、J1で戦う最後の試合を捨てることはできないだろう。大きく水を開けられた同期の前で、意地を見せたいところだ。
◆悲願のタイトルへ中2日の戦い~川崎フロンターレ~
▽11月29日に行われた浦和レッズとの第33節を1-0で勝利した川崎F。この結果、最終節まで優勝の可能性を残した。浦和とのAFCチャンピオンズリーグの準々決勝2ndレグ、セレッソ大阪とのYBCルヴァンカップ決勝と2度も苦い思いをした埼玉スタジアム2002での勝利。逆転優勝に向け、勢いのつく勝利となったに違いない。
▽気になるのは選手の疲労だ。浦和との一戦から中2日。主力選手がスターティングメンバーに並んでいただけに、疲労の蓄積が気になるところだ。それでも、目の前にあるタイトルを掴むため、弱音を吐くことはできない。開幕戦で下した大宮相手にダブルを達成し、朗報を待ちたいところだろう。
◆無念の降格、来季へ繋がる勝利を~大宮アルディージャ~
▽大宮にとっても負けられない試合となるだろう。最下位から猛烈な追い上げを見せていたアルビレックス新潟に勝ち点で並ばれ、最下位転落の危険性もある。レギュレーションの変更により、J2に降格しても16位、17位であれば、来シーズンのルヴァンカップに出場することが可能だ。大宮としては最下位に転落するわけにはいかない。
▽それに加え、チームは11試合未勝利。最後こそファン・サポーターに勝利を届けたいはずだ。3試合を任された石井正忠監督も進退については名言しておらず、最後の指揮になる可能性もゼロではないかもしれない。失意のシーズンとなったが、来シーズン以降につなげるためには勝利で終えたいだろう。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:チョン・ソンリョンDF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:エドゥアルド・ネット、大島僚太
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
▽川崎Fのスターティングメンバーは浦和戦と同じと予想。最終戦、逆転優勝を目指すにはベストメンバーを組んでくるはずだ。得点王も目指せる小林悠、浦和戦を含め、後半戦で出色の出来を見せる家長昭博、そしてケガから復調している阿部浩之の前線は脅威だ。大宮相手にしっかりと勝利するためのメンバーをピッチに送り込むだろう。
◆大宮アルディージャ[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:加藤順大DF:奥井諒、山越康平、高山和真、和田拓也
MF:横谷繁、茨田陽生、カウエ、江坂任
FW:マテウス、マルセロ・トスカーノ
監督:石井正忠
▽大宮もヴァンフォーレ甲府戦から2名を変更。右サイドに横谷繁、右サイドバックに渡部大輔を配置するとみる。苦しんだシーズンも最後の1試合。新シーズンにつなげるため、そして石井監督のサッカーを体現するためのメンバーがピッチに立つはずだ。石井監督にとっては、勝利することで古巣をアシストすることにも繋がる。大宮の指揮官として結果を出すことは、石井監督にとってダブルの意味で望ましいことだろう。
【キープレーヤー】
◆MF家長昭博(川崎フロンターレ)
(c) J.LEAGUE PHOTOS
▽注目選手は川崎Fの攻撃の核となっている家長をピックアップ。チームの優勝に望みをつなぐため、古巣の大宮相手に牙をむけるかだ。開幕戦ではチームにフィットしておらず、古巣相手に沈黙。しかし、終盤の家長は違いを見せており、タイトルを目指すチームに共鳴するかのように凄みを見せている。小林や中村、阿部とのコンビネーションも問題なく、ゴール、アシストでチームを救えるか。◆MF江坂任(大宮アルディージャ)
(c) J.LEAGUE PHOTOS
▽大宮の注目選手は江坂をピックアップ。エースとしての活躍が期待されたシーズンは、なかなか得点を奪うことができず、チーム状況も相まって、本来の力を発揮できる状態ではなかった。それでもゴールを奪う力は持っており、ファン・サポーターを喜ばすためのゴールを奪えるか。昨シーズンの8得点に並ぶ、上回るゴールで12戦ぶりの白星を呼び込みたい。◆立ち位置に大きな差がついた同期の意地を懸けた戦い
▽初タイトルに近づいている川崎F、2度目のJ2降格が決まった大宮は2005年にJ2から昇格した同期。2004年のJ2では川崎Fが優勝、大宮が2位で昇格した。それから13年。両チームの差は大きく開いてしまった。
▽チケットは完売。川崎Fのファン・サポーターは悲願の初タイトル獲得を信じてスタジアムに集まるはず。大宮としては、昨シーズンの天皇杯準決勝で敗れた悔しさを晴らすべく、そして久々の勝利を見るために多くのファン・サポーターが集まるだろう。
▽川崎Fのタイトルに向けたモチベーションか、降格が決まった大宮の勝利に対する飢えか。90分後に待つ結末は。J1最終節の一戦は、2日の14時にキックオフを迎える。
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