山瀬の豪快ミドルで東京Vに勝ち切った福岡が決勝進出! 1年でのJ1復帰に王手!《J1昇格プレーオフ》
2017.11.26 15:19 Sun
▽J1昇格プレーオフ準決勝、アビスパ福岡vs東京ヴェルディが26日にえがお健康スタジアムで行われ、ホームの福岡が1-0で勝利した。この結果、福岡の昇格プレーオフ決勝進出が決定した。
▽今季のJ2リーグを3位~6位で終えた4チームで残り1つのJ1昇格枠を懸けて激突するJ1昇格プレーオフ。えがお健康スタジアムで行われる一戦では4位福岡と、5位東京Vが激突した。
▽シーズン終盤の急失速で自動昇格を逃した福岡は、2015年以来のプレーオフで1年でのJ1復帰を目指す。だが、ホームスタジアムである「レベルファイブスタジアム」の大規模改修工事に伴い今回の試合で使用できず、ロアッソ熊本の本拠地「えがお健康スタジアム」での代替開催を余儀なくされた。この大一番に向けて井原監督は直近のファジアーノ岡山戦から先発2人を変更。ウォン・ドゥジェ、石津に代えて實藤、仲川を起用起用した。
▽一方、最終節徳島ヴォルティスとの大一番を制してクラブ史上初のプレーオフ進出を果たした東京Vは、10年ぶりの悲願であるJ1昇格を目指す。この準決勝では直近の徳島戦から先発2人を変更。田村と井上に代わって、出場停止明けのキャプテン井林、体調不良が回復した渡辺が復帰した。
▽冷たい雨が降りしきる中でスタートした一戦は、プレーオフ初出場で硬さが見える東京Vに対して、福岡が良い入りを見せる。開始11分には相手DF畠中の不用意な横パスを奪ったウェリントンのミドルシュートで最初の決定機を作ると、直後の14分に先制点を奪う。相手陣内高い位置でアラン・ピニェイロからボールを奪うと、ボックス手前左の山瀬が強烈なミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。
▽一方、[5-4-1]の守備的な布陣が機能し、相手の反撃を冷静にいなしていく福岡は、逆に良い形でのボール奪取から鋭いカウンターに転じていく。24分と32分にはいずれも駒野のFKから實藤、松田がゴール前に詰めてネットを揺らすが、オフサイドの判定。さらに37分には駒野の絶妙な右クロスに松田が頭で合わすが、これはうまくミートできず。さらに、波状攻撃から山瀬が続けて際どいミドルシュートを放つが、相手GK柴崎の好守などに遭い、前半のうちにリードを広げることはできなかった。
▽後半に入ってよりリスクを冒して前に出るも、なかなかチャンスを作れない東京V。流れを変えたいロティーナ監督は54分、渡辺とアランを下げて高木善、カルロス・マルティネスを同時投入。この交代で徐々に攻撃のリズムを掴むが、ゴール前を狙ったクロスやシュート精度がいまひとつでゴールが遠い。
▽一方、前半同様に重心を下げながらも最終ラインを中心に危なげない守備を見せる福岡は、ウェリントンや松田を起点に幾度となくカウンターチャンスを作り出すが、こちらも決め切るところまでには至らず。
▽1点差をキープして粘り強く戦う東京Vは76分、安在を下げて高木大を最後の交代カードとして投入。78分には相手のパスミスを奪ったカルロスがボックス内で冷静にDFを外してシュートを放つが、これが相手の腕を使ったブロックに遭う。しかし、この場面で主審の笛はならない。
▽一方、松田や殊勲の山瀬、仲川を下げて城後、ウォン・ドゥジェ、石津を投入して逃げ切りを図る福岡は、最後までピッチ上の11人が集中力を切らさず、このまま試合をクローズ。大一番で見事な勝負強さを発揮した福岡が10年ぶりの悲願達成を目指す東京Vの夢を打ち砕き、1年でのJ1復帰に王手をかけた。
▽なお、決勝進出を果たした福岡は12月3日に行われる決勝(会場未定)で名古屋グランパスとジェフユナイテッド千葉の勝者と激突する。
▽今季のJ2リーグを3位~6位で終えた4チームで残り1つのJ1昇格枠を懸けて激突するJ1昇格プレーオフ。えがお健康スタジアムで行われる一戦では4位福岡と、5位東京Vが激突した。
▽一方、最終節徳島ヴォルティスとの大一番を制してクラブ史上初のプレーオフ進出を果たした東京Vは、10年ぶりの悲願であるJ1昇格を目指す。この準決勝では直近の徳島戦から先発2人を変更。田村と井上に代わって、出場停止明けのキャプテン井林、体調不良が回復した渡辺が復帰した。
▽冷たい雨が降りしきる中でスタートした一戦は、プレーオフ初出場で硬さが見える東京Vに対して、福岡が良い入りを見せる。開始11分には相手DF畠中の不用意な横パスを奪ったウェリントンのミドルシュートで最初の決定機を作ると、直後の14分に先制点を奪う。相手陣内高い位置でアラン・ピニェイロからボールを奪うと、ボックス手前左の山瀬が強烈なミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。
▽立ち上がりの失点により勝ち抜けには2点が必要となった東京Vは、、左サイドの安西の個人技を軸に反撃に出る。24分にはFKの流れから内田が強烈なミドルシュート、その後もドウグラス・ヴィエイラやアランにボールを集めて局面の打開を試みるが、なかなか決定機に至らない。
▽一方、[5-4-1]の守備的な布陣が機能し、相手の反撃を冷静にいなしていく福岡は、逆に良い形でのボール奪取から鋭いカウンターに転じていく。24分と32分にはいずれも駒野のFKから實藤、松田がゴール前に詰めてネットを揺らすが、オフサイドの判定。さらに37分には駒野の絶妙な右クロスに松田が頭で合わすが、これはうまくミートできず。さらに、波状攻撃から山瀬が続けて際どいミドルシュートを放つが、相手GK柴崎の好守などに遭い、前半のうちにリードを広げることはできなかった。
▽後半に入ってよりリスクを冒して前に出るも、なかなかチャンスを作れない東京V。流れを変えたいロティーナ監督は54分、渡辺とアランを下げて高木善、カルロス・マルティネスを同時投入。この交代で徐々に攻撃のリズムを掴むが、ゴール前を狙ったクロスやシュート精度がいまひとつでゴールが遠い。
▽一方、前半同様に重心を下げながらも最終ラインを中心に危なげない守備を見せる福岡は、ウェリントンや松田を起点に幾度となくカウンターチャンスを作り出すが、こちらも決め切るところまでには至らず。
▽1点差をキープして粘り強く戦う東京Vは76分、安在を下げて高木大を最後の交代カードとして投入。78分には相手のパスミスを奪ったカルロスがボックス内で冷静にDFを外してシュートを放つが、これが相手の腕を使ったブロックに遭う。しかし、この場面で主審の笛はならない。
▽一方、松田や殊勲の山瀬、仲川を下げて城後、ウォン・ドゥジェ、石津を投入して逃げ切りを図る福岡は、最後までピッチ上の11人が集中力を切らさず、このまま試合をクローズ。大一番で見事な勝負強さを発揮した福岡が10年ぶりの悲願達成を目指す東京Vの夢を打ち砕き、1年でのJ1復帰に王手をかけた。
▽なお、決勝進出を果たした福岡は12月3日に行われる決勝(会場未定)で名古屋グランパスとジェフユナイテッド千葉の勝者と激突する。
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