【ACLプレビュー】掴み取れ、アジアの頂き 6戦無敗の埼スタで再び《浦和vsアル・ヒラル》
2017.11.25 08:00 Sat
▽今シーズンのアジア王者誕生までラスト90分──。10年ぶり2度目のアジア制覇を狙う浦和レッズは25日、アル・ヒラル(サウジアラビア)とのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017決勝2ndレグに挑む。
◆1stレグは1-1
◆舞台は6戦全勝の埼スタ
◆アル・ヒラルは真っ向勝負の姿勢
【予想スタメン&フォーメーション】
◆浦和レッズ[4-1-4-1]
DF:遠藤航、阿部勇樹、マウリシオ、槙野智章
MF:青木拓矢、武藤雄樹、柏木陽介、長澤和輝、ラファエル・シルバ
FW:興梠慎三
監督:堀孝史
▽1stレグを出場停止で欠場したDFマウリシオの先発復帰が決定的。したがって、1stレグでセンターバックを務めたDF槙野智章は左サイドバックでプレーすることになるだろう。一方で、1stレグでゴールをマークしたFWラファエル・シルバは、その一戦で右足首を負傷。軽傷をアピールしているが、間に合いそうでなければ、状態の良いMF梅崎司に代役が回ってきそうだ。
◆MF柏木陽介(浦和レッズ)
◆MFサルマン・アルファラジ(アル・ヒラル)
◆1stレグは1-1
Getty Images
▽浦和にとって、敵地で行われた1stレグは1-1の引き分けという上々の結果。6万人に近いアル・ヒラルのサポーターが作り出す独特な雰囲気の中で戦いを余儀なくされ、「シュート本数は6対20、ポゼッション率は3割強、パス数は相手の半分以下」と不細工な試合を強いられたが、0-0で終わっても優勝を決められる状況で今回のリターンマッチを迎えることに成功した。Getty Images
▽そのリターンマッチの舞台は、ホームの埼玉スタジアム2002。今大会全体で7勝の浦和にとって、決勝進出の源こそ6戦全勝を誇るホームでの圧倒的な強さだ。そして、2ndレグのチケットはほぼ完売で、Jリーグ屈指の熱さを誇る浦和サポーターも臨戦態勢。10年ぶりの載冠に向けて、最高の舞台が整った。◆アル・ヒラルは真っ向勝負の姿勢
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▽ホームで勝ち切れなかった敵将は、浦和カラーの真っ赤に染め上がることが予想される敵地での勝利に自信をみなぎらせる。かつて所属した横浜マリノスでJリーグ初代得点王に輝いたラモン・ディアス監督は、前日会見で「我々のスタイルを貫く」と攻撃的なスタイルでの真っ向勝負を明言。前十字じん帯を断裂した今大会最多10ゴールのFWカルロス・エドゥアルドの離脱は痛いが、1stレグで浦和を圧倒した攻撃面は2ndレグでも脅威だ。【予想スタメン&フォーメーション】
◆浦和レッズ[4-1-4-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:西川周作DF:遠藤航、阿部勇樹、マウリシオ、槙野智章
MF:青木拓矢、武藤雄樹、柏木陽介、長澤和輝、ラファエル・シルバ
FW:興梠慎三
監督:堀孝史
▽1stレグを出場停止で欠場したDFマウリシオの先発復帰が決定的。したがって、1stレグでセンターバックを務めたDF槙野智章は左サイドバックでプレーすることになるだろう。一方で、1stレグでゴールをマークしたFWラファエル・シルバは、その一戦で右足首を負傷。軽傷をアピールしているが、間に合いそうでなければ、状態の良いMF梅崎司に代役が回ってきそうだ。
【注目選手】
◆MF柏木陽介(浦和レッズ)
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▽浦和の注目選手は、司令塔であるMF柏木陽介だ。1stレグはアウェイ戦ということもあり、チーム全体で守りの意識を高めたことで、攻撃面で消化不良な出来に。だが、敵地でチームプレーに徹した柏木に2ndレグでも同様の戦いを講じるつもりはない。「ボールを保つ時間を増やさないといけない」と語り、浦和本来の攻撃的スタイルで立ち向かう考えだ。アイデア溢れるパスと前に厚みを持たす攻撃参加でアジアの頂点を目指したい。◆MFサルマン・アルファラジ(アル・ヒラル)
Getty Images
▽アル・ヒラルのキープレーヤーは、“チームの心臓”MFサルマン・アルファラジだ。サウジアラビア代表のアルファラジは、1stレグでも正確なサイドチェンジとパスセンスで活躍。チームが特長とするピッチ両翼を大きく使ったサイド攻撃の司令塔として、徹底的に浦和を揺さぶった。1stレグと同様、アルファラジが存在感を高めるようであれば、浦和は苦戦を強いられることになるだろう。
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