モイーズ新監督、ハマーズでの初陣を勝利で飾れずワトフォードに2失点完敗《プレミアリーグ》

2017.11.20 03:15 Mon
Getty Images
▽プレミアリーグ第12節、ワトフォードvsウェストハムが19日に行われ、2-0でワトフォードが勝利した。
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▽7日に前任のスラヴェン・ビリッチ監督を解任し、新指揮官にデイビッド・モイーズ監督を招へいした18位のウェストハム(勝ち点9)が、9位ワトフォード(勝ち点15)の本拠地ヴィカレージ・ロードに乗り込んだ。モイーズ新監督の初陣となったこの一戦、マンチェスター・ユナイテッド時代に不仲説が伝えられた”チチャリート”ことハビエル・エルナンデスは、代表ウィーク中に負傷したためベンチ外となった。
▽チーム内得点王を外したウェストハムは、アルナウトビッチやキャロルといった高身長の選手が前線で起用された。新指揮官を携え、気持ち新たに3週間ぶりのリーグ戦に臨んだウェストハムだったが、出だしで躓いてしまう。

▽11分、右からクロスを入れられたウェストハムは、DFがクリアを試みるもこのボールを奪われ、最後はヒューズに決められてしまった。さらに守勢を強いられるウェストハムは、32分にワトフォードのリシャルリソンがA・グレイとのワンツーからゴール前に抜け出しシュート。しかし、ここはGKハートのファインセーブで失点を回避した。

▽ここまでほぼワンサイドゲームを強いられてきたウェストハムにも42分に前半最大の決定機。ボックス手前のキャロル、ランシーニ、ノーブルの華麗なパス交換から、最後はクヤテ。後は流し込むだけだったが、GKゴメスがビッグセーブを見せた。
▽前半終了間際にも、右サイドのクロスにアルナウトビッチが頭で合わせGKを強襲。さらにそのこぼれ球を押し込むが、GKゴメスがここでも神懸かり的なセーブでウェストハムの得点を許さなかった。

▽後半も前半と同じようにワトフォードがイニシアチブ握る展開に。そんな中ウェストハムは52分に、味方のパスでボックス右に侵入したアルナウトビッチの折り返しにクヤテが反応。ゴール至近距離からのシュートだったが枠を外してしまう。

▽少ないチャンスをモノにできないでいるウェストハム。試合を支配するワトフォードが追加点を挙げるのは時間の問題だった。64分、ヒューズがセンターサークルでボールを奪うとそこからカウンター発動。左サイドのリシャルリソンにボールを渡すと、リシャルリソンは左サイドを駆け上がりそのままシュートを突き刺した。

▽2失点を喫したウェストハムは74分、左のクロスの流れ球をランシーニがダイレクトで狙う。しかし、カバセレにギリギリのところでブロックされ得点を奪えない。さらにそのブロックされたボールがカバセレの手に当たっていたが、ホイッスルは吹かれず。

▽結局、試合はヒューズ躍動のワトフォードが2-0で勝利。完敗のウェストハムは、モイーズ監督の初陣を白星で飾ることができなかった。

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