インシーニェ&ジエリンスキ弾のナポリがミランに勝利で首位キープ《セリエA》

2017.11.19 06:43 Sun
Getty Images
▽セリエA第13節、ナポリvsミランが18日に行われ、2-1でナポリが快勝した。
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▽前節キエーボ戦を痛いゴールレスドローで終えた首位ナポリ(勝ち点32)は、火曜日に生き残りを懸けたチャンピオンズリーグ(CL)のシャフタール戦を控える中、現状のベストメンバーを送り込んだ。
▽対する7位ミラン(勝ち点19)は前節サッスオーロ戦をスソのファインゴールなどもあって2-0と快勝し、公式戦3試合ぶりの勝利を飾った。何とかモンテッラ監督の首がつながった中、コンディション不良のチャルハノールが欠場となって負傷明けのボナヴェントゥーラが先発となった。その他、ワールドカップ予選プレーオフ明けのR・ロドリゲスがベンチスタートとなり、ロカテッリがスタメンとなった。

▽[3-4-2-1]を継続したミランは、2シャドーの一角にロカテッリを、中盤アンカーにモントリーボを配した。ポゼッション重視の布陣を敷いたミランに対し、徐々にボール保持率を高めていったナポリは、13分に決定機。左サイドからのインシーニェのフィードにカジェホンがヘッド。しかし、GKドンナルンマにセーブされた。

▽その後もナポリがボールを持つ展開とすると、29分にアランが、32分にハムシクがそれぞれミドルシュートでゴールに迫っていく。するとその1分後、ジョルジーニョのフィードを受けたインシーニェがGKドンナルンマと一対一に。確実にネットを揺らすと、一度はオフサイドと判定されるも、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によってゴールが認められ、ナポリが先制した。
▽ハーフタイムにかけてもナポリが主導権を握ると、追加タイム2分にも決定機。GKレイナのキックを受けたインシーニェがディフェンスライン裏を取って独走。再びGKドンナルンマと一対一となったが、シュートは右ポストを直撃し、1点をリードしたまま前半を終えた。

▽前半終了間際にスソが足を負傷してアンドレ・シウバを投入していたミランに対し、ナポリは迎えた後半開始3分に追加点のチャンス。ジョルジーニョのスルーパスをメルテンスが受けると、インシーニェとのワンツーでGKと一対一に。しかし、シュートはドンナルンマに止められてしまった。

▽引き続きグラウンダーのパスをつなぎながら攻撃を組み立てにかかるミランだったが、シュートに持ち込むには至らない。

▽すると73分、ナポリが突き放す。メルテンスの浮き球パスに抜け出したジエリンスキがボックス左に侵入。GKドンナルンマの股間を抜くシュートが決まった。

▽終盤にかけてはナポリがミランに何もさせていなかったが、追加タイム2分にロマニョーリに豪快なボレーシュートを決められて一矢を報いられてしまう。それでも、ナポリが2-1で勝利し、首位をキープしている。

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