ムスタフィの今季初弾などで勝ち切ったアーセナルが7戦ぶりのNLダービー勝利!《プレミアリーグ》
2017.11.18 23:31 Sat
▽プレミアリーグ第12節、アーセナルvsトッテナムによる“ノースロンドン・ダービー”が18日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが2-0で勝利した。
▽一方、3位のトッテナム(勝ち点23)は前々節マンチェスター・ユナイテッド相手に今季のリーグ戦2敗目を喫したが、直後のチャンピオンズリーグ(CL)で王者レアル・マドリーに3-1の完勝を収め、2節を残して決勝トーナメント進出を果たした。さらに、直近のクリスタル・パレス戦では苦戦を強いられたものの、1-0で勝ち切って2位ユナイテッドと勝ち点で並んだ。上位のマンチェスター勢追走に向けては勝ち点3が必須の敵地でのダービーに向けては、パレス戦から5選手を変更。負傷明けの守護神ロリス、ケイン、デレ・アリが間に合い、トリッピアーとベン・デイビスがウイングバックで起用された。
▽ダービーらしい緊迫感のある空気の中でスタートした一戦は、互いに立ち上がりからフィニッシュの場面を作り出す。まずは4分、相手陣内でエリック・ダイアーのパスミスを奪ったアーセナルはボックス左に持ち込んだラカゼットがファーでフリーのエジルを無視し、強引に右足を振り抜くが、これは大きく枠を外れる。その直後にはロングボールに対して動きが被ったアーセナル守備陣の隙を突いて抜け出したケインがボックス左で右足を振り抜くが、GKチェフの正面を突いた。
▽その後も時間毎に主導権が入れ替わる拮抗した展開が続く中、アーセナルは3トップがディフェンスの注意を引き付けつつコラシナツやベジェリンの両ウイングバックが背後のスペースを起点にチャンスを作る。だが、ベジェリンのクロスに飛び込んだラカゼットがわずかに合わせ切れないなど、ゴールまであと一歩という状況が続く。
▽前半終盤にかけても一進一退の攻防が続く中、均衡を破ったのはアーセナル。36分、アレクシス・サンチェスがDFダビンソン・サンチェスとのイーブンな競り合いから相手陣内左サイドでFKを獲得。このFKの場面でキッカーのエジルがゴール前にクロスを入れると、やや上体がオフサイドラインを出ていたムスタフィが打点の高いヘディングで合わせ、左ポストの内側を叩いたボールがゴールネットに吸い込まれた。
▽さらに42分には相手陣内右サイドでパスを受けたベジェリンがボックス内に走り込むラカゼットにスルーパス。ここも微妙にオフサイドラインを越えていたものの副審は旗を上げず、オフサイドのアピールで一瞬動きが止まった相手守備陣の隙を突いてラカゼットが折り返すと、ゴール前で一度はコントロールを誤るも素早いリカバリーを見せたサンチェスがゴール右角度のないところからGKロリスの頭上を抜く強烈なシュートを蹴り込んだ。そして、前節シティ戦後にヴェンゲル監督が行った主審への抗議が効いたのか、やや幸運な2つの判定をゴールに結び付けたホームチームが2点リードで試合を折り返した。
▽迎えた後半、2点のビハインドを追うトッテナムが立ち上がりから攻勢を仕掛ける。49分にはデンベレからの浮き球のクロスをボックス内でフリーのケインが頭で合わすが、これを枠に飛ばせない。さらに56分には相手がスリップして高い位置でエリクセンがボールを奪うと、ボックス右のケインへ短く繋ぐ。ここでケインが右足を振り抜くが、DFムスタフィが決死のシュートブロックで阻む。
▽押し込む時間が続くものの、あと一押しが足りないトッテナムは62分、デンベレを下げて負傷明けのウィンクスをピッチに送り出す。パス&ムーブで攻撃にリズムを付けられる新鋭の投入で、サイドからの仕掛けだけでなく中央からの仕掛けを増やそうと試みる。一方、2点のリードを守りに行く選択をしたアーセナルは73分、ラカゼットを下げてコクランを投入し、ラムジーとサンチェスを1列ずつ上げる。
▽逃げ切り体勢に入ったアーセナルのゴールをこじ開けたいトッテナムは75分、負傷明けのデレ・アリとケインを諦め、ジョレンテとソン・フンミンを同時投入し、高さと速さという異なる武器で戦う選択をする。81分にはセットプレーの二次攻撃からB・デイビスの左クロスを、ファーで競り勝ったダイアーが頭で合わすが、ここはGKチェフのファインセーブに阻まれる。
▽その後はリスクを冒して攻めるトッテナムと鋭いカウンターで3点目を狙うアーセナルという構図の下、互いに決定機を作り合う。85分にはジョレンテが空中戦を制してゴール前のソン・フンミンに絶妙な落としを見せるが、これを枠に飛ばせない。一方、アーセナルもカウンターからサンチェスやイウォビに決定機も、こちらもGKロリスの好守などに遭い、決め切れない。結局、試合はこのまま2-0でタイムアップを迎え、攻守両面の気迫で勝ったアーセナルが、7試合ぶりにダービーでの勝利を掴んだ。
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▽前節、やや不運な判定の影響もあってマンチェスター・シティ相手に1-3で完敗した6位のアーセナル(勝ち点19)は、公式戦5試合ぶりの敗戦と共に早くも今季のリーグ戦4敗目を喫した。インターナショナルウィーク明け最初のリーグ戦となる今回のダービーでは、昨季22年ぶりに順位を下回る屈辱を味わわされた宿敵相手に2014年3月以来、7試合ぶりの勝利を目指す。シティ戦からはコクランに代わって負傷明けのムスタフィを起用した以外、同じメンバーを起用した。▽ダービーらしい緊迫感のある空気の中でスタートした一戦は、互いに立ち上がりからフィニッシュの場面を作り出す。まずは4分、相手陣内でエリック・ダイアーのパスミスを奪ったアーセナルはボックス左に持ち込んだラカゼットがファーでフリーのエジルを無視し、強引に右足を振り抜くが、これは大きく枠を外れる。その直後にはロングボールに対して動きが被ったアーセナル守備陣の隙を突いて抜け出したケインがボックス左で右足を振り抜くが、GKチェフの正面を突いた。
▽その後も時間毎に主導権が入れ替わる拮抗した展開が続く中、アーセナルは3トップがディフェンスの注意を引き付けつつコラシナツやベジェリンの両ウイングバックが背後のスペースを起点にチャンスを作る。だが、ベジェリンのクロスに飛び込んだラカゼットがわずかに合わせ切れないなど、ゴールまであと一歩という状況が続く。
▽対するトッテナムはややビルドアップでストレスを感じる場面が多いものの、ムサ・シッソコの持ち上がりやトリッピアーの正確なクロスからチャンスを創出。32分にはボックス中央でB・デイビスから短い折り返しを受けたエリクセンがニアを狙ってシュートも、これは左ポストを掠めて枠外に外れた。
▽前半終盤にかけても一進一退の攻防が続く中、均衡を破ったのはアーセナル。36分、アレクシス・サンチェスがDFダビンソン・サンチェスとのイーブンな競り合いから相手陣内左サイドでFKを獲得。このFKの場面でキッカーのエジルがゴール前にクロスを入れると、やや上体がオフサイドラインを出ていたムスタフィが打点の高いヘディングで合わせ、左ポストの内側を叩いたボールがゴールネットに吸い込まれた。
▽さらに42分には相手陣内右サイドでパスを受けたベジェリンがボックス内に走り込むラカゼットにスルーパス。ここも微妙にオフサイドラインを越えていたものの副審は旗を上げず、オフサイドのアピールで一瞬動きが止まった相手守備陣の隙を突いてラカゼットが折り返すと、ゴール前で一度はコントロールを誤るも素早いリカバリーを見せたサンチェスがゴール右角度のないところからGKロリスの頭上を抜く強烈なシュートを蹴り込んだ。そして、前節シティ戦後にヴェンゲル監督が行った主審への抗議が効いたのか、やや幸運な2つの判定をゴールに結び付けたホームチームが2点リードで試合を折り返した。
▽迎えた後半、2点のビハインドを追うトッテナムが立ち上がりから攻勢を仕掛ける。49分にはデンベレからの浮き球のクロスをボックス内でフリーのケインが頭で合わすが、これを枠に飛ばせない。さらに56分には相手がスリップして高い位置でエリクセンがボールを奪うと、ボックス右のケインへ短く繋ぐ。ここでケインが右足を振り抜くが、DFムスタフィが決死のシュートブロックで阻む。
▽押し込む時間が続くものの、あと一押しが足りないトッテナムは62分、デンベレを下げて負傷明けのウィンクスをピッチに送り出す。パス&ムーブで攻撃にリズムを付けられる新鋭の投入で、サイドからの仕掛けだけでなく中央からの仕掛けを増やそうと試みる。一方、2点のリードを守りに行く選択をしたアーセナルは73分、ラカゼットを下げてコクランを投入し、ラムジーとサンチェスを1列ずつ上げる。
▽逃げ切り体勢に入ったアーセナルのゴールをこじ開けたいトッテナムは75分、負傷明けのデレ・アリとケインを諦め、ジョレンテとソン・フンミンを同時投入し、高さと速さという異なる武器で戦う選択をする。81分にはセットプレーの二次攻撃からB・デイビスの左クロスを、ファーで競り勝ったダイアーが頭で合わすが、ここはGKチェフのファインセーブに阻まれる。
▽その後はリスクを冒して攻めるトッテナムと鋭いカウンターで3点目を狙うアーセナルという構図の下、互いに決定機を作り合う。85分にはジョレンテが空中戦を制してゴール前のソン・フンミンに絶妙な落としを見せるが、これを枠に飛ばせない。一方、アーセナルもカウンターからサンチェスやイウォビに決定機も、こちらもGKロリスの好守などに遭い、決め切れない。結局、試合はこのまま2-0でタイムアップを迎え、攻守両面の気迫で勝ったアーセナルが、7試合ぶりにダービーでの勝利を掴んだ。
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