C・ロナウドはいじめられっ子だった…少年時代の苦悩を代理人が証言

2017.11.17 20:30 Fri
現在レアル・マドリーのエースとして君臨し、今年10周年を迎えた『Goal 50』で1位に輝いたFWクリスティアーノ・ロナウド。数々の成功を成し遂げてきた男だが、必ずしも順風満帆な生活を送ってきたわけではない。

C・ロナウドの生まれは、ポルトガルの首都リスボンから見て南西に約1000kmほどいったマデイラ島。位置としてはアフリカ大陸の方が近く、いわゆる田舎町であるこの地方では、独特の訛りがある。少年時代はこれが原因で苦労を強いられていたという。

サッカー選手を夢見て、マデイラからリスボンに若くして移住したC・ロナウドは、1997年にスポルティング・リスボンに加入。そして間もなく、首都リスボン近郊のアルコチェテに移った。

その当時、C・ロナウドはマデイラ訛りがひどく、周囲の子たちからバカにされていたという。

「彼にとってリスボンでの生活に馴染むのはとても難しいことだった。マデイラ訛りはリスボンのそれとはとても異なっているからだ」

12歳の頃に、C・ロナウドをマデイラからスポルティングに連れてきたエージェントであるジョアン・マルケス・デ・フレイタス氏は、『Goal』でのドキュメンタリー“ジェネレーション・ロナウド〜クリスティアーノはどう世界を変えたのか?〜"の中でそう語っている。

「彼は学校で問題を抱えていたんだ。クラスメートたちにバカにされし、それに耐えなければならなかった」サッカー選手としてのキャリアに専念するため、通っていた学校を辞める決断をしたC・ロナウドだが、“いじめ”も大きな理由の1つであったようだ。

その後、2003年にマンチェスター・ユナイテッド移籍していくことになるが、そこでのクラブのサポートは手厚いものであったと振り返っている。

「マンチェスター・ユナイテッドは細心のケアを図り、彼の成長を助けたんだ。移籍したころは若干18歳の少年だったが、彼はそこで多くのことを学んだんだよ」

これほどまでの成功を収めた陰には、辛い時代を乗り越えた経験が生きているのだろう。

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文=Mark Doyle/マーク・ドイル


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