【プレビュー】今季初のNLダービー! ガナーズのリベンジか、スパーズが北ロンドンの新盟主となるか《アーセナルvsトッテナム》
2017.11.17 21:00 Fri
▽プレミアリーグ第12節、アーセナルvsトッテナムによる“ノースロンドン・ダービー”が日本時間18日21:30にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。イングランド屈指のライバル関係を築く6位のアーセナル(勝ち点19)と、3位のトッテナム(勝ち点23)が今季初めて相まみえる白熱のダービーだ。
▽前節、やや不運な判定の影響もあってマンチェスター・シティ相手に1-3で完敗したアーセナルは、公式戦5試合ぶりの敗戦と共に早くも今季のリーグ戦4敗目を喫した。ヨーロッパリーグでは2節を残して決勝トーナメント進出を決めたものの、トップ4争いに踏みとどまるためにはこれ以上序盤戦での躓きは許されない。また、昨シーズンは22年ぶりに宿敵スパーズより下の順位で終わる屈辱を味わい、“セント・トッテリンガムズ・デイ(トッテナムより上の順位が確定した日)”を祝えなかったグーナーの怒りは頂点に達しており、今回のダービーでは2014年3月以来、7試合ぶりの勝利が求められる。
▽一方、トッテナムは前々節マンチェスター・ユナイテッド相手に今季のリーグ戦2敗目を喫したが、直後のチャンピオンズリーグ(CL)で2連覇中の王者レアル・マドリーに3-1の完勝を収め、2節を残して決勝トーナメント進出を果たした。さらに、直近のクリスタル・パレス戦では苦戦を強いられたものの、1-0で勝ち切って2位ユナイテッドと勝ち点で並んだ。ここに来て主力に負傷者が続出しているが、12月半ばの第18節シティまで比較的楽な相手との対戦が続くだけに、今回のダービーが一番の踏ん張りどころだ。エミレーツ・スタジアムでのアウェイゲームでは2013年9月の敗戦以来3戦無敗を継続しているが、そのすべてが1-1のドローに終わっており、上位のマンチェスター勢追走に向けては勝ち点3を持ち帰る必要がある。
▽アーセナル予想スタメン
DF:コシエルニー、メルテザッカー、モンレアル
MF:ベジェリン、ラムジー、ジャカ、コラシナツ
FW:エジル、ラカゼット、サンチェス
負傷者:GKオスピナ、DFムスタフィ、MFカソルラ、FWジルー、ウェルベック
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱中のカソルラに加え、代表ウィークに負傷したジルーの欠場が決定。その一方で、今週中に練習復帰を果たしたムスタフィとウェルベックに関しては、この試合で復帰できる可能性があるようだ。
▽トッテナム予想スタメン
DF:ダビンソン・サンチェス、エリック・ダイアー、ヴェルトンゲン
MF:オーリエ、エリクセン、デンベレ、デレ・アリ、ベン・デイビス
FW:ケイン、ソン・フンミン
負傷者:GKロリス、フォルム、DFアルデルヴァイレルト、MFワニャマ、ウィンクス、デレ・アリ、FWケイン
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関してはワニャマとアルデルヴァイレルトの欠場が確定。また、16日のトレーニングで復帰を果たしたロリスやウィンクス、デレ・アリ、ケインの4選手に関しても試合当日まで状態を確認する必要がある。
▽スタメンに関しては、前述の4選手の状態次第で大きく変更となる可能性が高い。前線の構成に関しては、デレ・アリを1.5列目に配してムサ・シッソコを中盤に組み込む形も想定されるが、4-1で大勝したリバプール戦に近いカウンター向きの布陣を予想する。また、右ウイングバックはトリッピアーがコンディション面で勝るものの、パワフルなコラシナツ対策でオーリエを起用する可能性が高い。
★注目選手
◆アーセナル:FWアレクサンドル・ラカゼット
▽幸い、今回のダービーに向けてはジルーの負傷に加え、ウェルベックもコンディションに不安を抱えており、スタメンで起用される可能性が高い。リーグ屈指の堅守を誇るスパーズの守備陣に対し、エバートン戦で見せたようなエジル、サンチェスの両エースとの好連係を武器にゴールをこじ開け、ガナーズの新エースストライカーの座を確固たるものとしたい。
◆トッテナム:MFクリスティアン・エリクセン
▽今季の公式戦15試合では4ゴール4アシストと目立った数字を残せていないが、直近の代表ウィークではアイルランド代表とのW杯プレーオフで母国デンマークを本大会に導く圧巻のハットトリックを記録。トップ下でフィニッシュに絡む仕事が求められる代表とスパーズでの役割は異なるものの、今回のダービーではチームを勝利に導く決定的な仕事が期待される。また、チェルシー戦や直近のシティ戦でハイインテンシティの戦い方を採用するアーセナルに対しては、持ち味である相手のプレスを掻い潜るボールキープや正確なパスでチームのリズムを作る動きも求められるところだ。
▽前節、やや不運な判定の影響もあってマンチェスター・シティ相手に1-3で完敗したアーセナルは、公式戦5試合ぶりの敗戦と共に早くも今季のリーグ戦4敗目を喫した。ヨーロッパリーグでは2節を残して決勝トーナメント進出を決めたものの、トップ4争いに踏みとどまるためにはこれ以上序盤戦での躓きは許されない。また、昨シーズンは22年ぶりに宿敵スパーズより下の順位で終わる屈辱を味わい、“セント・トッテリンガムズ・デイ(トッテナムより上の順位が確定した日)”を祝えなかったグーナーの怒りは頂点に達しており、今回のダービーでは2014年3月以来、7試合ぶりの勝利が求められる。
◆アーセナル◆
【3-4-3】
【3-4-3】
▽アーセナル予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:チェフDF:コシエルニー、メルテザッカー、モンレアル
MF:ベジェリン、ラムジー、ジャカ、コラシナツ
FW:エジル、ラカゼット、サンチェス
負傷者:GKオスピナ、DFムスタフィ、MFカソルラ、FWジルー、ウェルベック
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱中のカソルラに加え、代表ウィークに負傷したジルーの欠場が決定。その一方で、今週中に練習復帰を果たしたムスタフィとウェルベックに関しては、この試合で復帰できる可能性があるようだ。
▽スタメンに関してはムスタフィの状態が問題なければ、メルテザッカーに代わって3バックの一角を務める可能性もある。また、3トップに関してはより守備面で貢献できるイウォビやウェルベックの抜擢も考えられるが、ホームで勝ち点3奪取が求められるだけに、エジル、ラカゼット、サンチェスの3人を起用するはずだ。
◆トッテナム◆
【3-3-2-2】
【3-3-2-2】
▽トッテナム予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ロリスDF:ダビンソン・サンチェス、エリック・ダイアー、ヴェルトンゲン
MF:オーリエ、エリクセン、デンベレ、デレ・アリ、ベン・デイビス
FW:ケイン、ソン・フンミン
負傷者:GKロリス、フォルム、DFアルデルヴァイレルト、MFワニャマ、ウィンクス、デレ・アリ、FWケイン
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関してはワニャマとアルデルヴァイレルトの欠場が確定。また、16日のトレーニングで復帰を果たしたロリスやウィンクス、デレ・アリ、ケインの4選手に関しても試合当日まで状態を確認する必要がある。
▽スタメンに関しては、前述の4選手の状態次第で大きく変更となる可能性が高い。前線の構成に関しては、デレ・アリを1.5列目に配してムサ・シッソコを中盤に組み込む形も想定されるが、4-1で大勝したリバプール戦に近いカウンター向きの布陣を予想する。また、右ウイングバックはトリッピアーがコンディション面で勝るものの、パワフルなコラシナツ対策でオーリエを起用する可能性が高い。
★注目選手
◆アーセナル:FWアレクサンドル・ラカゼット
Getty Images
▽アーセナルの注目プレーヤーは、ノースロンドン・ダービー初登場となるラカゼットだ。今夏、リヨンからクラブ史上最高額の移籍金でアーセナルに加入したラカゼットは、ここまでのリーグ戦11試合でチームトップの6ゴールを挙げるなど、上々のデビューシーズンを送っている。ただ、チェルシー戦こそ先発出場を飾ったものの、直近のマンチェスター・シティ戦やリバプール戦などのビッグマッチではベンチからのスタートを強いられており、ヴェンゲル監督から全幅の信頼を得るまでには至っていない。▽幸い、今回のダービーに向けてはジルーの負傷に加え、ウェルベックもコンディションに不安を抱えており、スタメンで起用される可能性が高い。リーグ屈指の堅守を誇るスパーズの守備陣に対し、エバートン戦で見せたようなエジル、サンチェスの両エースとの好連係を武器にゴールをこじ開け、ガナーズの新エースストライカーの座を確固たるものとしたい。
◆トッテナム:MFクリスティアン・エリクセン
Getty Images
▽トッテナムの注目プレーヤーは、絶対的司令塔のエリクセンだ。本来であれば、アーセナル相手のリーグ戦5試合で5連発を含む6ゴールを記録するエースFWケインを推したいところだが、そのエースはハムストリングのトラブルによって100パーセントの状態でのプレーが望めない。同様にデレ・アリも故障を抱えているため、今回のダービーにおいてエリクセンに求められる役割はいつも以上に大きくなる。▽今季の公式戦15試合では4ゴール4アシストと目立った数字を残せていないが、直近の代表ウィークではアイルランド代表とのW杯プレーオフで母国デンマークを本大会に導く圧巻のハットトリックを記録。トップ下でフィニッシュに絡む仕事が求められる代表とスパーズでの役割は異なるものの、今回のダービーではチームを勝利に導く決定的な仕事が期待される。また、チェルシー戦や直近のシティ戦でハイインテンシティの戦い方を採用するアーセナルに対しては、持ち味である相手のプレスを掻い潜るボールキープや正確なパスでチームのリズムを作る動きも求められるところだ。
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