【日本代表プレビュー】注目ポイントは「プレス」、ベルギー相手にテストなるか
2017.11.14 19:30 Tue
▽日本代表は14日、国際親善試合でベルギー代表と対戦する。ブラジル代表との親善試合を10日に行った日本代表。ブラジル相手には1-3で敗れ、実力差を見せつけられたが、現在地を図っている段階。ベルギー戦もしっかりとテストを実施したいところだ。
◆FIFAランク5位、欧州最速での出場決定国
▽ユーロ2016では優勝候補にも挙げられ、多くの期待が寄せられたが、準々決勝でウェールズ代表相手に3-1で敗戦。タイトル獲得とはならず、ウィガンやエバートンで指揮を執っていたロベルト・マルティネス監督を招へい。コーチにはアーセナルやフランス代表で活躍したティエリ・アンリ氏を迎えた。
◆豊富なタレントも
▽しかし、MFラジャ・ナインゴラン(ローマ)は欠場が確定。MFエデン・アザールも欠場の可能性が報じられており、どの様なメンバーが顔を揃えるのかは気になるところだ。いずれにしても、欧州各国で主力を張る選手が揃っているだけに、レベルの高い試合を期待したい。
▽ここで大きくチームをいじることは、あまりテストにはならないだろう。ポイントとして数名を変えるのが得策であり、試合の展開によって選手起用を考えることが求められる。目指すのはベルギー戦の勝利ではなく、W杯での勝利。ベルギー戦はあくまでもテストだ。
▽とは言え、結果を残すことも重要だ。どのようなメンバーがベルギー相手に力を出せるのか。ブラジル戦では不運な形で失点し、ペースを乱されたこともある。ベルギー戦でも起こり得ることであり、W杯でも起こるかもしれない。しっかりとその場の状況に対処できるかも求められる。
★予想フォーメーション[4-3-3]
DF:酒井宏樹、吉田麻也、槙野智章、長友佑都
MF:長澤和輝、山口蛍、井手口陽介
FW:浅野拓磨、大迫勇也、乾貴士
▽ハリルホジッチ監督の2、3人という言葉を信じれば、中盤より前を変更する可能性が高い。世界のトップクラス相手に守備の確認ができることはそう多くなく、後ろはイジらないと予想する。GKは川島永嗣、最終ラインも右からDF酒井宏樹、DF吉田麻也、DF槙野智章、DF長友佑都となるだろう。変更があるとすれば、槙野に代わり、DF昌子源が起用されるかもしれない。
▽中盤は、ヒザの状態も含め、MF長谷部誠は外れるだろう。トレーニングでも別メニューをこなしており、連戦は考えにくい。そうなれば、アンカーにMF山口蛍が入るだろう。そして、インサイドハーフの1枚はMF井手口陽介が継続して出場。そしてもう1枚は、日本代表初招集となったMF長澤和輝と予想する。ブラジル戦で見せたハイプレス、そこからの速攻を考えると、長澤を見てみたい。
▽前線の3枚も変化があると予想する。右サイドはFW久保裕也からFW浅野拓磨へ、左サイドはFW原口元気からFW乾貴士に変更すると予想。1トップはFW大迫勇也が変わらず出場するとみる。ハイプレスからの速攻、ベルギーのテクニックに対向する攻撃陣という予想だ。
◆過去対戦では負け知らずも
▽1999年6月が初対戦となり、0-0のドロー。2002年の日韓W杯ではグループステージで対戦し、2-2のドロー。南アフリカW杯の1年前である2009年5月に対戦した時は4-0で日本が勝利。ブラジルW杯前の2013年11月に対戦した時は、2-3で日本が勝利している。
▽W杯の前年に3大会連続で対戦しているベルギー。岡田ジャパン、ザックジャパンはそれぞれ勝利を収めているが、今とは別のチームと言える。過去最も強いと称されるベルギー相手に、過去の成績は通用しない。しかし、日本としては、そのベルギーにしっかりと勝ちたいところだ。
▽前線の豊富なタレント、そして堅実な守備。個の能力だけでなく、組織として日本は勝利を目指して戦いたい。課題は「守備の連動性」。前線だけがプレスをかけるのではなく、しっかりとチームとしてプレスのポジション、強度を揃えることができるのかどうか。「ゲームコントロール、ゲームマネジメント次第」とハリルホジッチ監督が語ったように、試合の流れを読む力も求められる。しっかりとしたテストができるのか。注目のベルギー戦は14日の28時45分キックオフを迎える。
◆FIFAランク5位、欧州最速での出場決定国
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▽ベルギーは、ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選で、最も早く出場を決めている。ギリシャやボスニア・ヘルツェゴビナ、エストニア、キプロス、ジブラルタルとグループHで同居し、9勝1分けの無敗。43得点6失点と圧倒的な強さで予選を突破した。◆豊富なタレントも
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▽チェルシーのMFエデン・アザールやGKティボー・クルトワ、マンチェスター・ユナイテッドのFWロメル・ルカク、マンチェスター・シティのMFケビン・デ・ブライネ、トッテナムのDFヤン・ヴェルトンゲンなど、挙げればキリがないほどのタレントが揃っているベルギー。タレント揃いのチームと対戦できることは、日本にとっては非常に大きな機会となる。▽しかし、MFラジャ・ナインゴラン(ローマ)は欠場が確定。MFエデン・アザールも欠場の可能性が報じられており、どの様なメンバーが顔を揃えるのかは気になるところだ。いずれにしても、欧州各国で主力を張る選手が揃っているだけに、レベルの高い試合を期待したい。
◆ブラジル戦に続くテストを
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▽「はっきりとした形でトレーニングを積めたわけではない。2、3人ほど入れ替える可能性がある」と前日会見でコメントしたのはヴァイッド・ハリルホジッチ監督。ブラジル戦を受け、数名のメンバー変更を示唆した。▽ここで大きくチームをいじることは、あまりテストにはならないだろう。ポイントとして数名を変えるのが得策であり、試合の展開によって選手起用を考えることが求められる。目指すのはベルギー戦の勝利ではなく、W杯での勝利。ベルギー戦はあくまでもテストだ。
▽とは言え、結果を残すことも重要だ。どのようなメンバーがベルギー相手に力を出せるのか。ブラジル戦では不運な形で失点し、ペースを乱されたこともある。ベルギー戦でも起こり得ることであり、W杯でも起こるかもしれない。しっかりとその場の状況に対処できるかも求められる。
★予想フォーメーション[4-3-3]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:川島永嗣DF:酒井宏樹、吉田麻也、槙野智章、長友佑都
MF:長澤和輝、山口蛍、井手口陽介
FW:浅野拓磨、大迫勇也、乾貴士
▽ハリルホジッチ監督の2、3人という言葉を信じれば、中盤より前を変更する可能性が高い。世界のトップクラス相手に守備の確認ができることはそう多くなく、後ろはイジらないと予想する。GKは川島永嗣、最終ラインも右からDF酒井宏樹、DF吉田麻也、DF槙野智章、DF長友佑都となるだろう。変更があるとすれば、槙野に代わり、DF昌子源が起用されるかもしれない。
▽中盤は、ヒザの状態も含め、MF長谷部誠は外れるだろう。トレーニングでも別メニューをこなしており、連戦は考えにくい。そうなれば、アンカーにMF山口蛍が入るだろう。そして、インサイドハーフの1枚はMF井手口陽介が継続して出場。そしてもう1枚は、日本代表初招集となったMF長澤和輝と予想する。ブラジル戦で見せたハイプレス、そこからの速攻を考えると、長澤を見てみたい。
▽前線の3枚も変化があると予想する。右サイドはFW久保裕也からFW浅野拓磨へ、左サイドはFW原口元気からFW乾貴士に変更すると予想。1トップはFW大迫勇也が変わらず出場するとみる。ハイプレスからの速攻、ベルギーのテクニックに対向する攻撃陣という予想だ。
◆過去対戦では負け知らずも
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▽日本にとって、ベルギーは苦手な相手ではない。ここまで4度対戦し、成績は日本の2勝2分け。負けたことがない。▽1999年6月が初対戦となり、0-0のドロー。2002年の日韓W杯ではグループステージで対戦し、2-2のドロー。南アフリカW杯の1年前である2009年5月に対戦した時は4-0で日本が勝利。ブラジルW杯前の2013年11月に対戦した時は、2-3で日本が勝利している。
▽W杯の前年に3大会連続で対戦しているベルギー。岡田ジャパン、ザックジャパンはそれぞれ勝利を収めているが、今とは別のチームと言える。過去最も強いと称されるベルギー相手に、過去の成績は通用しない。しかし、日本としては、そのベルギーにしっかりと勝ちたいところだ。
▽前線の豊富なタレント、そして堅実な守備。個の能力だけでなく、組織として日本は勝利を目指して戦いたい。課題は「守備の連動性」。前線だけがプレスをかけるのではなく、しっかりとチームとしてプレスのポジション、強度を揃えることができるのかどうか。「ゲームコントロール、ゲームマネジメント次第」とハリルホジッチ監督が語ったように、試合の流れを読む力も求められる。しっかりとしたテストができるのか。注目のベルギー戦は14日の28時45分キックオフを迎える。
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