攻撃陣爆発のクロアチアがホームで先勝! 守備崩壊のギリシャは敗退濃厚に…《ロシアW杯欧州予選PO》
2017.11.10 06:49 Fri
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ1stレグ、クロアチア代表vsギリシャ代表が9日に行われ、ホームのクロアチアが4-1で先勝した。
▽4つ巴の厳しい争いとなったグループIをアイスランド代表に次ぐ2位で通過したクロアチアは、運命のプレーオフで2大会連続5度目のW杯出場を目指す。ホームで行われるこの初戦に向けては、中盤の主軸バデリが負傷離脱を強いられたほか、軽傷を抱えるマンジュキッチがベンチスタートに。注目の先発メンバーではGKにスバシッチ、最終ラインにヴルサリコ、ヴィダ、ロブレン、ストリニッチ。中盤はラキティッチとブロゾビッチの2センターに、2列目はクラマリッチ、モドリッチ、ペリシッチ、1トップにカリニッチが入った。
▽一方、グループHで圧倒的な強さを誇ったベルギー代表に続き、自滅した感のあるボスニア・ヘルツェゴビナ代表を退けてプレーオフに進出したギリシャは、3大会連続4度目の本大会出場を目指す。今回の一戦に向けては主力DFマノラスが出場停止を強いられたものの、それ以外は現状のベストメンバーを起用。GKにカルネジス、最終ラインにツァベラス、K・パパドプーロス、パパスタソプーロス。中盤はゼカ、ツィオリス、サマリスの3センターに、ウイングバックにマニアティス、スタフィリディス。2トップにフォルトゥニス、ミトログルが起用された。
▽プレーオフ突破経験のある両チームによる運命の初戦は、戦前の予想通り守備的なギリシャをホームのクロアチアが押し込む展開に。すると11分、早くもスコアが動く。前線からハイプレスを仕掛けたクロアチアはDFツァベラスからバックパスを受けたGKカルネジスにカリニッチがプレッシャーをかけると、ボールを奪いかけたカリニッチがボックス内で倒されてPKを獲得。これをキャプテンのモドリッチが冷静に決めた。
▽相手のミスを見逃さずに先制点を奪ったクロアチアは、その勢いのままに相手を押し込む。19分にはブロゾビッチから左サイドのスペースにミドルレンジのパスが出ると、これを受けたストリニッチがボックス付近で仕掛けたグラウンダーのクロスをゴール前に供給。最後は相手DFの前に入ったカリニッチが右足アウトを使った巧みなワンタッチシュートで右隅に流し込んだ。
▽ギリシャがアウェイゴールを奪ったことで、わからなくなってきた試合だったが、きっちり主導権を握るホームチームが再び点差を広げる。33分、右サイド深くに侵攻したヴルサリコの鋭いクロスをファーサイドに走り込んだペリシッチが、フリーのヘディングシュートでネットを揺らした。この3点目で余裕が出てきたクロアチアは、前半終了間際にもクラマリッチの巧みな反転シュート、そのこぼれ球に詰めたカリニッチに4点目のチャンスが訪れるも、ここは相手GKカルネジスの好守に遭い、前半はホームチームの3-1で終了した。
▽迎えた後半、2点を追うギリシャはマニアティスを下げてハーフタイム明けにDFレトソスを投入する。だが、前半同様に後半立ち上がりのミスから痛恨の失点を喫する。49分、中央のラキティッチがボックス右に走り込むヴルサリコに斜めのパスを入れると、これを手前で反応したスタフィリディスが胸を使ってGKにバックパスを試みる。だが、やや短くなったバックパスをヴルサリコに突っつかれると、ゴール前にこぼれたボールをクラマリッチに蹴り込まれた。
▽その後もクロアチアの猛攻を何とか耐える厳しい展開が続くギリシャだが、60分に後半最初の決定機。ボックス手前でパスを受けたミトログルが枠の右隅を狙ったシュートを放つが、これは相手GKの好守に遭う。この直後サマリスが痛めてタフツィディスの投入を余儀なくされるも、62分にはセットプレーの二次攻撃からミトログルの浮き球の折り返しを競り勝ったパパスタソプーロスが頭で合わすが、これはわずかに枠の上に外れる。
▽その後、逃げ切りを図るクロアチアは、カリニッチ、クラマリッチ、モドリッチと得点に絡んだ3選手を下げて、レビッチ、ヴラシッチ、パシャリッチとハードワークできる若手選手を投入。ギリシャで唯一可能性を感じさせるミトログルに幾度か決定機を作られたものの、4-1のスコアのまま試合をクローズ。攻撃陣爆発でホームでの初戦を大勝で飾ったクロアチアがW杯出場に王手をかけた。なお、2ndレグは12日にギリシャホームで行われる。
▽4つ巴の厳しい争いとなったグループIをアイスランド代表に次ぐ2位で通過したクロアチアは、運命のプレーオフで2大会連続5度目のW杯出場を目指す。ホームで行われるこの初戦に向けては、中盤の主軸バデリが負傷離脱を強いられたほか、軽傷を抱えるマンジュキッチがベンチスタートに。注目の先発メンバーではGKにスバシッチ、最終ラインにヴルサリコ、ヴィダ、ロブレン、ストリニッチ。中盤はラキティッチとブロゾビッチの2センターに、2列目はクラマリッチ、モドリッチ、ペリシッチ、1トップにカリニッチが入った。
▽プレーオフ突破経験のある両チームによる運命の初戦は、戦前の予想通り守備的なギリシャをホームのクロアチアが押し込む展開に。すると11分、早くもスコアが動く。前線からハイプレスを仕掛けたクロアチアはDFツァベラスからバックパスを受けたGKカルネジスにカリニッチがプレッシャーをかけると、ボールを奪いかけたカリニッチがボックス内で倒されてPKを獲得。これをキャプテンのモドリッチが冷静に決めた。
▽相手のミスを見逃さずに先制点を奪ったクロアチアは、その勢いのままに相手を押し込む。19分にはブロゾビッチから左サイドのスペースにミドルレンジのパスが出ると、これを受けたストリニッチがボックス付近で仕掛けたグラウンダーのクロスをゴール前に供給。最後は相手DFの前に入ったカリニッチが右足アウトを使った巧みなワンタッチシュートで右隅に流し込んだ。
▽らしくない緩い守備から連続失点を喫したギリシャだが、最初のチャンスをゴールに結びつける。29分、ボックス内でやや厳しいヴルサリコからのパスを受けたロブレンにプレッシャーをかけたゼカが際どいクロスを入れると、DFヴィダのクリアがギリシャのCKとなる。この左CKの場面でキッカーのフォルトゥニスがファーにボールを入れると、DFロブレンのマークを外したパパスタソプーロスが頭で合わす。これをゴールライン手前のブロゾビッチが頭でクリアを試みるも、ゴールネットに吸い込まれた。
▽ギリシャがアウェイゴールを奪ったことで、わからなくなってきた試合だったが、きっちり主導権を握るホームチームが再び点差を広げる。33分、右サイド深くに侵攻したヴルサリコの鋭いクロスをファーサイドに走り込んだペリシッチが、フリーのヘディングシュートでネットを揺らした。この3点目で余裕が出てきたクロアチアは、前半終了間際にもクラマリッチの巧みな反転シュート、そのこぼれ球に詰めたカリニッチに4点目のチャンスが訪れるも、ここは相手GKカルネジスの好守に遭い、前半はホームチームの3-1で終了した。
▽迎えた後半、2点を追うギリシャはマニアティスを下げてハーフタイム明けにDFレトソスを投入する。だが、前半同様に後半立ち上がりのミスから痛恨の失点を喫する。49分、中央のラキティッチがボックス右に走り込むヴルサリコに斜めのパスを入れると、これを手前で反応したスタフィリディスが胸を使ってGKにバックパスを試みる。だが、やや短くなったバックパスをヴルサリコに突っつかれると、ゴール前にこぼれたボールをクラマリッチに蹴り込まれた。
▽その後もクロアチアの猛攻を何とか耐える厳しい展開が続くギリシャだが、60分に後半最初の決定機。ボックス手前でパスを受けたミトログルが枠の右隅を狙ったシュートを放つが、これは相手GKの好守に遭う。この直後サマリスが痛めてタフツィディスの投入を余儀なくされるも、62分にはセットプレーの二次攻撃からミトログルの浮き球の折り返しを競り勝ったパパスタソプーロスが頭で合わすが、これはわずかに枠の上に外れる。
▽その後、逃げ切りを図るクロアチアは、カリニッチ、クラマリッチ、モドリッチと得点に絡んだ3選手を下げて、レビッチ、ヴラシッチ、パシャリッチとハードワークできる若手選手を投入。ギリシャで唯一可能性を感じさせるミトログルに幾度か決定機を作られたものの、4-1のスコアのまま試合をクローズ。攻撃陣爆発でホームでの初戦を大勝で飾ったクロアチアがW杯出場に王手をかけた。なお、2ndレグは12日にギリシャホームで行われる。
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