【W杯欧州予選POプレビュー】魅惑の中盤vs堅守《クロアチアvsギリシャ》
2017.11.09 18:00 Thu
▽クロアチア代表vsギリシャ代表のロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ1stレグが9日28:45にキックオフされる。2大会連続5度目のW杯出場を目指すクロアチアと、3大会連続4度目の出場を目指すギリシャの対戦だ。
▽4つ巴の厳しい争いとなったグループIをアイスランド代表に次ぐ2位で通過したクロアチアは、最終戦を前にトルコ代表に敗れたことを受け、チャチッチ前監督を解任。最終戦となったウクライナ代表とのプレーオフ進出を懸けた直接対決を前にダリッチ新監督を任命し、新指揮官ののもとでプレーオフ進出を辛くも決めた。とはいえ、チームにはモドリッチ(レアル・マドリー)やラキティッチ(バルセロナ)、ペリシッチにブロゾビッチ(共にインテル)と中盤に世界屈指のタレントが揃っており、実力通りに行けばギリシャを下すのは難しいミッションではない。
▽一方、グループHで圧倒的な強さを誇ったベルギー代表に続き、自滅した感のあるボスニア・ヘルツェゴビナ代表を退けてプレーオフに進出したギリシャは、今予選でも伝統の守備の強さを活かしたチームに仕上がっている。失点数は10試合を戦ってベルギーと同じ6失点と、抜群の安定感を誇った。その中心となっているのがマノラス(ローマ)とパパスタソプーロス(ドルトムント)の両選手。共に所属先のビッグクラブで守備の軸として活躍しており、ディフェンス面だけを考慮すれば世界屈指のチームだ。そのチームが魅惑の中盤を構成するクロアチアに対してどれだけ通用するかが本戦行きに向けてのポイントとなる。
★注目選手
◆クロアチア:MFルカ・モドリッチ
◆ギリシャ:DFコスタス・マノラス
▽4つ巴の厳しい争いとなったグループIをアイスランド代表に次ぐ2位で通過したクロアチアは、最終戦を前にトルコ代表に敗れたことを受け、チャチッチ前監督を解任。最終戦となったウクライナ代表とのプレーオフ進出を懸けた直接対決を前にダリッチ新監督を任命し、新指揮官ののもとでプレーオフ進出を辛くも決めた。とはいえ、チームにはモドリッチ(レアル・マドリー)やラキティッチ(バルセロナ)、ペリシッチにブロゾビッチ(共にインテル)と中盤に世界屈指のタレントが揃っており、実力通りに行けばギリシャを下すのは難しいミッションではない。
★注目選手
◆クロアチア:MFルカ・モドリッチ
Getty Images
▽ラキティッチと共にクロアチアの二大司令塔であるモドリッチを注目選手とした。所属先のレアル・マドリーでも代えの利かないプレーメーカーは、正確無比なボールスキルと創造性を駆使したゲームメークで試合を掌握する存在。彼から供給される良質なパスでゴールゲッターのマンジュキッチとカリニッチをうまく活かせれば、堅守ギリシャが相手といえど、ゴールをこじ開けられるはずだ。◆ギリシャ:DFコスタス・マノラス
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▽ギリシャの注目選手はセンターバックのマノラスだ。所属先のローマでもレギュラーを張る総合力の高いマノラスは、セリエA屈指のDFとして地位を築いている。スピードと読みの鋭さを活かし、対人プレーで負けることはほぼない。たまにきずなのが気性の荒さ位か。この大一番で冷静にプレーすることができれば、同じセリエAで戦うマンジュキッチやカリニッチを封殺することも十分に可能だ。
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