酒井宏樹、チームでのネイマール対策を強調…一対一で「止められる相手ではない」

2017.11.07 19:15 Tue
日本代表は6日、ブラジル代表との試合が行われるリール(フランス)で練習を行った。練習後、DF酒井宏樹(マルセイユ)が、最近対戦したばかりのネイマールについて語った。日本代表は10日にブラジル代表と、14日にベルギーのブルージュでベルギー代表と国際親善試合を戦う。

10月22日に行われたリーグ・アン第10節で、ブラジル代表FWネイマールが所属するパリ・サンジェルマンと対戦したばかりの酒井。試合は2-2のドローに終わったが、酒井は「ブラジル(代表)でやっている彼は全く違う人」だと語る。そして、パリSGとブラジル代表では連係の練度が異なり、「どう見ても気持ちよさそうにプレーしてるじゃないですか、代表の方が」と、警戒を強める。

それでも、手ごたえはつかめたのではという質問に対し、酒井は「パターンはないので、やってみて、その日その日、その場面その場面で対処していくしかない」と回答。さらに「時間帯とかボールをもらう位置とかで間合いは変わってくる。なるべくゴールに近い位置で受けさせたくない」と語り、「チーム全体としての守備をフォーカスしないと、もう止められるような相手ではない」と、一対一だけに焦点を合わせることは危険だと話した。

また、相手がネイマールかどうかに限らず、「どれだけボールホルダーにプレッシャーが掛かっているかで、後ろは(相手の攻撃を)予想できる。オーストラリア戦くらいプレッシャーを掛けてくれれば、インターセプトを狙える距離に近づける。(前線からのプレッシャーで相手の攻撃を)限定してくれると後ろは勇気持って前に行ける」と、全員で守備をすることの重要性を訴える。

酒井が所属するマルセイユといえば、2日に行われたヨーロッパリーグ第4節・ヴィトーリア(ポルトガル)戦で、元フランス代表DFパトリス・エヴラが、観客にキックをして試合前に退場処分となり、話題となった。このことについて聞かれると、「もちろん、ビックリはしました。ただ、何が起こったのかは当事者同士しか分からないので、僕ら選手にとっては彼の言葉が真実なので、話されるまでは待っていたいですね」と答えている。


提供:goal.com

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