バイエルンが香川先発ドルトムントとの首位攻防戦を敵地で快勝《ブンデスリーガ》

2017.11.05 04:27 Sun
Getty Images
▽ブンデスリーガ第11節、ドルトムントvsバイエルンが4日に行われ、1-3でバイエルンが快勝した。ドルトムントのMF香川真司は68分までプレーしている。

▽前節ハノーファー戦ではザガドゥが退場するなどしてハノーファーに2-4と打ち負け、リーグ戦3試合勝利から見離され、首位陥落となった2位ドルトムント(勝ち点20)は、3日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のアポエル戦を圧倒的に攻め込みながらも1-1と引き分けた。CL敗退が濃厚となったドルトムントは、アポエル戦のスタメンから3選手を変更。アポエル戦でアシストを決めた香川が引き続きスタメンとなり、カストロやシュメルツァー、ヤルモレンコが先発に戻った。
▽一方、DFBポカールに続いて10人となったライプツィヒを返り討ちにして首位に浮上したバイエルン(勝ち点23)は、4日前に敵地で行われたCLのセルティック戦を2-1と競り勝ち、決勝トーナメント進出を決めた。リーグ戦に集中できる環境を手に入れた中、セルティック戦のスタメンから4選手を変更。負傷により欠場していたレヴァンドフスキが復帰した他、チアゴやフンメルス、キミッヒら主力がスタメンに戻った。

▽香川がオーバメヤンの後方に位置するフラットな[4-4-1-1]で臨んだドルトムントがハイプレスをかける入りを見せた中、バイエルンは後方からボールをつなぎにかかり、序盤は球際の激しい攻防が繰り広げられる。

▽徐々にバイエルンがポゼッションを高めていった中、17分に最初のチャンスをゴールに結びつける。チアゴのフィードをハメス・ロドリゲスが丁寧に落とし、ボックス右のロッベンがコントロールシュート。これがゴール左に決まった。
▽失点後、攻め手を失っていたドルトムントだったが、30分に香川のボール奪取からビッグチャンス。香川がハビ・マルティネスからボールを奪ってショートカウンターに転じると、ボックス右に侵入したヤルモレンコがシュート。GKと一対一だったが、ウルライヒに止められてしまった。さらに32分、ロングカウンターからプリシッチが持ち上がり、ボックス右の香川が切り返しから左足でシュート。しかし、わずかに枠の右に外れる。

▽ところが37分、バイエルンのエースが古巣ドルトムントを奈落の底に突き落とす。キミッヒの右クロスをレヴァンドフスキがヒールで合わせると、対応したヴァイグルの足に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

▽さらに43分には負傷したパパスタソプーロスがプレー続行不可能となってトルヤンを投入せざるを得なくなったドルトムントは、2点ビハインドのまま前半を終えた。

▽迎えた後半開始3分にもバイエルンに決定機。右サイドのロッベンのクロスをレヴァンドフスキがヘッド。ゴール至近距離からのシュートだったが、GKビュルキのビッグセーブに阻止された。

▽直後の49分にはドルトムントに決定機。ボックス左で仕掛けたプリシッチの折り返しをオーバメヤンが合わせるも、アラバの決死のクリアに阻まれた。

▽オープンな展開となった後半序盤を経て、前半同様にバイエルンがポゼッションを高める展開となると、67分に勝負を決定付ける。左サイドからのアラバのクロスにレヴァンドフスキが合わせにかかると、ボールは右ポスト内側に当たってそのままゴールに吸い込まれた。

▽3失点目を受けて香川に代え、ゲッツェを投入したドルトムントは75分にオーバメヤンがシュートに持ち込むも、GKウルライヒに止められる。結局、アラバが負傷交代するアクシデントがあったバイエルンは、終盤にバルトラに一矢を報いられるも敵地でドルトムントに快勝。首位攻防戦を制し、ドルトムントとのポイント差を6に広げている。
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