ホームで低調ドローも無敗アーセナルが決勝T進出!《EL》

2017.11.03 07:38 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)・グループH第4節、アーセナルvsレッドスター・ベオグラードが2日に行われ、0-0のドローに終わった。この結果、アーセナルは2節を残して決勝トーナメント進出を決めた。
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▽積極的なターンオーバーを行いながらも地力の差を見せ付けてグループステージ3連勝中のアーセナルは、レッドスター(勝ち点4)相手の今節の勝利で決勝トーナメント進出が決定する。直近の公式戦で4連勝と勢いに乗るチームは、週末にマンチェスター・シティとのビッグマッチを控えるため、前回対戦と同様に大幅なターンオーバーを敢行した。
▽敵地での前回対戦と同じメンバーで臨んだアーセナルは、ジルー、ウォルコット、ウィルシャーの3トップを起点に序盤から決定機を作っていく。10分にはナイルズがボックス左で折り返したボールをゴール前のジルーが左足ワンタッチで合わすが、これは相手GKの好守に遭う。

▽試合の主導権を握る一方、ネルソンとナイルズの攻撃的なウイングバックの背後を取られて幾度か際どいクロスを許すが、エルネニー、ホールディング、ドゥビュシーの急造3バックが何とか凌ぐ。

▽その後も拮抗した展開が続く中、30分過ぎに絶好機を作り合う。まずは34分、中央を持ち上がったウィルロックのラストパスに抜け出したジルーがボックス右からシュートを放つが、これは相手GKの果敢な飛び出しに防がれる。すると直後にはラドンチッチの突破からスルニッチがミドルシュート。さらにこのプレーで得た左CKの流れからサビッチにゴール至近距離でヘディングシュートを許すが、ここはアーセナルGKメイシーが見事な反応で触ったボールがクロスバーを叩いた。
▽前半終盤にかけてはレッドスターへ流れが傾く中、44分には中盤でボールを奪ったカンガのスルーパスに抜け出したボアキエがボックス内でGKと一対一を迎えるが、ループシュートは枠を捉え切れず、前半はゴールレスで終了した。

▽後半に入っても相手の鋭いカウンターとサイドアタックに手を焼くアーセナルだが、64分に後半最初の決定機。左サイド深くで相手DFと入れ替わったナイルズからボックス中央で短いパスを受けたウィルシャーがGKの脇を抜くループシュートを放つが、これはゴールライン手前で相手DFのスーパークリアに遭う。

▽その後、68分にウィルロックを下げて先日のEFLカップのノリッジ戦でチームを勝利に導く劇的な2ゴールを決めた18歳の新星FWエンケティアをピッチに送り込む。だが、なかなか相手の守備を崩し切れずにいると、80分にはボックス左へ抜け出したフルキエに決定機を許すが、ここは前半同様に相手のシュートミスに救われた。

▽結局、試合はこのままゴールレスでタイムアップ。試合後にはホームでの格下相手のドローでブーイングも飛び交ったものの、同時刻開催の試合で勝ち点5差のBATEボリソフ(勝ち点4)が最下位ケルンに2-5で敗れたため、2節を残して決勝トーナメント進出が決定した。

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