劇的OG弾で4連勝のラツィオがグループKを首位で通過! ズルテ・ワレヘムが今季EL初勝利でニースとの2位争いに名乗り《EL》

2017.11.03 07:28 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)グループK第4節のラツィオvsニースが2日に行われ、1-0でラツィオが勝利した。この結果、グループステージ4連勝を飾ったラツィオの首位通過が決定した。
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▽全勝で首位に立っているラツィオ(勝ち点9)が、2勝1敗で2位につけるニースを本拠地スタディオ・オリンピコに迎えた一戦。今節の勝利でGS首位通過の決まるラツィオは、直近に行われたセリエA第11節ベネヴェント戦から先発を6人変更。インモービレやミリンコビッチ=サビッチ、パローロらに代えてカイセドやナニ、ムルジャらを先発で起用した。
▽一方、前回対戦で敗戦を喫したニースは、直近に行われたリーグ・アン第11節パリ・サンジェルマン戦から先発を5人変更。GKカルディナーレやバロテッリ、ルサンバらに代えてGKワルテル・ベニテスやプレア、コジエッロらが先発した。

▽試合は序盤から一進一退の攻防が続いたが、互いにノーチャンスのまま時間が経過。そんな中、23分にニースはダンテのロングパスからボックス右に走り込んだメルがダイレクトボレーで合わせたが、これはゴール右に外れた。

▽対するラツィオは、31分に左CKのこぼれ球をボックス手前のマルシッチがダイクレトシュート。しかし、このシュートは相手DFに当たりゴール右に逸れた。
▽ゴールレスで迎えた後半も、一進一退の展開が続くとラツィオが先に動く。59分、ナニとムルジャを下げてミリンコビッチ=サビッチとルリッチを投入する2枚替えを敢行。対するニースは66分、スナイデルを下げてルサンバをピッチに送り出した。

▽ラツィオは74分、J・ルカクを下げてパローロを投入し、3枚の交代カードを使い切った。しかし、直後にチャンスを迎えたのはニース。77分、スルーパスで右サイドを突破したワルテルの折り返しをニア走り込んだプレアが合わせたが、これは相手DFのブロックに阻まれる。

▽攻勢を強めたいニースは、80分にメルを下げてバロテッリを投入したが、ゴール前で集中した守りを見せるラツィオ守備陣を崩し切れない。

▽試合も終盤に突入し、このまま試合終了かと思われたが、アディショナルタイムに試合が動く。93分、ルイス・アルベルトの右CKをニアサイドに走り込んだパローロが頭でフリックすると、このボールがル・マルシャンに当たり、そのままゴールネットに吸い込まれた。

▽結局、このゴールが決勝点となりラツィオが1-0で勝利。劇的オウンゴール弾で4連勝を飾ったラツィオが、グループKを首位で通過した。

▽また、同日に行われたグループKもう一試合のフィテッセvsズルテ・ワレヘムは0-2でズルテ・ワレヘムが勝利。試合は開始早々の3分にボードリーのゴールでズルテ・ワレヘムが先制。

▽リードして後半を迎えたズルテ・ワレヘムは、70分にもカヤのゴールで追加点を奪うとそのまま逃げ切りに成功。今季EL初勝利を飾った。

▽この結果、ラツィオ(勝ち点12)がグループKを首位通過。ラツィオに連敗を喫したニース(勝ち点6)が2位、今節勝利したズルテ・ワレヘム(勝ち点4)が3位、フィテッセ(勝ち点1)が4位となっている。

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