【セリエA第12節プレビュー】インテルvsトリノ、ヴィオラvsローマ開催

2017.11.04 18:00 Sat
Getty Images
▽前節はユベントスがイグアインのドッピエッタでミランを退けた。その他、上位陣ではナポリ、インテル、ローマ、ラツィオが格下相手に順当に勝利している。代表ウィーク前の第12節ではインテルvsトリノやフィオレンティーナvsローマといったカードが組まれている。
PR
▽まずは日曜日のランチタイムにキックオフされるインテルvsトリノから。前節ヴェローナ戦をボルハ・バレロの移籍後初ゴールなどで2-1と競り勝って無敗を維持し、首位ナポリを2ポイント差で追う2位インテル(勝ち点29)は、スタメンが固定されてきた中、勝利で代表ウィークに入れるか。5試合連続スタメンとなったもののヴェローナ戦では守備に追われて現地評価の低かった長友だが、引き続き先発予想となっている。
▽一方、ベロッティ負傷後2連敗と苦しんでいたものの、前節カリアリ戦を2-1と逆転勝利した7位トリノ(勝ち点16)は、エースのベロッティが復帰予定。重要なワールドカップ予選プレーオフを前に活躍となるか。

▽続いて日曜日の現地時間午後に行われるフィオレンティーナvsローマ。エル・シャーラウィのファインゴールで前節ボローニャ戦を1-0と勝利し、リーグ戦3試合連続ウノゼロとした5位ローマ(勝ち点24/1試合未消化)は、火曜日に行われたチェルシーとのチャンピオンズリーグ(CL)では3-0と快勝。エル・シャーラウィがまたもファインゴールを決めてチームを勝利に導き、守備陣もしっかりゼロに抑えた。死のグループ突破が見えた中、リーグ戦4連勝となるか。

▽一方、主力を多数引き抜かれたものの、前節クロトーネ戦を落とすまで3連勝と結果の出ていた7位フィオレンティーナ(勝ち点16)は、とりわけ中盤のベナッシが3試合連続と好調。強豪相手にも通用するか。
▽前節サッスオーロ戦をメルテンスのゴールなどで3-1とし、圧倒的な攻撃力で他をねじ伏せ続けている首位ナポリ(勝ち点31)は、ここ2試合4失点を喫して連敗となっている10位キエーボ(勝ち点15)とのアウェイ戦に臨む。リーグ戦で好調を維持するものの、水曜日に行われたCLマンチェスター・シティ戦では2-4と打ち負け、グループステージ敗退が濃厚となってしまった。さらに代えの利かないグラムが右ヒザの前十字じん帯を損傷して今季絶望と、負の連鎖が続いた中、キエーボに勝利して代表ウィークに入れるか。

▽ミラン相手に今季最高の出来とも言える内容で快勝した3位ユベントス(勝ち点28)は、火曜日に行われたCLスポルティング・リスボン戦を復調しているイグアインのゴールで何とか引き分けに持ち込んだ。2位を死守して決勝トーナメント進出に近づいた中、ここまで全敗で最下位に沈むベネヴェントとのホーム戦を制し、ナポリとインテルを追走したい。

▽その他、前節ベネヴェント戦を5発圧勝した3位ラツィオ(勝ち点28)は、2連敗の後2連勝とした13位ウディネーゼ(勝ち点12)とのホーム戦を、強豪相手にことごとく敗れている7位ミラン(勝ち点16)は、前節ナポリ相手に一時同点としたものの1-3と敗れて2連敗中の16位サッスオーロ(勝ち点8)とのアウェイ戦に臨む。

※スタメン予想はイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』参照

◆セリエA第12節
▽11/4(土)
《26:00》
ボローニャ vs クロトーネ
《28:45》
ジェノア vs サンプドリア

▽11/5(日)
《20:30》
インテル vs トリノ
《23:00》
ユベントス vs ベネヴェント
ラツィオ vs ウディネーゼ
フィオレンティーナ vs ローマ
キエーボ vs ナポリ
カリアリ vs ヴェローナ
《26:00》
アタランタ vs SPAL
《28:45》
サッスオーロ vs ミラン

PR
関連ニュース

【セリエA第33節プレビュー】インテル、ミラノ・ダービー勝利でスクデット決定

インテルは今節、月曜に行われるミランとのダービーに勝利すると3季ぶり20度目のスクデット獲得となる。 前節カリアリ戦、FWラウタロを出場停止で欠いた首位インテル(勝ち点83)は、相手の老獪な戦いの前に2度のリードを追いつかれドローに持ち込まれた。それでも今節、宿敵ミラン相手に勝利すればスクデット獲得と舞台は整った。主将ラウタロが戻り、ベストメンバーで臨める中、5試合を残してスクデット決定となるか。 対する2位ミラン(勝ち点69)は前節、降格圏に沈むサッスオーロに3-3のドロー。2点のビハインドから追いつく形で勝ち点1を拾った格好だ。そして木曜に行われたヨーロッパリーグ(EL)ではローマ相手に2点を早々に先行され、その後数的優位となったものの反撃及ばず敗退に終わった。タイトル獲得の可能性は潰えたが、目の前で宿敵インテルの優勝を阻むために負けは許されない。 そして今節は5位ローマ(勝ち点55/1試合未消化)と4位ボローニャ(勝ち点59)によるチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いが行われる。CL出場枠の拡大によりイタリア勢は5位でも出場権を獲得できる可能性が高いと見られているが、確実ではないため4位を目指したいところ。 勝利してボローニャに1ポイント差に迫りたいローマは前節ウディネーゼ戦、DFエンディカがピッチで倒れて試合が中止に。エンディカは幸い、肺気胸で心臓に問題はなかったとのこと。そのローマはELでミラン相手に2-1で勝利。DFチェリクの退場で苦しくなったものの、絶好調DFマンチーニの3戦連発弾などで逃げ切った。昨季に続くベスト4進出の偉業を果たした中、ボローニャとのCL出場権を懸けたシックスポインターを制すことはできるか。 対するボローニャは前節、モンツァにゴールレスドロー。相手GKディ・グレゴリオの牙城を崩すことができなかった。2試合連続ゴールレスドローとなった中、ここまで10ゴールを挙げているFWザークツィーとFWオルソリーニはゴールをこじ開けることができるか。 FWヴラホビッチに幾つか好機があったものの、ゴールを決められずトリノとのダービーを引き分けた3位ユベントス(勝ち点63)は14位カリアリ(勝ち点31)と対戦。煮えきらない試合が続く中、3位キープのためには勝利が欲しいところだが、前節インテル相手に老獪な戦いぶりで引き分けに持ち込んだラニエリ監督率いるカリアリ撃破となるか。 MF鎌田がボランチでフル出場した前節サレルニターナ戦を4-1と快勝した7位ラツィオ(勝ち点49)は、金曜に12位ジェノア(勝ち点39)と対戦。サレルニターナ戦ではFWフェリペ・アンデルソンがドッピエッタの活躍でローマ・ダービー敗戦を払拭。しかしそのフェリペ・アンデルソンが今季限りでの退団を発表した。MFルイス・アルベルトに続く主力の流出が明るみとなったが、連勝として欧州カップ戦出場権争いに踏み留まりたい。 そしてフロジノーネ相手に2度のリードを生かせず引き分けた8位ナポリ(勝ち点49)は17位エンポリ(勝ち点28)と対戦する。 ◆セリエA第33節 ▽4/19(金) 《25:30》 ジェノアvsラツィオ 《27:45》 カリアリvsユベントス ▽4/20(土) 《25:00》 エンポリvsナポリ 《27:45》 ヴェローナvsウディネーゼ ▽4/21(日) 《19:30》 サッスオーロvsレッチェ 《22:00》 トリノvsフロジノーネ 《25:00》 サレルニターナvsフィオレンティーナ 《27:45》 モンツァvsアタランタ ▽4/22(月) 《25:30》 ローマvsボローニャ 《27:45》 ミランvsインテル 2024.04.19 18:00 Fri

次節ミラノ・ダービーでスクデットなるか…インテル指揮官「万全の準備をしていきたい」

インテルのシモーネ・インザーギ監督が引き分けを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 セリエA前節のウディネーゼ戦は土壇場で逆転勝利し、リーグ戦2連勝とした首位インテル。スクデットを手中に収めかけている中、14日の第32節ではカリアリをホームに迎えた。 フランス代表FWマルクス・テュラムのゴールで幸先良く先制したインテルだったが、その後は追加点奪えずハーフタイムに突入。1点リードで迎えた64分には同点ゴールを許してしまう。 それでも72分には相手のハンドでPKを獲得し、トルコ代表MFハカン・チャルハノールが決めて再びリード。しかし、83分に再び追いつかれると、後半アディショナルタイムにはロングカウンターからあわや逆転負けのピンチを迎えた。 苦戦しながらも勝ち点「1」を獲得したインザーギ監督は、カリアリの戦いぶりを称賛。守備面で隙があったとも認めている。 「カリアリの調子が良いことはわかっていた。彼らは諦めなかったし、前半と後半のどちらも彼らのカウンター攻撃に少し苦戦した」 「2度リードを奪ったし、ファンの前で勝ちたかったから残念だ。我々は大きな目標に近づいているが、それを数字的にも確実なものにするには、まだポイントを積み上げる必要がある」 「我々は彼らにいくつかチャンスを与えてしまったが、チームとしてもっとうまく機能するべきだったし、彼らの最初のゴールを防ぐためにスペースを埋めるべきだった」 「2点目は少し不運だったが、最後は我々のCKから危険なカウンターを許してしまった。いつもなら相手のカウンター攻撃には我々の方がうまく対応できるが、カリアリの調子が良く、ストライカーの動きも良かった」 次節はミランとのミラノ・ダービーを控えるが、これに勝利すればインザーギ監督は3シーズンぶり2度目のスクデット獲得が決定。当然、宿敵に勝利してのリーグ優勝が理想のシナリオで、インザーギ監督はできる限りの準備を進めていく。 「ミランに勝てれば嬉しいし、可能な限り最高のパフォーマンスを出せるよう、偉大なダービーに向けて準備していく」 「来週の月曜日にゴールラインを切れるのがベストだが、それが叶わなければその後にも試合がある。ミランは自分たちのファンの前でベストを出したいだろう」 「我々はいつものように次の試合に向かい、今日の試合を分析する。月曜日に向けて万全の準備をしていきたいと思う。ベストな選択ができるよう、全員が出場できるように努める」 2024.04.15 12:16 Mon

2度のリードを追いつかれてドローのインテル、次節ミラノ・ダービー勝利でスクデット獲得【セリエA】

インテルは14日、セリエA第32節でカリアリをホームに迎え、2-2で引き分けた。 前節ウディネーゼ戦を後半追加タイム弾で劇的逆転勝利とした首位インテル(勝ち点82)は、ラウタロが出場停止の中、テュラムと2トップを形成したのはサンチェスとなった。 13位カリアリ(勝ち点30)に対し、立ち上がりからボールを握ったインテルは5分、CKの流れからバレッラのボレーでGKを強襲。そして12分、あっさり先制する。 サンチェスがボックス右ポケットを突いてクロス。マイナスクロスをテュラムが押し込んだ。 先制したインテルがハーフコートゲームを続ける中、25分にはボックス左に侵入したバストーニが相手DFに倒されたが、PK獲得はならず。前半半ば以降も主導権を握ったインテルが1点のリードでハーフタイムに入った。 迎えた後半、開始3分にディマルコのボレーで追加点に迫ったインテルが敵陣でのプレーを続ける中、62分にはチャルハノールの直接FKでGKを強襲した。 しかし64分、ワンチャンスで追いつかれる。ロングボールをルブンボに落とされ、ショムロドフにボレーを蹴り込まれた。 それでも72分、インテルがPKを獲得。フラッテージのヘディングシュートがミナのハンドを誘った。このPKをチャルハノールが決めた。 しかし終盤の83分に再び追いつれる。二次攻撃を受けた流れからヴィオラにシュートを蹴り込まれた。追加タイムにはロングカウンターを受けた流れからヴィオラに決定的なヘディングシュートを許すもGKゾマーの正面を突き、2-2でタイムアップ。 次節ミランとのダービーで勝利すると3季ぶり20度目のスクデット獲得になる状況となった。 2024.04.15 05:44 Mon

「ラウタロの苦しみは愛と責任感から」インテルのマロッタ元帥が“主将”を語る「...ならディマルコが正式に」

インテルの最高経営責任者(CEO)、ジュゼッペ・マロッタ氏があれこれ語った。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 その慧眼と交渉手腕、錬金術により、国内敵なしのインテルを築いたマロッタCEO。チームの3季ぶりスクデットがほぼ確実となったなか、ミラノ市内で開催されたイベントに登壇し、“現場”へ「最後まで全力で」と呼びかけた。 「感情を爆発させたいという大きな欲求がある。祝賀会はエキサイティングなものになるだろうが、まだ勝ち点は足りていないし、対戦相手のこともリスペクトすべきだ。集中して頑張ろう」 14日の第32節・カリアリ戦については「もし我々が勝ってもカリアリは残留争いで生き残るだろう」とし、3月以降ノーゴールで今節出場停止の主将FWラウタロ・マルティネスにも触れる。 「いま最も苦しんでいる選手かな。ピッチに足を踏み入れる前から、大きな緊張感に苛まれているようだ。これが何を意味するかわかるね? ラウタロのクラブに対する愛と責任感であり、この状況もとても重要なものだ」 「私は毎日ロッカールームでラウタロと話し、そこから他の選手たちの状況も読み取っていく。導き出されるひとつの結論は、ピッチでも平日でも、今この瞬間さえも、ラウタロは“模範”なのだ」 そんな主将ラウタロが不在のカリアリ戦…インテル愛と言えば、ミラノ生まれの自国民DFフェデリコ・ディマルコが真っ先に浮かぶ方も多いかと思うが、ゲーム主将は別の選手になりそうだ。 「ウディネーゼ戦(8日)でイタリア人選手は両軍先発22人中3人だけだった。今日のサッカーはワールドワイドであり、イタリア人がイタリアでプレーする機会が減っている」 「そんななかでだ。フェデリコ・ディマルコはインテルと共に育ったウルトラスであり、未だにインテリスタ感覚でインテルの選手をやっているようなヤツだ(笑)」 「しかし、キャプテンを務めるには学びも必要。ディマルコがいつかキャプテンになりそうな雰囲気があるのは正しいことと言えよう。仮にラウタロが引退ならディマルコが正式なキャプテンだろう」 2024.04.12 14:10 Fri

イタリア産CBボンジョルノに欧州各国からも熱い眼差し…アトレティコも真剣に吟味中

トリノのイタリア代表DFアレッサンドロ・ボンジョルノ(24)に欧州各国から熱い眼差しが向けられる。スペイン『Fichajes』が伝えている。 その名前を一度聞いたら、忘れることは決してないであろう男、ボンジョルノ。名前のインパクトはさておき、今季カルチョの中堅トリノでジワジワ評価を高めてきたセンターバックだ。 まだ通算3キャップのイタリア代表でも序列が高まっており、今夏のユーロ2024行きは確実か。その一方、クラブレベルでも今夏ステップアップの可能性が指摘される。 関心を寄せるはインテルやミランに始まり、イングランドからはチェルシー、スペインからはアトレティコ・マドリー。ジャーナリストのルディ・ガレッティ氏によると、現状最も熱心なのはインテルだという。 トリノの評価額は、その市場価値と同じ3000万ユーロ(約49億4000万円)。インテルが獲得に本腰を入れる一方、アトレティコもケガがちなウルグアイ代表DFホセ・マリア・ヒメネスに代わる新たな最終ラインの“核”として吟味中とのことだ。 2024.04.09 14:40 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly