今季CL初出場のデレ・アリが2ゴールの大仕事! 2連覇中の王者マドリー撃破のスパーズが決勝T進出!《CL》
2017.11.02 07:17 Thu
▽チャンピオンズリーグ(CL)・グループH第4節、トッテナムvsレアル・マドリーが1日にウェンブリー・スタジアムで行われ、ホームのトッテナムが3-1で勝利した。この結果、トッテナムが2節を残して決勝トーナメント進出を決めた。
▽一方、CLでは上々の戦いぶりを見せている一方、国内リーグでは苦戦を強いられているマドリーは、直近のジローナ戦で昇格組相手に1-2で敗れ、早くも今季2敗目を喫した。トッテナム同様にその一戦からバウンスバックが求められるジダン率いるチームは、ジローナ戦で負傷したヴァランに代わってナチョを起用した以外、同じメンバーを起用。また、正GKケイロル・ナバスが間に合わなかったため、控えGKカシージャが今季CL初出場となった。
▽互いに前回対戦と同じ布陣で臨んだ中、開始3分にボックス手前でパスを受けたイスコが最初の枠内シュートを放つ。その後は切り替えの場面で集中力を切らさず、緊迫感のある攻防が続く。10分には相手陣内中央でボールを受けたケインの浮き球パスに反応したエリクセンがゴール前に抜け出すが、シュートをもたついた際に後方DFにクリアされる。この直後にはルーズボールに競り勝ったケインがボックス付近でループシュートを放つが、これはGKカシージャにキャッチされた。
▽その後は前回対戦と同様にマドリーがボールを保持する時間が続くが安定した守備と切り替えで勝るトッテナムが主導権を握る。しかし、25分にアクシデントが発生。ドリブルで相手陣内深くまで持ち上がったアルデルヴァイレルトが右ハムストリングを痛めプレー続行不可能に。これを受けて、ムサ・シッソコが緊急投入されてダイアーが3バックの中央、ウィンクスがアンカーに下がり、ムサ・シッソコはインサイドMFに入った。
▽前回対戦と同様に先制を許したマドリーはすぐさま反撃を開始。29分にはボックス右でパスを受けたカゼミロがシュートも、これはコースが甘くGKロリスにキャッチされる。続く32分にはボックス左で細かいまたぎフェイントを見せたクリスティアーノ・ロナウドがDF2枚に飛び込ませず、ニアを狙ったシュートもこれはGKロリスが見事な反応ではじき出す。
▽前半終了間際にはよりオープンな展開となった中、ゴール前でケイン、C・ロナウドと互いのエースに決定的な場面が訪れるが、共に相手守備陣の身体を張った好守備に阻まれて前半はこのまま1-0のスコアで終了した。
▽迎えた後半も試合展開に大きな変化はなし。前がかりなマドリーに対して、ケインとデレ・アリが前線で起点を作るトッテナムは鋭いカウンターからゴールを目指す。すると56分、ダイアーからバイタルエリアでパスを受けたデレ・アリが鋭いターンから対面のカゼミロを巧みなドリブルで振り切りボックス右から右足を振り抜く。これがDFセルヒオ・ラモスにディフレクトすると、ゴール右隅の絶妙なコースに決まり、幸運な形からホームチームに追加点が生まれた。
▽ツキに恵まれず2点のビハインドを負ったマドリーは、形振り構わぬ猛攻に出る。61分にはセットプレーの流れからゴール前に混戦が生まれゴール至近距離でセルヒオ・ラモスがシュート。だが、これは味方のC・ロナウドがブロックする形となり、またしてもツキに見放される。
▽一方、前回対戦を教訓に相手の攻撃にきっちりアジャストするトッテナムは、65分に前線3人の見事な連係から試合を決定付ける3点目を奪う。自陣中央でクリアボールを拾ったデレ・アリが相手DFとうまく入れ替わって前線のケインに繋ぐ。DFを引き連れながら右のスペースに流れたケインは冷静に中央へフリーで走り込むエリクセンにスルーパスを送ると、ボックス内に抜け出したエリクセンが冷静にGKとの一対一を制した。
▽相手の策略にまんまと嵌って痛恨の3失点目を喫したマドリーは、74分にイスコとベンゼマを下げてマジョラルとアセンシオの若手アタッカーを同時投入。対するトッテナムはウィンクスに代えてデンベレ、78分には負傷明けのケインを下げてジョレンテを投入し逃げ切りを図る。
▽その後はマドリーがトッテナム陣内でハーフコートゲームを展開していく中、80分にようやくゴールが生まれる。右サイドでアクラフが入れたクロスがDFに当たってファーに流れる。これをゴールラインぎりぎりでマルセロが浮き球で折り返すと、ゴール前の混戦から最後は味方マジョラルのトラップ際に反応したC・ロナウドが右隅に蹴り込み、CL4試合連続ゴールを達成した。
▽その後はデンベレとセルヒオ・ラモスが激しくやり合うなど、バチバチの戦いが続くもきっちりマドリーの猛攻を耐えきったトッテナムが3-1で勝利。今季CL初出場のデレ・アリの2ゴールなどで2連覇中の王者に完勝したトッテナムが、2節を残して決勝トーナメント進出を決めた。
▽一方、今季CL初黒星で公式戦2連敗のマドリーだが、3位ドルトムントが最下位アポエルと引き分けたことで、勝ち点5差の中で残り2試合での決勝トーナメント進出を目指すことになった。
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▽勝ち点7で並ぶ両者が聖地ウェンブリーに舞台を移して激突したビッグマッチ。敵地での前回対戦で1-1のドローに持ち込んだトッテナムは、その直後に行われたリバプールとのリーグ戦でも4-1の大勝。だが、EFLカップでウェストハムに、先週末のリーグ戦ではマンチェスター・ユナイテッドに競り負け、今季初の公式戦連敗を喫した。連敗ストップを目指すこの一戦に向けては、負傷明けのエースFWケインが公式戦2試合ぶりの復帰を果たし、ユナイテッド戦を欠場したダビンソン・サンチェス、トリッピアーが、ムサ・シッソコ、オーリエに代わって先発入り。なお、昨季ELで3試合の出場停止を科されていたデレ・アリはケインと前線でコンビを組み今季CL初出場を飾った。▽互いに前回対戦と同じ布陣で臨んだ中、開始3分にボックス手前でパスを受けたイスコが最初の枠内シュートを放つ。その後は切り替えの場面で集中力を切らさず、緊迫感のある攻防が続く。10分には相手陣内中央でボールを受けたケインの浮き球パスに反応したエリクセンがゴール前に抜け出すが、シュートをもたついた際に後方DFにクリアされる。この直後にはルーズボールに競り勝ったケインがボックス付近でループシュートを放つが、これはGKカシージャにキャッチされた。
▽その後は前回対戦と同様にマドリーがボールを保持する時間が続くが安定した守備と切り替えで勝るトッテナムが主導権を握る。しかし、25分にアクシデントが発生。ドリブルで相手陣内深くまで持ち上がったアルデルヴァイレルトが右ハムストリングを痛めプレー続行不可能に。これを受けて、ムサ・シッソコが緊急投入されてダイアーが3バックの中央、ウィンクスがアンカーに下がり、ムサ・シッソコはインサイドMFに入った。
▽ディフェンスリーダーの負傷交代に浮足立つと思われたホームチームだが、逆にスコアを動かす。27分、ダイアーのサイドチェンジに反応したトリッピアーがボックス右から右足のダイレクトクロス。これをゴール前に走り込んだデレ・アリがDFナチョより先に右足で触り、ゴールネットを揺らした。この場面ではトリッピアーがオフサイドラインを越えたように見えたもののゴールは認められた。
▽前回対戦と同様に先制を許したマドリーはすぐさま反撃を開始。29分にはボックス右でパスを受けたカゼミロがシュートも、これはコースが甘くGKロリスにキャッチされる。続く32分にはボックス左で細かいまたぎフェイントを見せたクリスティアーノ・ロナウドがDF2枚に飛び込ませず、ニアを狙ったシュートもこれはGKロリスが見事な反応ではじき出す。
▽前半終了間際にはよりオープンな展開となった中、ゴール前でケイン、C・ロナウドと互いのエースに決定的な場面が訪れるが、共に相手守備陣の身体を張った好守備に阻まれて前半はこのまま1-0のスコアで終了した。
▽迎えた後半も試合展開に大きな変化はなし。前がかりなマドリーに対して、ケインとデレ・アリが前線で起点を作るトッテナムは鋭いカウンターからゴールを目指す。すると56分、ダイアーからバイタルエリアでパスを受けたデレ・アリが鋭いターンから対面のカゼミロを巧みなドリブルで振り切りボックス右から右足を振り抜く。これがDFセルヒオ・ラモスにディフレクトすると、ゴール右隅の絶妙なコースに決まり、幸運な形からホームチームに追加点が生まれた。
▽ツキに恵まれず2点のビハインドを負ったマドリーは、形振り構わぬ猛攻に出る。61分にはセットプレーの流れからゴール前に混戦が生まれゴール至近距離でセルヒオ・ラモスがシュート。だが、これは味方のC・ロナウドがブロックする形となり、またしてもツキに見放される。
▽一方、前回対戦を教訓に相手の攻撃にきっちりアジャストするトッテナムは、65分に前線3人の見事な連係から試合を決定付ける3点目を奪う。自陣中央でクリアボールを拾ったデレ・アリが相手DFとうまく入れ替わって前線のケインに繋ぐ。DFを引き連れながら右のスペースに流れたケインは冷静に中央へフリーで走り込むエリクセンにスルーパスを送ると、ボックス内に抜け出したエリクセンが冷静にGKとの一対一を制した。
▽相手の策略にまんまと嵌って痛恨の3失点目を喫したマドリーは、74分にイスコとベンゼマを下げてマジョラルとアセンシオの若手アタッカーを同時投入。対するトッテナムはウィンクスに代えてデンベレ、78分には負傷明けのケインを下げてジョレンテを投入し逃げ切りを図る。
▽その後はマドリーがトッテナム陣内でハーフコートゲームを展開していく中、80分にようやくゴールが生まれる。右サイドでアクラフが入れたクロスがDFに当たってファーに流れる。これをゴールラインぎりぎりでマルセロが浮き球で折り返すと、ゴール前の混戦から最後は味方マジョラルのトラップ際に反応したC・ロナウドが右隅に蹴り込み、CL4試合連続ゴールを達成した。
▽その後はデンベレとセルヒオ・ラモスが激しくやり合うなど、バチバチの戦いが続くもきっちりマドリーの猛攻を耐えきったトッテナムが3-1で勝利。今季CL初出場のデレ・アリの2ゴールなどで2連覇中の王者に完勝したトッテナムが、2節を残して決勝トーナメント進出を決めた。
▽一方、今季CL初黒星で公式戦2連敗のマドリーだが、3位ドルトムントが最下位アポエルと引き分けたことで、勝ち点5差の中で残り2試合での決勝トーナメント進出を目指すことになった。
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