興梠20点目&ラファエル・シルバ2GもG大阪が再三追いつき白熱の試合はドロー決着《J1》
2017.10.22 19:09 Sun
▽明治安田生命J1リーグ第30節の浦和レッズvsガンバ大阪が22日に埼玉スタジアム2002で行われ、3-3の引き分けに終わった。
▽浦和(勝ち点45)は、ここまで13勝6分け10敗で7位と苦しんでいるものの、ミッドウィークにはAFCチャンピオズリーグ(ACL) 2017準決勝2ndレグで上海上港(中国)を1-0で下し、決勝に進出。日本勢としては、今節の対戦相手である2008年のG大阪以来となっている。浦和は、そのACL準決勝2ndレグからスタメンを1名のみ変更。武藤雄樹を外し、ズラタンを起用した。
▽対するG大阪(勝ち点40)も、ここまで11勝7分け11敗で10位と低迷中だ。直近の公式戦8戦連続で勝ちがなく、特に前節は降格の危機に瀕しているアルビレックス新潟(勝ち点16)に0-1で敗北。最下位のクラブに17試合ぶりの白星を献上する結果となった。G大阪は、そのショッキングな試合からスタメンを4名変更。オ・ジェソク、井出、泉澤、長沢に代えて、初瀬、倉田、中原、赤崎を起用し、プライドを懸けた一戦に臨んだ。
▽試合の序盤は中盤での応酬が続いたが、最前線の興梠を中心に前線からの圧力を高める浦和がやや優勢を保つ。なかなか相手のボックスに近づけないG大阪は、遠藤保と左SBの藤春のコンビネーションで左サイドの切り崩しを図るものの、好機を掴めない。
▽21分には、浦和にチャンスが到来する。自陣内センターサークルでボールを持った遠藤航が、ラファエル・シルバにフィードを供給。ラファエル・シルバがボックス左に飛び出してきたGK東口との一対一になると、ループシュートで頭上を狙う。しかし、これは枠を捉えなかった。
▽それでも、試合は引き続き浦和のペースで進行。柏木を経由する形で中盤の支配力を高めると、前半終了間際の45分にはボックス手前中央で長澤が倒され、FKを獲得する。キッカーの柏木は、鋭い回転をかけて落ちるボールを蹴り込んだが、枠をわずかに越えた。
▽スコアレスで試合を折り返して後半を迎えると、早々に浦和が先制点をもぎ取った。50分、青木が自陣から中央をオーバーラップして興梠とのワンツーでボックス内に侵攻。DFと競り合いながらもシュートを放つと、これがラファエル・シルバの下にこぼれる。ラファエル・シルバが冷静に蹴り込み、ネットを揺らした。
▽しかし得点も束の間、直後の54分に同点弾が生まれる。敵陣中央右でFKを獲得すると、キッカーの初瀬がファーに合わせていく。反応した遠藤保がボックス左から左足で中央に折り返し、ファン・ウィジョが頭で押し込んだ。
▽試合が白熱した展開となると、64分にはボックス左手前でボールを持ったラファエル・シルバが自ら狙い、ゴール右上隅に高精度のシュートを流し込んだ。すると再び、G大阪が直後に得点を決め切る。右サイドから倉田がクロスを供給すると、ボックス内中央の赤崎が下がりつつ右足ボレーシュート。これが中央に突き刺さった。
▽試合がオープンな展開となり始めると、73分にはホームチームのスコアラーが仕事を果たす。カウンターの場面で柏木が最前線にボールを供給。左サイドからダイアゴナルに動き出した興梠がボックス内右で受け、ゴール左端を射抜いた。J1得点ランク単独トップとなる20得点目を決めた興梠は、77分に梅崎と交代。ピッチを退く際には、スタジアムが歓声に包まれた。
▽その後、浦和は試合終了間際までリードをキープ。しかし、G大阪が3度目の意地をみせる。92分、右CKの場面でキッカーは初瀬。インスイングのクロスが供給されると、途中出場の呉屋が身体で押し込み、またしても同点とした。
▽結局、試合は浦和が3度のリードをいずれも守り抜くことができず、ドローで決着を迎えた。この結果、G大阪は勝利こそできなかったもののリーグでの連敗を「3」でストップ。対する浦和は、劇的な展開でホームでの白星を取り逃すこととなった。
▽浦和(勝ち点45)は、ここまで13勝6分け10敗で7位と苦しんでいるものの、ミッドウィークにはAFCチャンピオズリーグ(ACL) 2017準決勝2ndレグで上海上港(中国)を1-0で下し、決勝に進出。日本勢としては、今節の対戦相手である2008年のG大阪以来となっている。浦和は、そのACL準決勝2ndレグからスタメンを1名のみ変更。武藤雄樹を外し、ズラタンを起用した。
▽試合の序盤は中盤での応酬が続いたが、最前線の興梠を中心に前線からの圧力を高める浦和がやや優勢を保つ。なかなか相手のボックスに近づけないG大阪は、遠藤保と左SBの藤春のコンビネーションで左サイドの切り崩しを図るものの、好機を掴めない。
▽21分には、浦和にチャンスが到来する。自陣内センターサークルでボールを持った遠藤航が、ラファエル・シルバにフィードを供給。ラファエル・シルバがボックス左に飛び出してきたGK東口との一対一になると、ループシュートで頭上を狙う。しかし、これは枠を捉えなかった。
▽浦和から効果的なプレーが出始めると、敵地で意地をみせたいG大阪からは、ファン・ウィジョが気迫のこもったプレーを披露する。35分、中盤左サイドでボールを受けたファン・ウィジョは、トラップと同時に遠藤のスライディングを回避。そのままドリブルで運ぶと、チェックに来た青木も翻弄してボックス内左に侵攻していく。最後は右足でファーを狙ったが、GK西川に弾かれた。
▽それでも、試合は引き続き浦和のペースで進行。柏木を経由する形で中盤の支配力を高めると、前半終了間際の45分にはボックス手前中央で長澤が倒され、FKを獲得する。キッカーの柏木は、鋭い回転をかけて落ちるボールを蹴り込んだが、枠をわずかに越えた。
▽スコアレスで試合を折り返して後半を迎えると、早々に浦和が先制点をもぎ取った。50分、青木が自陣から中央をオーバーラップして興梠とのワンツーでボックス内に侵攻。DFと競り合いながらもシュートを放つと、これがラファエル・シルバの下にこぼれる。ラファエル・シルバが冷静に蹴り込み、ネットを揺らした。
▽しかし得点も束の間、直後の54分に同点弾が生まれる。敵陣中央右でFKを獲得すると、キッカーの初瀬がファーに合わせていく。反応した遠藤保がボックス左から左足で中央に折り返し、ファン・ウィジョが頭で押し込んだ。
▽試合が白熱した展開となると、64分にはボックス左手前でボールを持ったラファエル・シルバが自ら狙い、ゴール右上隅に高精度のシュートを流し込んだ。すると再び、G大阪が直後に得点を決め切る。右サイドから倉田がクロスを供給すると、ボックス内中央の赤崎が下がりつつ右足ボレーシュート。これが中央に突き刺さった。
▽試合がオープンな展開となり始めると、73分にはホームチームのスコアラーが仕事を果たす。カウンターの場面で柏木が最前線にボールを供給。左サイドからダイアゴナルに動き出した興梠がボックス内右で受け、ゴール左端を射抜いた。J1得点ランク単独トップとなる20得点目を決めた興梠は、77分に梅崎と交代。ピッチを退く際には、スタジアムが歓声に包まれた。
▽その後、浦和は試合終了間際までリードをキープ。しかし、G大阪が3度目の意地をみせる。92分、右CKの場面でキッカーは初瀬。インスイングのクロスが供給されると、途中出場の呉屋が身体で押し込み、またしても同点とした。
▽結局、試合は浦和が3度のリードをいずれも守り抜くことができず、ドローで決着を迎えた。この結果、G大阪は勝利こそできなかったもののリーグでの連敗を「3」でストップ。対する浦和は、劇的な展開でホームでの白星を取り逃すこととなった。
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